くずまんじゅう

くずまんじゅう

葛饅頭(くずまんじゅう)は、餡を葛で包んだ和菓子・上生菓子です。
京都では「吉野葛」を使ったものをお茶の席等で使われます。
つるっとしたなめらかな舌触りと清涼感があることで、夏のお菓子として人気があります。

ただし、葛を使わず寒天や蕨、甘藷(かんしょ)デンプン、片栗粉等を使用したものも葛饅頭として売られていることもあります。

吉野葛とは

葛粉は秋の七草の一つ「くず」の根から得られるでんぷんを精製して作る食用粉です。
でんぷん類では最高級とされています。
吉野葛は葛の産地として有名な奈良県吉野地方で作られる本葛粉(上質の葛粉)です。

本葛粉は生産量も少なく高価なこともあり、甘藷デンプン(じゃがいも・さつまいものでんぷん)やコーンスターチ(とうもろこしのでんぷん)を混ぜたようなものも流通しているそうです。

葛に含まれる成分

フラボノイドの一種「イソフラボン」が含まれています。
これには更年期障害や骨粗しょう症、前立腺がん、子宮がん、糖尿病等に効果が期待できます。

昔は、風邪のときなどに体を温める目的で珍重されてきたそうです。

葛饅頭に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

葛饅頭

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
220 3,1 0,2 51,4 45 22 9 30 0,9  0,4
ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
0 0,01 0,02 1 0 0 2,2 0,1

栄養成分の詳細

葛饅頭に多く含まれる栄養成分。

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葛饅頭に含まれる栄養成分の効能

ナトリウムが多く含まれています。
ナトリウムは1日あたり6g以下の摂取が理想とされます。

摂り過ぎは細胞内外のミネラルバランスを崩し、むくみなどがでてきます。
又、慢性的に摂取が多く続くと高血圧や動脈硬化、胃潰瘍、胃がんなどをまねくおそれがあります。

葛饅頭の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・冷凍(食べるときはレンジで加熱する)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・長期保存が可能

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