アンゼリカ・アンジェリカ(西洋当帰)

アンゼリカ

セリ科の植物。セロリに似た香りがします。

原産地は北ヨーロッパから中央アジア。主に欧州各地からグリーンランド、シベリア、アルザス地方などの山地に自生します。大きなものは1,5m程に成長。

別名のアンゼリカ・アンジェリカはラテン語の「天使」に由来します。
疫病が流行したとき、多くの人たちを救ったハーブとして伝えられています。

セイヨウトウキの効能・メニュー

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セイヨウトウキの豆知識

  • 学名・・・Angelica archangelica
  • 英名・・・Angelica
  • 和名・・・西洋当帰、鎧草
  • 分類・・・セリ科
  • 別名・・・アンゼリカ、アンジェリカ

セイヨウトウキに含まれる成分

以下のような成分が含まれています。

精油はアンゲリカラクトン、アンゲリシン、アンゲリカ酸>、ベルガプテンを含み、その他にビタミンB群(葉酸、ビタミンB12ほか)を含む。エグザルトリドは女性には感覚されるが男性にはほとんど感じられない成分として知られている。

セイヨウトウキの利用法

利用する部位は花、茎、根、葉。根は刻んで乾燥させたものを使います。
種子から抽出するオイルは香水としても用いられます。

香りは強くほろ苦い。薬用以外は食用としても利用可能です。
茎を砂糖煮したものは製菓の材料としても利用されます。その代替として使われるのは「フキ」の甘露煮。これを「アンジェリカ」とも呼びます。

モイストポプリとしての利用法

ポプリとは室内香のひとつです。
ハーブやスパイス、果皮、花、葉、精油やポプリオイルなどの香料を混ぜ合わせ容器に入れて熟成させます。

ポプリにはドライとモイストがあります。
ドライは材料を乾燥させた英国風のもの。モイストは古代エジプトから伝えられたとされる生渇きの材料に塩を加え保存処理したもので、フランス風のポプリです。

セイヨウトウキの効能・効果

「当帰」は漢方の生薬では婦人科系疾患に利用されています。
「西洋当帰」は女性のための朝鮮人参」とも呼ばれます。血液の循環を活性化する作用を持ち、主に、更年期障害や月経前症候群(PMS)、腹痛、冷え性、貧血症、産前産後の障害等に有効とされます。

欧州では根茎が鎮静作用があるとして不眠症に使われています。発汗、利尿、食欲促進、などといった作用もあるといわれます。
古代インドを発祥とする伝承医学「アーユルブェーダ」では、子宮に栄養を与え月経周期を調整する強壮剤と扱われているようです。

利用上の注意

妊娠中の人、糖尿病の人は使用を避けたほうがいいようです。

 関連記事・参照先

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