うぐい

うぐい

うぐいはコイ目コイ科ウグイ亜目に分類される魚です。
大まかな見方をするとワカサギを大きくしたような形で、大きなものは50cmを超えます。
腹部は銀白色をしていますが繁殖期になると赤い側線が3本出てきます。
日本では沖縄を除く全国で見ることができます。
通常は河川の上流部から下流部に広く生息しますが、汽水域でも見ることができます。
汽水域や内湾に生息し、産卵時に河川を遡上するものは「マルタ」とか「マルタウグイ」と呼ばれます。これはウグイの近縁種に当たります。

うぐいの地方名

「ハヤ」と呼ぶ地方が多くあります。「ヤマコ」「アカハラ」とも呼ばれます。

分布の広さからアイソ、アカハラ、クキ、タロ、ニガッパヤ、イダ、ヒヤレなど各地の独特な名前が付けられている。

引用元:wikipedia.

うぐいの漁と釣り方

各地で様々な漁獲法があります。
投網で獲る「投網漁」「せつき漁」、竹で編んだ漁具を利用する「うぐい突き漁」、「つけ場漁」等があります。

うぐいは雑食ですから様々な釣り方ができます。
例えば、毛ばりを使う「テンカラ」「フライ」、みみずや魚肉ソーセージ、川虫、蜂の子、サシ、等の餌を使う「浮き釣り」「ミャク釣り」、たくさんの針が付いている仕掛けで引っ掛ける「コロガシ釣り」、練り餌を使う「ぶっこみ釣り」、ルアーでも釣れることがあります。

うぐいの食べ方・料理

小骨が多く泥臭さが残るためおいしいとは言えません。
一部地域では、甘露煮や塩焼き、燻製、煮付け、天ぷら等で食されています。

滋賀県では特産物の「フナ寿司」を作る際、うぐいを代用として使うこともあるそうです。

うぐいに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 うぐい・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 100  20,1  1,5  0,2  83  340  69  240   0,7   3,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 41  0,03  0,11  8  微量  93  0  0,2

栄養成分の詳細
うぐいに多く含まれる栄養成分。

 

 

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うぐいの効能

亜鉛が比較的多く含まれています。
亜鉛は100種類以上の酵素に含まれる必須元素で、タンパク質や遺伝情報物質DNAの合成や、糖質、脂質の代謝、インスリンの合成、免疫反応などに関与しています。
又、最近の研究では脳機能を活性化させ、学習能力の向上に効果があると言われます。

うぐいの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・「桜うぐい」と呼ばれ食されるのは4月から5月中旬
  • 理想的な保存方法・・・下処理をして冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷凍では長期保存が可能

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