すだち(酢橘)はミカン科の果実です。
ユズの近縁種で、かぼすと似ていますがかぼすのほうが倍以上の大きさがあるので容易に判断が付きます。
主に薬味として使用されるため青いときに出荷されるのですが、熟すと黄色くなります。
すだちの産地
すだちは徳島県で発見されたそうです。徳島県の県の花にも指定されています。
今でも全国シェアの90%以上を占めています。主な産地は神山町や佐那河内村です。
すだちの選び方
青みが鮮やかでつやがあるもの。傷やしわがないもの。
すだちの食べ方・レシピ・利用法
焼き魚や松茸、天ぷら等に搾って薬味にしたり、輪切りにしたものをうどんやラーメン、ソーメン等に入れたりして利用されることもあります。
他はスイーツの材料やジュース、ジャム、サラダ等でも食べられています。
すだちに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
すだち果皮・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
68 | 1,8 | 0,3 | 16,4 | 1 | 290 | 150 | 17 | 0,4 | 0,4 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
44 | 0,04 | 0,09 | 35 | 110 | 0 | 10,1 | 0 |
栄養成分の詳細
すだちに多く含まれる栄養成分。
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すだちの効能
酸味は柑橘類にある「クエン酸」です。
クエン酸は体内でできた酸性物質を分解してエネルギーに変える働きがあります。これにより疲労回復効果や自然治癒力を高める効果があります。
意外なのはカルシウム。
皮には多くのカルシウムが含まれます。ビタミンCや食物繊維もかなり含まれています。
カルシウムは骨や歯を丈夫にしますし、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。
すだちの保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・8~10月
- 理想的な保存方法・・・ポリ袋等冷凍庫へ
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷凍では半年以上
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