わらび

わらび

わらび(蕨)はシダ科の一種。多年生の春の山菜です。
大きなものは1m以上になりますが、食べられるのは若芽のころの葉が開いていないものです。

わらびの毒

わらびは灰汁(アク)があります。
アク抜きをしないで食べると「わらび中毒」を起こすことになります。牛や馬、羊などの家畜もわらびを食べると中毒を起こします。

わらび中毒とは以下のようなものです。

1960年代に牛にワラビを与えると急性ワラビ中毒症として白血球や血小板の減少や出血などの骨髄障害、あるいは慢性血尿症が発生し、その牛の膀胱に腫瘍が発見された。

飲用元:wikipedia.ワラビ中毒

しかし、アク抜き処理をして副食として食べる程度であれば特に問題はありません。

 

わらびの摘み取り方と選び方

基本的に根元から折ります。適度な大きさは20~40cm位です。
それより大きくなっているものは根元から上の軟らかくなっている辺から折るようにします。硬いところは食べられません。

選び時のポイントは茎が太いものです。
あまり小さいものはよくありませんので、少し首が曲がっている適度な大きさが一番です。
又、表面の産毛があるものは新鮮なものです。

わらびの産地

全国の山野に自生しています。
市場に出荷されるものは栽培されているものがほとんどです。
生産量が多いのは、秋田や山形、北海道、青森、といった東北地方です。

わらびの食べ方・料理

まずはアク抜きをしなければなりません。
煮物、おひたし、炒め物、和え物、天ぷら、パスタの具、炊き込みご飯の具、味噌汁の具、等多くの料理で利用されます。

アク抜き方法

鍋に水を入れ沸騰させ重曹を入れます。
それにわらびを全部つかるように入れ、半日以上浸せばアクは抜けます。後は水で洗います。

わらびに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

わらび・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 21  2,4  0,1  4,0  1  370  16  47   0,7   0,6
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 18  0,02  1,09  130  11  0  3,6  0

栄養成分の詳細
わらびに多く含まれる栄養成分。

 

 

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わらびの効能

それほど目立ったものはありません。
食物繊維が比較的多く含まれます。これは腸内環境を改善する効果があります。

わらびの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・天然のものは春から初夏
  • 理想的な保存方法・・・アク抜きしてから、容器に水を入れて冷蔵庫で保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1~3日

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