八つ頭(ヤツガシラ)は里芋の一品種です。親芋と小芋、孫芋が一塊になっています。
頭が八つあるように見えるためこの名前が付けられました。中国では「九面芋」と呼ぶそうです。
ただ、実際にある頭は五つ前後。めったに八つはありません。
八つ頭(八頭)の産地
主に関東で栽培されています。主な産地は山梨県、千葉県、茨木県、埼玉県、栃木県、等。
八つ頭(八頭)の食べ方・料理
子孫繁栄の縁起物としてお祝いや正月のおせち料理で食べられます。
又、芽がたくさんでることから「芽出たい」と言われ好まれてきました。
食べ方としては煮物や汁物。蒸してもおいしい。
芋の他に茎(ずいき・芋茎)も食用になります。
八つ頭(八頭)に含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
八つ頭(八頭)・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
97 | 3,0 | 0,7 | 20,5 | 1 | 630 | 39 | 72 | 0,7 | 1,4 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
1 | 0,13 | 0,06 | 39 | 7 | 0 | 2,8 | 0 |
栄養成分の詳細
八つ頭(八頭)に多く含まれる栄養成分。
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八つ頭(八頭)の効能
里芋より勝る栄養成分はカルシウムや炭水化物、リン、など。
特にカルシウムは4倍位多く含まれています。カルシウムは骨や歯を丈夫にする以外に、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。
食物繊維も芋の中では多いほうです。
ぬめり成分のムチンには消化促進、ガラクタンには免疫力向上作用があると言われます。
八つ頭(八頭)の旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・12月
- 理想的な保存方法・・・・常温(新聞紙などで土がついたまま冷暗所で保存)・茹でたものは冷蔵か冷凍
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・乾燥しない間に食べるようにする
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