タルトというとパイ生地のようなものにフルーツ等を乗せた焼き菓子を思い浮かべますが、ここでいうタルトは愛媛県松山市の郷土菓子のことです。
カステラ生地に柚子入りのこし餡を「の」の字に巻いて作ります。
かつて松山藩主であった「松平定行」という人が、長崎に行ったときポルトガル船から南蛮菓子を知り、その製法を独自に考案したものが現在のタルトと考えられています。
今は商品開発もすすみ、餡に栗や伊予柑が入ったものもあります。
登録商標
愛媛県では昭和29年に、歴史あるタルトを後世に残そうと「愛媛タルト」の商標登録を行いました。
そして、平成17年には形状の商標も取得しています。
タルトを作るには「愛媛県菓子工業組合・タルト部会」の会員のみが許されています。
新製品も簡単には発売ができません。役員会が厳しいチェックを行い、それをパスしたものだけが世に出ています。
タルトに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
タルト
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
293 | 5,8 | 2,9 | 60,9 | 36 | 58 | 21 | 69 | 1,0 | 0,6 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
37 | 0,04 | 0,12 | 12 | 0 | 110 | 1,5 | 0,1 |
栄養成分の詳細
タルトに多く含まれる栄養成分。
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タルトに含まれる栄養成分の効能
コレステロールが目立ちますが、これはカステラの材料となっている鶏卵に含まれるものだと思います。
コレステロールは悪者扱いされていますが、人体にとっては重要な働きもしています。
細胞膜や生体膜の構成成分として重要な役割を果たしていますし、神経伝達を正常にする働きもありますので、生命の維持には不可欠な成分です。
又、性ホルモンや副腎皮質ホルモン、胆汁酸、ビタミンD全躯体の原料として重要な物質です。
タルトの保存方法
- 理想的な保存方法・・・常温で保存
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・商品に記載されている
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