ゆし豆腐

とうふ

ゆし豆腐は沖縄県の伝統料理です。

ゆし豆腐は、豆乳ににがりを加えて作るやわらかいかたまりのこと。
木綿豆腐にする前の状態である「おぼろ豆腐」や「寄せ豆腐」に似ています。

沖縄の豆腐

ゆし豆腐以外に独自の豆腐料理が受け継がれています。

  • ジーマーミ豆腐・・・ジーマーミとはピーナッツのこと。落花生を利用して作る豆腐。
  • 豆腐よう・・・島豆腐を米麹、紅麹、泡盛によって発酵・熟成させた発酵食品。チーズのような味わいがある。

島豆腐とは

水に浸した大豆を挽いて木綿袋で搾り、それを煮てニガリを加え型に入れて固める。という「生しぼり法」という製法を用いて作る豆腐。
特徴は、海水で作った天然ニガリを使っているので少し塩味が付いている。木綿豆腐より硬い。たんぱく質、ミネラル、ビタミンが多く含まれている。

島豆腐を用いた料理としては、ゴーやチャンプルー、豆腐チャンプルー、マーミナーチャンプルー、スクガラス豆腐、島豆腐ハンバーグ、等がある。

ゆし豆腐の食べ方・料理

かるく塩味が付いているのでそのままでも食べられます。
沖縄では味噌汁や麺料理(沖縄そば)の具などが一般的。

ゆし豆腐に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ゆし豆腐

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 50  4,3 2,8  1,7  240  210  36  71  0,7   0,5
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,10  0,04  13  微量  0  0,3  0,6

栄養成分の詳細
ゆし豆腐に多く含まれる栄養成分。

 

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ゆし豆腐の効能

木綿豆腐に比べると、ナトリウムとカリウムは多く含まれています。

カリウムは細胞外液に多いナトリウムと作用しながら、細胞の浸透圧を維持したり、水分を保持したりします。
カリウムは細胞内の酵素反応を調節する働きがあります。エネルギーの代謝を円滑にし、細胞が正常に活動する環境づくりをしています。
又、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。

ナトリウムは、カリウムとともに細胞内外の物質交換や細胞の浸透圧、水分調節、体液のph、神経の刺激伝達、心筋の弛緩を促すなど多くの働きをしています。

ゆし豆腐の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・冷蔵
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1~2週間(保存状態による)

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