クローブとは、フトモモ科の植物である「チョウジノキ」の蕾(花蕾)を乾燥させた香辛料です。
チョウジノキは熱帯雨林原産の常緑樹です。20年で10m位に成長し、蕾は7・8年頃から収穫可能。
蕾が釘の形に似ていることことで、中国では釘と同義語である「丁」を使い「丁香」、「丁子」の名があてられているそうです。
日本でも漢名に従い「丁子(ちょうじ)」、「丁香(ちょうこう)」と呼ばれています。
クローブの効能・メニュー
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クローブの豆知識
- 学名・・・Syzygium aromaticum
- 和名・・・チョウジ(丁字)、チョウコウ(丁香)
- 別名・・・百里香
- 分類・・・フトモモ科フトモモ属
- 原産地・・・インドネシアルモッカ諸島
- 主産地・・・インドネシア、スリランカ、マダカスカル、ドミニカ、ペナン、等
フトモモ科の植物とは
2枚の初期葉もしくは子葉をもつ植物「双子葉植物」に属する科の植物の総称。
300種以上あり130~150属に分けられています。
ほとんどが熱帯や亜熱帯地域に分布。日本では「アデク」という植物が南西諸島や小笠原諸島に自生している。
利用価値のあるものはユーカリ、グァバ、クローブ、等。
利用価値のあるものとしては、ユーカリのほか、熱帯果樹のグアバ、レンブ、フトモモ、フェイジョア、ジャボチカバ、ピタンガなど、香辛料のチョウジ(クローブ)、オールスパイスなどのほか、鑑賞用に栽培されるギンバイカ(ミルテ)、ギョリュウバイ、テンニンカやブラシノキを含む。
クローブの利用法・効果・効能
クローブを利用していた歴史は古く、中国やインドでは紀元前から殺菌、消毒剤に使用されていたらしい。
古代中国では役人が皇帝の前に出るときは、クローブを口に含み口臭消しなどに使われていたという記録が残っています。
食用としての利用法は香辛料として肉料理やカレーなどに使われます。ドイツではパン生地に加えることもあるそうです。
芳香健胃剤として生薬としても利用されています。下痢や胃腸の冷え、嘔吐、などに効能があるとも言われます。
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