かわはぎはふぐ目かわはぎ科に属する、北海道以南に生息する魚です。手のひらほどの大きさのものから、大きいものでも30cm位にしかなりません。
皮がざらざらしていて、包丁で引くというより手で皮をはぐことからこの名前がついたようです。
ふぐ目に属するからか、刺身は薄作りにすると上品な透き通るような身で、ほどよい歯ごたえと甘味があるのが特徴です。もしふぐに高級魚というイメージがなければ、ふぐよりおいしいかもしれません。
食べ方としては、刺身や煮つけが一般的ですが、なべにしてもかなりいいだしが出ます。特に肝を醤油に溶かして刺身とあえる「肝あえ」は絶品です。
スーパーなどでも時々見かけますが、そのほとんどは「うまずらはぎ」と呼ばれるかわはぎの似た魚です。味は少しおち、かわはぎに比べるとやや細めで尻尾の色が濃い藍色をしています。
かわはぎに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
かわはぎ・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
80 | 18.8 | 0,1 | 微量 | 110 | 380 | 13 | 240 | 0,2 | 0,4 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
2 | 0,02 | 0,07 | 6 | 微量 | 47 | 0 | 0,3 |
栄養成分の詳細
はわはぎに多く含まれる栄養成分。
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かわはぎの効能
ビタミンB6やビタミンDが含まれていることから、骨を強くしたり糖尿病を予防する効果が期待されます。
又、IPA(EPA)やDHAは血栓予防効果、脳機能の活性化、アレルギー症状の緩和等といった効果があります。
これらの成分から判断すると、骨粗しょう症、生活習慣病、アレルギー疾患、等に有効だと考えられます。
かわはぎの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・秋~冬
- 理想的な保存方法・・・キッチンペーパーなどで包みラップをして冷蔵庫へ
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度
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