うめ(梅)を食べる場合は通常酒につけるとか、干して梅干などにします。
これは、生がまずいとかおいしいとかの問題ではなく、有毒成分とされる「青酸化合物」が含まれているからです。
うめに目立つ成分としては、酸味のもとでもある、クエン酸やりんご酸、食物繊維やビタミンEが豊富に含まれています。
うめを選ぶときのポイントとしては、虫食いがなく粒がそろっているものを選びましょう。
うめに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
うめ・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
28 | 0,7 | 0,5 | 7,9 | 2 | 240 | 12 | 14 | 0,6 | 0,1 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
20 | 0,03 | 0,05 | 8 | 6 | 0 | 2,5 | 0 |
うめ塩漬け
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
24 | 0,7 | 0,4 | 6,7 | 7600 | 150 | 47 | 15 | 2,9 | 0,1 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
1 | 0,02 | 0,04 | 1 | 0 | 0 | 2,7 | 19,3 |
うめ干し(塩漬け)
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
33 | 0,9 | 0,2 | 10,5 | 8700 | 440 | 65 | 21 | 1,0 | 0,1 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
7 | 0,02 | 0,01 | 1 | 0 | 0 | 3,6 | 22,1 |
栄養成分の詳細
うめに多く含まれる栄養成分。
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うめの効能
梅干しには「ピルビン酸」という成分があります。
これは、肝機能の強化に有効です。
うめ(梅)の酸味でもあるクエン酸には糖質の代謝を促し、筋肉に蓄積された乳酸や疲労物質を燃やしエネルギーに変換してくれます。
これにより、疲労回復に効果を発揮したり、腰痛や肩こりなども和らげます。
さらに抗菌作用や食欲増進効果、血行促進効果なども効能もあります。
そして、梅肉に含まれる「ムメフラール」という成分はクエン酸とともに血が固まるのを防いでくれます。
うめの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・夏
- 理想的な保存方法・・・塩・焼酎などに漬ける(漬けるまでは新聞紙などで包み冷暗所へ置く)
- 賞味期限・・・塩漬け・梅干などについては賞味期限はない
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