みるがい(ミルクイ)

貝

ミルガイ(海松貝)の正式名称は「ミルクイ」です。ミルクイガイとも呼ばれます。
バカガイ科の2枚貝で、殻長は15cm程の大きな貝。水管が殻の外まで出ているのが特徴です。

本ミルと白ミル

貝

白ミルと呼ばれる貝はナミガイという貝で上の写真のものです。ミルクイ(本ミル)があまり採れなくなった事で代用品として使われます。
ミルクイは白ミルと区別する意味で本ミル貝、あるいは黒ミル貝とも呼ばれます。

 ミルガイの産地

全国に分布します。
瀬戸内海(岡山県・香川県、山口県、等)、三河湾(愛知県)、千葉県、等。
韓国や中国、カナダ等からも輸入されています。

ミルガイの食べ方・料理方

代用品として使われる「ナミガイ」も美味です。
刺身や寿司ネタ、干物、バター焼、煮物、吸い物、等。

ミルガイに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ミルガイ水管・(生)

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 82  18,3  0,4  0,3  330  420  55  160   3,3   1,0
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  微量  0,14  13  1  36  0  0,8

栄養成分の詳細
ミルガイに多く含まれる栄養成分。

 

 

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ミルガイの効能

たんぱく質が比較的多く含んでいます。
タンパク質とはアミノ酸が多数結合した高分子化合物で、炭素や窒素、水素、酸素、イオウを含みます。
貝類にはアミノ酸であるタウリンなどが含まれますが、ミル貝にも多く含まれています。

タウリンには、交感神経抑制作用があります。これは塩分をとりすぎることで起こる高血圧を改善する効果があります。
又、血中の総コレステロール値を下げ、善玉コレステロールを増やします。結果として脳卒中や動脈硬化、心不全、心臓病などを予防します。

ミルガイの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬から春
  • 理想的な保存方法・・・冷蔵・冷凍
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵では2・3日

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