だて巻き(伊達巻)

卵焼き

伊達巻は、卵と白身魚のすり身やむきエビのすり身を調味料と共に混ぜ込んで作る卵料理です。
材料と調味料をだし汁で溶いて、厚焼きにしたものを巻き簾で巻いて形を整えます。正月のお節料理として古くから親しまれています

伊達巻の名前の由来は、伊達政宗が好んで食していたとか、見栄えが良い「伊達」から付いた等諸説あるようですが、はっきりした定説はないようです。

伊達巻に使われる魚

白身魚のスケソウダラ、ハモ、グチ(白グチ・黄グチ・イシモチ)が一般的。他はトビウオやエソ、イカ等。イトヨリや真鯛のような高級魚を使うこともあります。
又、魚の代わりにはんぺんを使うことも可能です。

伊達巻に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

伊達巻

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 196  14,6  7,5  17,6  350  110  25  120   0,5   0,6
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 60  0,04  0,20  16  0  180  0  0,9

栄養成分の詳細
伊達巻に多く含まれる栄養成分。

 

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伊達巻の効能

卵や魚が主な材料であるためミネラル、ビタミンともにバランスよく含まれています。
コレステロールが多いのは卵黄が含まれているからでしょう。卵黄1個分には1400mg位のコレステロールが含まれています。

一般的にコレステロールは嫌われていますが、細胞膜や生体膜の構成成分として重要な役割を果たしています。神経伝達を正常にする働きもありますので、生命の維持には不可欠な成分です。
ただし、慢性的に過剰摂取すると生活習慣病を引き起こす恐れがあります。特に「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDL(低比重リポタンパク)が増えすぎた場合血液中で血管壁にこびりつき動脈硬化の原因になります。

「善玉コレステロール」と呼ばれるHDL(高比重リポタンパク)は血管にこびりついたコレステロールや余ったコレステロールを肝臓に運ぶ役目をします。そのため血管がきれいになります。
「善玉コレステロール」であるHDLを増やすためには動物性脂肪や高コレステロール食品を減らし、食物繊維やEPA・DHAを含む食品を多くとることが大切です。

伊達巻の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・冷蔵・冷凍
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷凍は1ヶ月前後(保存状態による)

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