へちま(ナーベナ)

へちま

へちまはウリ科に属す一年草。原産はインドで日本ヘは江戸時代に伝わったそうです。
一年草とは発芽から枯れるまで1年で完結する植物のことです。

実はきゅうりを大きくしたような形をしていますが、成熟するにつれ繊維が強くなるので、加工してたわしに利用されることもあります。
そのため漢字では「糸瓜」と書きへちまと読んでいます。

又、「ナーベナ」とも呼ばれますが、これは沖縄地方での呼び名から来ているのか?

沖縄ではナーベーラーと呼ばれるが、これは果実の繊維を鍋洗い(なべあらい)に用いたことに由来するという。
引用元:wikipedia

へちまの利用法

  • へちま水・・・へちまの蔓を切り、根から吸い上げる水分を採取する。時期は蔓が枯れる前の初秋のころが良いとされます。
  • へちまたわし・・・育ったへちまの実を利用して作るたわし。実を煮た後、水につけ果肉や種を洗い出し乾燥させる。
  • 理科の教材・・・他の固体の花粉で受粉する「他家受粉」による観察と、一年草であることから発芽から枯れるまでを見ることができる。

へちま

 へちまの選び方

食用にするのであれば繊維が育つ前の若い実を選ぶ。たわしにする場合は逆で、繊維が十分に育った実を選ぶ。どちらも傷があるものや変色しているものは避ける。

へちまの産地

広い地域で作られていますが、食用として生産されているのは沖縄が最も有名です。
たわしは静岡県の西部(浜松・袋井、等)地方が産地として歴史があります。

 へちまの食べ方・料理

沖縄では「ナーベラー」という味噌煮が有名です。
他は炒め物や煮物、和え物などで利用されます。

へちまに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

へちま・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 16  0,8  0,1  3,8  1  150  12  25  0,3  0,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 4  0,03  0,04  92  5  0  1,0  0

栄養成分の詳細
へちまに多く含まれる栄養成分。

 

 

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へちまの効能

栄養価は高くありません。
カリウムがこの中では多いほうですが、他の野菜に比べればけして多いほうではありません。

へちま水の効能・効果としては、化粧水としての美肌効果、民間療法での飲み薬としては咳止めや利尿作用、日焼け後の手入れ、等に効果があるといわれます。

へちまの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・食用としては6~8月頃
  • 理想的な保存方法・・・新聞紙等に包み冷蔵庫の野菜室へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1週間前後

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