かのこ

かのこ

かのこ(鹿の子)は鹿の小餅と呼ばれる和菓子です。
名前の由来は、表面の豆の粒が鹿の背中の斑点を思わせることから付けられたそうです。

材料に使われる豆は、小豆、うぐいす豆、うずら豆、金時豆、白いんげん、ささげ、そして蜜につけた栗などです。
餅か求肥(ぎゅうひ)、羊羹のどれかを芯にして、そのまわりに餡をつけます。表面につやを出すには寒天を用います。

栗をつかったものは、栗の産地である長野県小布施の銘菓になっています。
紅餡を芯にして白いんげんを使ったものは「京鹿の子」と呼ばれます。
小豆をまぶしたものは「小倉野(おぐらの)」とも呼ばれます。

かのこの歴史

かのこは日本で作られた和菓子で、宝暦年間に江戸の人形町にあった「エビス屋」という和菓子屋で初めて考案されたようです。
それが全国に広がり、芯に使う餅が求肥や羊羹も使いアレンジされていったとされます。

生八つ橋に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

かのこ(ようかんが芯・練り餡・蜜漬け小豆・寒天を使用)

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
264 4,8 0,4 60,4 22 61 14 56 1,6 0,6
ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
微量 0,01 0,03 微量 0 0 3,8 0,1

栄養成分の詳細

かのこに多く含まれる栄養成分。

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かのこに含まれる栄養成分の効能

原料に餅が使われることで糖質が多くなります。
糖質は体内でブドウ糖になり、小腸から吸収され肝臓に送られますが、一部は血液中に入り(血糖)、組織のエネルギー源になったり、筋肉グリコーゲンとして蓄えられることになります。

食物繊維が多いのは表面に使用している豆です。
食物繊維は乳酸菌などの有益菌を増やして腸内環境を改善する効果や排便をスムーズにし痔や便秘の改善する効果が期待できます。

かのこの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・開封後は冷蔵庫で保存(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・30日以上(冷凍の場合は長期保存が可)

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