とびうお

とびうお

とびうお(飛魚)はダツ目トビウオ科に属する魚です。姿はぼらに羽を生やしたような形をしています。
名前にもある通り時速60km位で飛ぶことができ、飛行距離は100m位は普通に飛びます。
世界の熱帯から亜熱帯の海に50種ほどが確認されており、そのうち30種ほどが日本近海にいるそうです。

とびうおの別名と地方名

とびうおは別名「アゴ」と呼ばれます。これは九州や日本海側の呼び名です。
日本近海で見られるとびうおは以下のようなものです。

日本近海で獲られる代表種は、トビウオ(ホントビウオ)、ハマトビウオ、ツクシトビウオ、ホソトビウオなど。
引用先: wikipedia.

 とびうおの食べ方・料理

関東方面で最も知られているのは「くさや」ではないかと思います。
くさやとは、 「くさや液」と呼ばれる独特の発酵液に新鮮な魚を浸し、それを干物にしたものです。鼻が曲がる程の異臭を放ちますが、一度食べると酒のつまみには癖になるほどおいしいと言われます。
ダシにもなります。「アゴ干し」というもので、これを焼いたものが「焼きアゴ」でラーメンや汁物のダシに使われます。

脂肪が少なく淡白な魚です。他には刺身や塩焼き、フライ、から揚げ、等の料理があります。種子島・屋久島等では「素揚げ」で食します。
又、 卵は「とびっこ」と言われ寿司の軍艦巻き等で利用されます。

新鮮なとびうおの見分け方

ヒレの間の膜が透明なもの。眼が透き通っているもの。体にはりがありうろこがしっかり付いており色が鮮明なもの。等が挙げられます。

とびうおの漁と釣り方

定置網や刺し網が一般的です。地域によっては、闇夜に明かりを点し、明かりに集まるものを網ですくうという漁もあります。
釣り方は、 専門に釣るとしたら連ウキやブリッジ仕掛けのようなもので表層を餌やサビキ仕掛けが漂うようします。餌・コマセはアミエビやオキアミが一般的です。

とびうおに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 とびうお・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
  Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 96  21,0  0,7  0,1  64  320  13  340   0,5   0,8
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 3  0,01  0,10  8  1  59  0  0,2

栄養成分の詳細
とびうおに多く含まれる栄養成分。

 

 

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とびうおの効能

カリウム、リン、カルシウムといったミネラルが比較的多く含まれています。
カリウムは ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。カルシウムは骨を丈夫にしたり、増やす働きがありますから、骨粗しょう症の予防に有効です。

とびうおの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・初夏から夏(ただし種類により秋が旬のものもある)
  • 理想的な保存方法・・・下処理をしてラップで冷蔵庫へ(冷凍も可)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・生では2~3日

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