アマランサスとは、南米が原産地とされるヒユ科の植物です。種子が穀物になります。
ヒユ科にはケイトウ(鶏頭)等の観賞用植物がありますがアマランサスとは同科ですが別属です。
アマランサスの産地
古代南米のインカ帝国では重要な作物だったようです。
日本には江戸時代に伝来したとされます。現在では岩手県や秋田県、長野県、山形県、等で栽培されています。
アマランサスの食べ方・料理
他の雑穀同様白米と炊いて食べられます。
サラダや和え物、煮物、パスタ等、様々な料理に利用できます。
アマランサスに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
アマランサス
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
358 | 12,7 | 6,0 | 64,9 | 1 | 600 | 160 | 540 | 9,4 | 5,8 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
微量 | 0,04 | 0,14 | 130 | 0 | 0 | 7,4 | 0 |
栄養成分の詳細
アマランサスに多く含まれる栄養成分。
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アマランサスの効能
雑穀を含む穀物の中でもトップクラスの栄養価を誇ります。
特に凄いのはカルシウム。これは穀物の中ではダントツの量が含まれています。
カルシウムは骨や歯を丈夫にする働きの他に、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。
カルシウムの不足が慢性的に続くと骨粗鬆症の原因になるといわれます。1日の摂取基準の目安としては成人男性で650~800mg、成人女性は650mg。上限は2,300mgです。過剰摂取は、泌尿器系結石を起こします。又、鉄や亜鉛、マグネシウムなどの他のミネラルの吸収を阻害することになります。
アマランサスの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・地域により違う
- 理想的な保存方法・・・・高温多湿、直射日光を避け常温で保存
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・長期保存が可能(約1年)
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