ケールは地中海が原産のアブラナ科の野菜です。
きゃべつの原種ともいわれる野菜ですが、大きな違いは玉にならない(結球しない)点です。
「青汁」で一躍有名になったことで今では誰でも知っていると思います。
葉キャベツ、羽衣かんらん(羽衣甘藍)、緑葉かんらん(緑葉甘藍)とも呼ばれます。
ケールの産地
日本では食品関連企業の契約農家が各地で栽培しています。
北海道、三重県、静岡県、和歌山県、長野県等が産地です。北海道は夏だけ生産されるそうです。
一部の野菜ジュースに含まれるものは、オランダやポーランド、ドイツ、チリ、等から輸入されています。
ケールの食べ方・料理
ケールはあまり一般的な野菜ではないのですが、サラダや野菜炒め、和え物、天ぷら、炒め物、汁物(スープ)、煮物等、様々な料理で利用できます。
ケールに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
ケール・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
21 | 2,1 | 0,4 | 5,6 | 9 | 420 | 220 | 45 | 0,8 | 0,3 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
240 | 0,06 | 0,15 | 120 | 81 | 0 | 3,7 | 0 |
栄養成分の詳細
ケールに多く含まれる栄養成分。
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ケールの効能
きゃべつの原種といわれますが、きゃべつに含まれる栄養成分と比べると、ケールのほうがミネラル・ビタミンともにかなり多く含まれています。
特にカリウムは2倍ですしカルシウムに至っては5倍も多く含まれています。又、ビタミン類ではビタミンAと葉酸が多く含まれています。
ただ、あくまでもきゃべつと比較した場合のときのことであって、健康食品メーカーがよく言う「スーパー野菜」とか「野菜の王様」というほどではないと思います。
たしかに、栄養価が低い野菜と比較すれば何倍かの栄養素は含まれていると思いますが、この程度の栄養成分は他の野菜にも含まれているものは多くあります。例えば、「しそ」とか「パセリ」とか、「大根の葉」等でもかなりのミネラル・ビタミンは含まれています。
ケールの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・冬
- 理想的な保存方法・・・新聞紙で包みポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存。
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・2~3日
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