食用とする鹿には天然(野生)のものと、飼育されているもの(養殖)があります。もみじ肉とも言われ鍋や焼き物、煮物、新鮮なものは刺身などでも食されています。
食用とされる種類としては「えぞしか」か「あかしか」などが一般的です。ただし、野生のものはその場で十分な血抜きができないこともあり、肉質の変化や臭みが出て食べられる状態で持ってこられるのは一部のものしかないようです。
栄養価の特徴としては、一言でいうと「高たんぱく低カロリー」。他の肉と比較した場合、豚や牛の約半分程度のカロリーしかなく、たんぱく質もどちらの肉よりも多く含まれています。又、鉄分が多いのも特徴です。
このようなことから見ると、鹿肉はダイエット食品としても効果が期待できるでしょうし、生活習慣病の予防にも有効な良質な蛋白源といえるでしょう。
鹿肉に含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
鹿(あかしか)・赤肉・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
110 | 22,3 | 1,5 | 0,5 | 58 | 350 | 4 | 200 | 3,1 | 1,7 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
3 | 0,21 | 0,35 | 1 | 1 | 69 | 0 | 0,1 |
栄養成分の詳細
しか肉に多く含まれる栄養成分。
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鹿肉の効能
高たんぱくで低カロリーということから、ダイエットに有効です。
高たんぱくですから、筋肉の増強にも効果的ですから、基礎代謝が上がることが予想され、これも結果的にダイエットにつながることになると思います。ただし、筋肉を増やすには適度な筋力トレーニングが必要となるでしょう。
鉄分の多さは貧血の予防につながります。ドコサヘキサエン酸などの多価不飽和脂肪酸も含まれていいますから、中性脂肪を現象させる効果も期待できます。
鹿肉の旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・周年
- 理想的な保存方法・・・長期保存の場合は下処理がされたものをラップなどで包み冷凍庫へ。
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷凍であれば半年位は持つはずである。
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