ようかん

羊羹

ようかん(羊羹)は、小豆の餡を「羊羹舟」という型に流し込んで寒天や小麦粉、葛粉で固めた和菓子です。
小麦粉や葛粉で固めるときは蒸します。これは蒸し羊羹と呼ばれます。
寒天で固めたものは「練り羊羹」と呼びます。

餡には栗やさつまいも、塩、色インゲン等を混ぜたものがあります。
菓子としては「棹物(さおもの)」に分類されます。そのため、1棹、2棹と数えます。

一説では、中国料理で羊の肉を煮たスープが基となっています。
日本には鎌倉時代ごろ禅僧により伝わったそうですが、禅宗では肉食は禁止されているため、精進料理として羊の代わりに小豆を用いたものが原型になっているそうです。

水羊羹(みずようかん)

水羊羹と羊羹の違いで大きな点は水分量です。
水羊羹は水分を多くして小豆と砂糖の量を減らし、一般の羊羹と同じように型の流し込んで作ります。
現在では夏の菓子ですが、昔は冬に自然に冷やして固めたそうです。

ようかんに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ようかん(練りようかん)

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
296 3,6 0,2 70,0 3 24 15 32 1,1  0,4
ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
0 0,01 0,02 1 0 0 3,1 0

栄養成分の詳細

ようかんに多く含まれる栄養成分。

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ようかんに含まれる栄養成分の効能

原料となる小豆にはサポニンという物質が含まれています。
これには、血糖値を抑制する効果があります。

食物繊維も比較的多いですが、これは寒天が原料になっているからでしょう。
寒天には多くの食物繊維が含まれており、コレステロールや血圧を下げる効果があります。

ようかんの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・常温で保存(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・商品に記載されている(5年も保存できるものもある)

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