落花生はマメ科ラッカセイ属の一年草です。一年草とは発芽から一年以内に枯れてしまう植物のことです。
原産は南アメリカ。これは現地に遺跡からも発見されているそうです。
日本へは江戸時代に中国から持ち込まれたとされます。
「落花生」という名前が表しているように、花を咲かせた後に子房柄という子房の下部が伸びて地中に潜り込み土の中で実が育ちます。
落花生の別名・地方名
ピーナッツは英語名です。
別名・地方名としては南京豆(なんきんまめ)、唐人豆(とうじんまめ)、唐豆(からまめ)、異人豆(いじんまめ)、地豆(じまめ)、オニ豆、底豆(そこまめ)、ラッカショー、ジーマーミ(沖縄語)等と呼ばれます。
落花生の品種
多くの種類がありますが、粒の大きさにより「大粒種」と「小粒種」に大別されます。
大粒のものとしては、アズマユタカ、ナカテユタカ、アズマハンダチ、立落花生1号、ワセダイリュウ、等。
小粒のものは、バレンシア、ジャワ13号、飽託中粒、等。
落花生の産地
最も生産量が多いのは千葉県です。国内の約75%の生産量を誇ります。
他では、茨木県、栃木県、神奈川県、鹿児島県、静岡県、等が挙げられます。
落花生の選び方
成熟している落花生は莢が固くなります。莢の色では品質と関係ありません。
実は表面の渋皮の色が濃いものが良いとされます。
落花生の茹で方
- 大きな鍋に湯を沸かし塩を多めに入れます。
- 豆は泥を落とし莢ごと洗ったものを鍋に入れ、中火で30分程度茹でます。
- 固さは好みがあるので、茹でている時に時々確認します。
- 塩味を濃くしたいのであれば、火を止めてから自然に鍋の中で冷ますようにします。
落花生の食べ方・料理
塩茹でたり炒ったりして食べるのが一般的です。
他では、煮豆(甘味噌煮・筑前煮・等)、ピーナッツクリーム、炒め料理、等。
落花生に含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
落花生・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
295 | 12,0 | 24,2 | 12,4 | 1 | 450 | 15 | 200 | 0,9 | 1,2 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
微量 | 0,54 | 0,09 | 150 | 20 | 0 | 4,0 | 0 |
栄養成分の詳細
落花生に多く含まれる栄養成分。
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落花生の効能
落花生の油はオレイン酸やリノール酸です。
オレイン酸やリノール酸には、コレステロールを減らす作用があります。
意外に多く含まれるのがビタミンC。含まれている量はらっきょうやエシャレットと同じくらいあります。
ビタミンCは抗酸化力が強いことや、免疫力を高める白血球の働きの強化、抗ストレスビタミン、メラニン色素の生成の抑制、赤血球の合成など多様な役割をしています。
落花生の旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・秋
- 理想的な保存方法・・・長期保存は煎って冷凍するのが一番です。
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・数ヶ月
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