ほたるいか

いか

ホタルイカ(蛍烏賊)は、ツツイカ目 ホタルイカモドキ科に属します。「マツイカ」・「コイカ」のも呼ばれます。
イカの中では小さく、大きさは7・8cm程度。発光する部位があることでこの名前が付けられたようです。

普段は深海(200~700m)に生息しますが、春先になると産卵のため海岸近くに寄ってきます。富山市から魚津市の沖合いは「ホタルイカ群遊海面」として国の天然記念物に指定されています。

ホタルイカの産地

世界中で見るとホタルイカの仲間は40種類程生息しているそうです。
日本近海では北海道から熊野灘の太平洋側の一部と日本海に生息しています。

主な産地は富山県(富山湾)。
他は福井県、兵庫県、石川県、鳥取県、島根県など。

ホタルイカの選び方

胴回りが太いもの。身に艶とはりがあるもの。足が取れていないもの。目が濁っていないもの。生のものは特に透明なものが良い。

ホタルイカの食べ方・料理

鮮度が良いものは刺身が一番です。足のみを集めて使った刺身を「竜宮そうめん」と呼びます。
他はボイルや和え物、煮物、干物、パスタ、炒め物、沖漬け、燻製、佃煮、等。

ホタルイカに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ホタルイカ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 84  11,8  3,5  0,2  270  290  14  170   0,8   1,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1500  0,19  0,27  34  5  240  0  0,7

栄養成分の詳細
ホタルイカに多く含まれる栄養成分。

 

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ホタルイカの効能

ホタルイカは通常、内臓ごと食べるので、結果的に他のイカに比べビタミン類が多く含まれることになるのだと思います。

特に目立つのはビタミンA。
ビタミンAは「目のビタミン」ともいわれ、その働きとしては、目に必要不可欠なロドブシンという物質を作るのに重要な働きをしています。ロドブシンは、暗がりでもわずかな光に反応してこわれ、脳に刺激を与えた後、元の形に再生される物質です。他は、皮膚の肌荒れから守る役目や、病原菌の侵入を防ぐ役目。最近の研究ではビタミンAに含まれるβカロテンにがんの抑制効果があるとされ注目を集めています。

ホタルイカの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・4・5月
  • 理想的な保存方法・・・冷蔵・冷凍する場合は茹でる
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵では1・2日(鮮度による)

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