こはだとは、コノシロの若魚のことです。
コノシロはニシン目ニシン科に分類される魚で、東北以南の太平洋及び日本海南部以南に生息します。
体長10cmほどのものを「こはだ」といい、酢で〆られ寿司ねたとして利用されます。
主に沿岸漁業の定置網や刺し網で漁獲されます。
堤防や港ではえさ釣りやサビキ釣りで釣れるときもあります。
こはだの特徴は、青魚特有の青緑色した背中側と腹は銀白色に小さな黒い斑点が並んでいます。
こはだは出世魚
出世魚とは大きくなるにつれ、名前が変わる魚です。
代表的なものに「ぶり」があります。
ぶりは関東では、「 ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」→「ブリ」と名前が変わります。
こはだは、「シンコ(4~10cm)」→「コハダ(10~14cm)」→「ナカズミ(15cm)」→「コノシロ(17cm以上)」というふうに変わります。
又、地域によっては、若魚の名前として、ツナシ(関西地方)、ハビロ(佐賀県)ドロクイ、ジャコ(高知県)などがあります。
こはだの食べ方
こはだの食べ方はほとんど酢で〆たものです。
寿司ネタや季節の野菜と和え物にしたりします。
コノシロになると、から揚げや刺身、塩焼きとしても食べられますが小骨が多いの難点です。
こはだの産地
静岡県の浜名湖周辺や、伊勢湾、瀬戸内、東京湾、九州沿岸、等、全国様々なところで漁獲されています。
こはだの選び方
体色が銀色で光沢があるもの。
目が澄んでいるもの。
身がやわらかくなっていないもの。
こはだに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
こはだ・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
160 | 19,0 | 8,3 | 0,4 | 160 | 370 | 190 | 230 | 1,3 | 0,7 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
微量 | 微量 | 0,17 | 8 | 0 | 68 | 0 | 0,4 |
栄養成分の詳細
こはだ多く含まれる栄養成分。
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こはだの効能
カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果が期待されます。
カルシウムも多く含まれますが、カルシウムは人体の2%前後をしめています。
その99%が骨や歯の成分で「貯蔵カルシウム」と呼ばれ、残りは筋肉などにあり「機能カルシウム」と呼ばれます。
体内に存在する残り1%のカルシウムは。血液や筋肉、すべての細胞に分布しています。
血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。
リンの多く含まれていますが、リンはカルシウムの次に体内に多く含まれ、体重の約1%位あります。その量の85%程度がカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。
こはだの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・秋から冬(周年食べられる)
- 理想的な保存方法・・・適切な下処理をした後、酢で〆ラップをして冷蔵庫へ
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で2~3日程度
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