とちの実(栃の実)はトチノキ(栃の木)という落葉広葉樹の種子です。
殻の中にある実です。栗に似ていますが、栗よりは丸みがあります。
トチノキは、トチノキ科トチノキ属の植物です。大きなものは樹高20mを超えるまでになります。
さらに大きくなるのはセイヨウトチノキ。別名マロニエ(フランス語)はトチノキの近縁種で30mを越えるまでに成長するそうです。
とちの実の食べ方
渋抜き(アク抜き)をしなければ食べられません。
渋抜きされたものは主に「とちもち」として食べられます。
他は、饅頭やせんべい等。
とちの実に含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
とちの実(蒸し)
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
161 | 1,7 | 1,9 | 34,2 | 250 | 1900 | 180 | 27 | 0,4 | 0,5 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
0 | 微量 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6,6 | 0,6 |
栄養成分の詳細
とちの実に多く含まれる栄養成分。
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とちの実の効能
ミネラルはが比較的豊富に含まれています。
ナトリウムは、カリウムとともに細胞内外の物質交換や細胞の浸透圧、水分調節、体液のph、神経の刺激伝達、心筋の弛緩を促すなど多くの働きをしていますが日常的に過剰摂取すると生活習慣病を招くおそれがあります。
最も目立つのはカリウム。カリウムには、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。
カリウムは植物性食品から動物性まで多くの食品に含まれています。そして新鮮なものに多く含まれます。煮るといった調理法では、30%ほど損失しますので、煮汁ごと食べられる料理にすると良いでしょう。
とちの実の保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・秋
- 理想的な保存方法・・・乾燥させてから密閉容器に入れ常温で保存
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・1ヶ月以上
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