山椒はミカン科の植物で、ほぼ日本国中に存在していますが特産地は奈良、和歌山、岐阜などです。
山椒の木は大きいものでは5・6m位になり、かなり鋭い棘が生えています。
食用として利用される部分は「木の芽」「実」「花」になります。主に香辛料になるのですが、実は佃煮にも利用されます。
山椒料理の代表的なものとしては、「筍の木の芽和え」「ちりめん山椒」「実の味噌漬け」「山椒昆布」などがあります。香辛料としては「うなぎの蒲焼」や「マーボ豆腐」などに利用されているのが良く知れているところだと思います。
山椒に含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
山椒・粉
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
375 | 10,3 | 6,2 | 69,6 | 10 | 1700 | 750 | 210 | 10,1 | 0,9 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
17 | 0,10 | 0,45 | – | 0 | 0 | – | 0 |
栄養成分の詳細
山椒に多く含まれる栄養成分。
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山椒の効能
山椒の特徴は独特の辛味と香りです。
山椒の辛味成分は「サンショール」「サンショウアミド」、香り成分は「ジペンテン」「フェランドレン」と呼ばれる物質で、これらには消化促進作用や鎮痛作用、消炎作用、などの効果があります。
又、体を暖め胃腸の働きを促進する効果があることから、大建中湯(ダイケンチュウトウ)当帰湯(トウキトウ)といった医薬品にも用いられています。
山椒の旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・芽と花は春から初夏、実は6月頃。
- 理想的な保存方法・・・実は茹でて冷凍にすると長持ちする。芽は長期保存は不可。
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷凍にした実は1年程度。
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