ふじまめ(藤豆)

ふじまめ

ふじまめ(藤豆)は、マメ科フジマメ属のつる性植物。
原産地はアフリカやアジア、インドで、日本へは9世紀(西暦801~900年)以降導入されたそうです。
藤豆と呼ばれるのは、藤の花を逆さまにしたような形の花であることからきています。

フジマメ

熱帯、亜熱帯に主に分布しており、食用の他に家畜の餌としても利用されています。
日本でも主に温暖な地域、関西以降九州方面で栽培されています。
莢の色は白や紫色になり、花や種子の色もそれぞれ違うので観賞用としても人気があるそうです。

ふじまめの別名

センゴクマメ(千石豆)、インゲンマメ(隠元豆)、アジマメ(味豆)。
白花千石豆は「加賀つる豆」とも呼ばれます。これは加賀の伝統野菜に指定されています。

ふじまめの食べ方・料理

若い 莢を食べる場合、天ぷらや茹でてから和え物、煮物、サラダ等で利用されます。
漢方薬の「ヘンズ(扁豆)」という名前で利用されています。

ふじまめに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ふじまめ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 33 2,5  0,1  7,4  微量  300  43  63  0,8  0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 20  0,08  0,10  120  13  0 3,3  0,2

栄養成分の詳細
ふじまめに多く含まれる栄養成分。

 

 

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ふじまめの効能

比較的多いのはカリウムです。
カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ高血圧を予防する効果があります。

漢方薬としては下痢や消化不良、等に効くそうです。

ふじまめの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏から秋
  • 理想的な保存方法・・・莢は茹でてビニール袋等に入れ冷蔵庫の野菜室へ。
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・2~3日

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