魚肉ハム

はむ

ハムは本来豚のモモ肉を塩漬けにした加工食品です。
魚肉ハムは、魚の肉片を使ってハムのように加工した食品。材料となる魚はタラ類やマグロ類等。豚や牛、馬等の畜肉が混ざったものもあります。
味は魚肉ソーセージとそれほど変りませんが、こちらのほうが少し歯ごたえがある。

魚肉の原材料やつなぎの割合等に下記のような規定があります。

魚肉の原材料に占める重量の割合が50%を超え、魚肉の肉片の原材料に占める重量の割合が20%以上であり、つなぎの原材料に占める重量の割合が50%未満であり、かつ、植物性たん白の原材料に占める重量の割合が20%以下であるものに限る。

引用元:農林水産省・魚肉ハム及び魚肉ソーセージ品質表示基準

魚肉ハムの食べ方・料理

そのままをおつまみやおやつ。
炒め物や揚げ物、やきそばやチャーハン、サンドイッチの具、サラダ、等、様々な料理に活用できます。

魚肉ハムに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

魚肉ハム

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 158  13,4 6,7  11,1  900  110  45  50   1,0   0,7
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,20  0,60  5  0  28  0  2,3

栄養成分の詳細
魚肉ハムに多く含まれる栄養成分。

 

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魚肉ハムの効能

魚肉ソーセージに比べるとカルシウムやリンの数値が半分以下です。
その代り、カリウムやナトリウム、亜鉛は多少多く含んでいます。

カリウムには、細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。
又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。

ナトリウムは、カリウムとともに細胞内外の物質交換や細胞の浸透圧、水分調節、体液のph、神経の刺激伝達、心筋の弛緩を促すなど多くの働きをしています。
ただし慢性的にナトリウムを摂取している場合は、高血圧や動脈硬化、胃潰瘍、胃がんなどをまねくおそれがありますので注意が必要です。目標摂取量としては、成人で1日あたり6g以下が理想とされます。

魚肉ハムの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・常温・冷蔵
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・常温で製造後90日(未開封)

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