ひとえぐさ

海藻

ヒトエグサ(一重草)はヒトエグサ科ヒトエグサ属の海藻。
葉状の海藻ためアオサにも似ています。
本州の太平洋沿岸から南西諸島位までの岩礁などに自生していますが、食用として流通しているものはほとんど養殖によるものです。

ヒトエグサの産地

三重県が最も生産量が多く、南伊勢町の五ヶ所湾・英虞湾・伊勢湾などで養殖されています。
他は愛知県、静岡県、徳島県、高知県、愛媛県等。

ヒトエグサの食べ方・利用法

佃煮の原料として利用されます。
他は、味噌汁や吸い物、天ぷら、サラダ、パスタ、厚焼き玉子、茶碗蒸しの具、等。多くの料理で使われます。

「アオサ」「アオノリ」としても流通しています。

ひとえぐさに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 ひとえぐさ(素干し)

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 130  16,6  1,0   46,3  4500  810  920  280   3,4   0,6 
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 710  0,30  0,92  280   38  微量  44,2  11,4

栄養成分の詳細
ひとえぐさに多く含まれる栄養成分。

 

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ひとえぐさの効能

ミネラル類、ビタミン類、食物繊維ともに豊富に含まれています。
ただ、ナトリウムが多いので食べすぎは気をつけたほうが良いと思います。

佃煮になったものは、ナトリウムが半減、カリウムやカルシウム、ビタミンA、葉酸、食物繊維が大幅に減少していますので、干したものを料理にしたほうが栄養成分は摂取できるでしょう。

ひとえぐさの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬~春
  • 理想的な保存方法・・・密閉容器に入れ冷蔵庫・冷凍も可
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・乾燥したものは3~6ヶ月程度

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