豆苗

とうみょう

豆苗(とうみょう)とは、緑黄色野菜でエンドウの若い葉と茎を食用にしたものです。スプラウト(新芽野菜)の一種です。
中国では「ドウミャオ」と呼ばれ、高級食材として扱われていた時期もあるそうです。

今では、スーパーなどで貝割れ大根やブロッコリースプラウトなどと同じコーナーに陳列されているのを見受けられます。
スプラウトはもやしに始まり、上記の貝割れ大根やブロッコリースプラウト、アルファルファ、などがありますが、植物の種子には生命を維持していくうえで必要とされる栄養成分が豊富に含まれています。
それが発芽することで、新たなビタミンやミネラルなどの栄養素を作り出していきます。

豆苗の食べ方

豆苗の食べ方としては、サラダがお手軽ですが、他にも炒め物や和え物、おひたしなどでもおいしくいただくことができます。
鍋に入れてもおいしいので、様々な鍋物で試してみましょう。

再収穫できる

根だけを残したら、器に入れ3分の1程度水を入れれば又芽が出てきます。
通常の場合では10日から2週間程度で10~15cmくらいにはなります。毎日水を取り替えることが必要です。

主な産地

主産地は関東では茨城、栃木、東京、等、他は静岡。

 

豆苗に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 

 豆苗・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 31  4,8  0,5  4,3  3  210  18  57  1,0   0,6

ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 390  0,24  0,30  150  74  0  3,1  0

 

豆苗の効能

豆苗の優れている点としては、カロテンやビタミンC、ビタミンE、ビタミンE、葉酸などが豊富に豊富に含まれているところです。

豆苗に含まれるこれらの栄養素は、一般的な緑色葉物野菜をはるかに上回ります。

カロテンの効能としては、皮膚や粘膜を健康をすることです。ビタミンCやEは抗酸化作用がありますから、生活習慣病の予防や老化を防止することが期待できます。

葉酸は「造血のビタミン」ともいわれ、新しい赤血球を正常に作り出すために必要不可欠な栄養素です。

 

豆苗の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・天然物は春~初夏
  • 理想的な保存方法・・・専用の容器に入ったものはそのまま冷蔵庫へ・ばらしたものはポリ袋に入れる
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度

 

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