おごのり

のり

オゴノリは紅藻(こうそう)の一種です。
潮間帯(ちょうかんたい)の岩場に生育していいますので、干潮になれば各地の磯で見ることができます。
因みに、潮間帯とは最大満潮時には海面下にあり、最低干潮時には露出する岩場などです。

オゴノリの産地

日本では各地で採取されています。
オゴノリは世界各地からも輸入されています。
最も多く輸入しているのがチリ。他はフィリピン、韓国、台湾、ブラジル、南アフリカ、等。

オゴノリの食べ方・利用法

オゴノリは生で食すると食中毒を起こす危険性があります。亡くなっている方もいるそうです。

海から採取したオゴノリや近縁種を食べて食中毒を起こした例が国内外に多数あり、死者も出ている。この原因としては、オゴノリ自体によって作られるプロスタグランジンや、着生したプランクトンに由来する毒素などが考えられているが、いまだ明確ではない。

引用元:wikipedia

一般に出回っているものは、石灰によるアルカリ処理をしてあります。
刺身のツマ、酢の物、和え物、等。寒天の原料にもなっています。

オゴノリに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 オゴノリ(塩蔵・塩ぬき)

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 21  1,3  0,1   8,8  130  1  54  14   4,2   0,2 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 65  0,02  0,18  3   0  11  7,5  0,3

栄養成分の詳細
オゴノリに多く含まれる栄養成分。

 

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オゴノリの効能

ミネラル、ビタミンともに量は多くありませんがカリウム以外バランスよく含まれています。
カルシウムが多いほうですが、カルシウムは骨や歯を丈夫にする役割の他に、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。

オゴノリの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・採取される時期は冬から春
  • 理想的な保存方法・・・直射日光・高温多湿をさけ保存(塩蔵)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・未開封で3ヶ月程度(開封後は早めに食べる)

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