さば水煮(缶詰)

さば

鯖の水煮は、生の鯖の切り身を薄い塩水で煮たもの。
缶詰は、生の鯖の切り身を缶に詰めてから高温で加熱調理されているものです。骨まで食べることができます。
青森産、千葉産、福井産、三陸産、などの日本近海で獲れた鯖や、ノルウェー産の鯖を使ったもの、天然塩を使ったものなど幾つかの種類が出回っています。

 さば水煮を多く消費する地域

鯖水煮の消費量が最も多い県は長野県です。
そのまま食べたり煮物にしたりなど頻繁に食卓に上がるそうですが、代表的な食べ方は筍の味噌汁。
「マガリタケ」と呼ばれる細い筍と鯖水煮を味噌で煮込んだ郷土料理です。

さば水煮の食べ方・料理

醤油やマヨネーズをかけてご飯のお供か酒の肴にすることが多い。
和え物や煮物、炊き込みご飯、炒め物、パスタ、汁物、サラダ、などにも利用できます。

さば水煮に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

鯖・水煮(液汁を除いたもの)

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 190  20,9 10,7  0,2  340  260  260  190   1,6   1,7
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,15  0,40  12  0  84  0  0,9

栄養成分の詳細
さば水煮に多く含まれる栄養成分。

 

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さば水煮の効能

さばにはEPAやDHAといった不飽和脂肪酸が多く含まれます。
これらには血液をさらさらにする効果やコレステロールを減らす効果、認知症の予防効果などがあると言われています。
又、柔らかくなった骨も含まれているのでカルシウムも豊富です。カルシウムは骨や歯を丈夫にする他、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。

ただし、缶詰はナトリウムが多めに含まれているので慢性的な過剰摂取は注意が必要です。

さば水煮の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・直射日光、高温多湿を避け常温で保存(開封後は冷蔵)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1年以上

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