落雁は、米等から作ったデンプン質の粉に砂糖などを混ぜ色を付け、専用の型に押して乾燥させた干菓子です。
餡や栗、小豆などを入れるものもあります。
落雁の歴史は古く、茶席や仏事等の供物に用いられることが多い和菓子です。
特に高貴な場で供されるものには、和三盆(四国東部で作られている高級砂糖)や精製された糖蜜の少ない黒砂糖が使われます。
落雁の種類
- 麦落雁・・・はったい粉(大麦を挽いた粉)で作る落雁。
- 栗落雁・・・栗を加熱し挽いた粉で作る粉。
- 豆落雁・・・粗挽きの大豆と砂糖などを固めて、おかめの顔を型取る。福井県敦賀市の伝統菓子。
落雁に含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
落雁
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
389 | 2,4 | 0,2 | 94,3 | 2 | 19 | 3 | 17 | 0,2 | 0,5 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
0 | 0,01 | 微量 | 2 | 0 | 0 | 0,2 | 0 |
栄養成分の詳細
落雁に多く含まれる栄養成分。
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落雁に含まれる栄養成分の効能
炭水化物(糖質)がほとんどです。
糖質は脳や神経系、赤血球、筋肉などが活動する場合のエネルギー源で、不足してしまうと血糖値が下がり機能が低下します。糖質をとる量としては1日100g以上は必要です。
ただし、過剰摂取は生活習慣病の原因にもなりますから注意が必要です。特に砂糖や果実に含まれる糖質は脂肪に変わりやすいので、できれば穀類やイモ類からとるほうが、糖尿病の予防には効果的です。
落雁の保存方法
- 理想的な保存方法・・・ 直射日光及び高温多湿を避け常温で保存
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・常温では約60日
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