四角豆

四角豆

四角豆(シカクマメ)は、マメ科シカクマメ属の植物です。原産は熱帯アジアです。
実全体が四角になっているわけではなく、切った断面が四角形というか、菱のような形になります。そこからこの名前が付けられました。

通常、豆の種類は莢や中の豆を食べますが、これは葉や地中の芋の部分である下茎(地下根)も食べられます。
下茎(地下根)は細いさつまいものような形をしており、大きくさせるには花を早めに摘んで豆に栄養がいかないようにします。

四角豆

沖縄では良く見かける豆

日本では沖縄地方で古くから親しまれてきた植物です。「シカクマーミ」とか「うりずん豆」または「うりずん」等と呼ばれます。
「うりずん」の意味は沖縄の方言で4月頃の新緑の季節を意味し、四角豆の薄緑色と新緑をかけてこのように呼ばれているそうです。

熱帯が原産だけあって夏の高温期でも生育が旺盛です。そのため真夏の省エネ対策「緑のカーテン」としても利用されます。
又、耐病虫性もあることから、野菜不足になりがちな沖縄の夏の野菜として改良されてきたようです。

四角豆の収穫時期

四角豆は本来多年草です。多年草とは複数年生存する植物のことです。
しかし、日本では冬には枯れるため一年草として扱われています。

シカクマメ(四角豆)は、マメ科シカクマメ属の多年草(日本では冬季に枯れるので一年草扱い)。

引用元:wikipedia・シカクマメ

種蒔きは地域にもよりますが4月から5月中旬、夏場の成長が順調であれば7月中~下旬には収穫可能となり、10月いっぱいまで収穫時期は続きます。
若い莢を採るのであれば、莢が12cm前後、重さは7~10g程度のものを収穫します。

四角豆の食べ方・料理

一般的な食べ方としては、莢は天ぷら、炒めもの、煮もの、おひたし、汁物等です。
茹でてからマヨネーズをつけて食べるのも良いですが、加熱しすぎると食感が悪くなりますので注意が必要です。
葉はサラダやスープ等で利用されます。

四角豆の選び方

育ち過ぎていないもの。緑が鮮やかなもの。莢のひだがそろっているもの。しなびていないもの。変色していなもの。

四角豆に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

四角豆・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 20  2,4  0,1  3,8  1  270  80  48  0,7  0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 36  0,09  0,09  29  16  0  3,2  0

栄養成分の詳細
四角豆に多く含まれる栄養成分。

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四角豆の効能

他の豆同様たんぱく質は多いほうです。
タンパク質は、体を作っていくうえで必要な栄養素ですが、他にも酵素や、免疫抗体、血液成分、遺伝子、神経伝達物質、エネルギーなどにも利用されます。

四角豆の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋
  • 理想的な保存方法・・・新聞紙で包みポリ袋に入れ冷蔵庫で保存(常温でも可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1週間以内が理想

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