ウイスキーの種類とカロリー ・関連する資格など

洋酒

ウイスキーは蒸留酒の一種です。
原料となるのはトウモロコシや大麦、ライ麦等。

元はブランデーと同じようにぶどう酒を蒸留したものです。
ヨーロッパ各地に広がり、次第にその地で採れた材料を使うようになっていったらしい。

 

日本では酒税法(大3条15号により下記のように定義されています。

次に掲げる酒類(イ又はロに掲げるものについては、第九号ロからニまでに掲げるものに該当するものを除く。)をいう。

  • イ・・・発芽させた穀類及び水を原料として糖化させて、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が九十五度未満のものに限る。)
  • ロ・・・発芽させた穀類及び水によつて穀類を糖化させて、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が九十五度未満のものに限る。)
  • ハ・・・イ又はロに掲げる酒類にアルコール、スピリッツ、香味料、色素又は水を加えたもの(イ又はロに掲げる酒類のアルコール分の総量がアルコール、スピリッツ又は香味料を加えた後の酒類のアルコール分の総量の百分の十以上のものに限る。)

引用元:酒税法

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 ウイスキーの種類

ウイスキーは産地と材料により幾つかの種類があります。

  •  モルトウイスキー・・・製造工程により「シングルカスク」「シングルモルト」「ブレンデッドモルト」に分かれる。材料はモルト(大麦麦芽)。「シングルカスク」は1つの樽から作られる。「シングルモルト」は1つの蒸留所において蒸留されて作られる。「ブレンデッドモルト」は複数の蒸留所で造られたものを混合したモルトウイスキー。単式蒸留機で蒸留し樽で醗酵させる。スコッチや日本産のウイスキーに多い。
  • グレーンウイスキー・・・グレーンとは穀物のこと。大麦麦芽の他、穀類(トウモロコシ・小麦・ライ麦、等)を材料とする。連続式蒸留機で蒸留し樽で醗酵させる。
  • ブレンデッド・ウイスキー・・・複数の盛るとウイスキーとグレーンウイスキーを混合させたもの。
  • ライウイスキー・・・ライ麦を材料にした北アメリカのウイスキー。カナダとアメリカでは原料の比率等、定義が異なる。
  • コーンウイスキー・・・アメリカ産のウイスキー。トウモロコシを原料にするバーボンスイスキーととの違いはコーンウイスキーのほうは原料のトウモロコシが80%以上。バーボンは最大でも80%まで。

ウイスキーの5大産地

ウイスキーの産地は世界中で5箇所です。産地により原料や製法に違いがあります。世界の5大ウイスキーは以下のようなものです。

  • スコッチスイスキー(スコットランド)・・・タイプはモルトウイスキーやグレーンウイスキー。仕込みにビート(泥炭)で麦芽を燻製するので香りが独特(スモーキーフレーバー)。
  • アイリッシュウイスキー(アイルランド)・・・原料は大麦麦芽、大麦、コーン、等。ビートは焚かない。
  • アメリカンウイスキー(アメリカ)・・・バーボンウイスキーやテネシーウイスキー。どちらも原料はトウモロコシの麦芽だが熟成方法に違いがある。
  • カナディアンウイスキー(カナダ)・・・原料はトウモロコシ、麦芽、ライ麦等。ブレンデッドウイスキーの一種。
  • ジャパニーズウイスキー(日本)・・・ニッカウヰスキーの創業者がスコットランドに留学した際に製法を学んだ。スコッチの影響を受けているためタイプはモルトウイスキーやグレーンウイスキーが主流。

ウイスキーのおいしい飲み方

飲み方によりウイスキーの味わいも変わります。その時の雰囲気により飲み方を選択するのも一つの楽しみ方です。
下記は飲み方の一例です。

  • ストレート・・・ウイスキーの香りや味を最も味わえる飲み方。別のグラスにチェイサー(氷水)を用意する。
  • オンザロック・・・グラスに氷を入れウイスキーを注ぐ。天然の氷をピックで割ったものが良い。グラスも冷やしたものを使うのがコツ。
  • ハーフロック・・・ウイスキーと水を1対1にしてロックグラスで飲むスタイル。
  • 水割り・・・ウイスキーと水の比率は1対2~2,5程度が目安。
  • お湯割り・・・ウイスキーとお湯の割合は1対3程度が目安。香りが楽しめる飲み方。
  • ハイボール・・・ウイスキーをソーダ(炭酸水)で割るスタイル。比率はウイスキー1にソーダ3か4が目安。
  • ウイスキーコーク・・・コークハイとも呼ばれる。ウイスキーをコーラで割ったもの。

ウイスキーに関連する資格

  •  ウイスキーコニター資格認定・・・スコッチ文化研究所が主催する民間資格。ウイスキーエキスパート、ウイスキープロフェッショナル、マスターオブウイスキーの3段階。
  • ウイスキー・スピリッツ検定・・・ウイスキー・スピリッツアドバイザー協会が認定する民間資格。1級~3級まで。
  • 日本バーテンダー協会・資格認定制度・・・「バーテンダー・技能認定試験」、「インターナショナル・技能認定試験」、「NBA認定マイスターバーテンダー呼称証書」。それぞれ受験資格や試験内容が異なる。

詳しくはページ下の関連記事をご覧ください。

ウイスキーに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ウイスキー

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g   mg  mg  mg  mg  mg  mg
 237  0  0  0  2 1  0  微量  微量  微量
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0  0  0  0  0  0  0

ウイスキーの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・直射日光が当る場所や湿度が高い場所などは適さない・ビンは立てて置く
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・基本的に賞味期限は無い

関連記事・参照先

栄養は出来る限り自然な食材から取りたい

できれば普段の栄養はサプリなどに頼らず、自然な食材から摂りたいものです。

しかし、現代人の生活において、必要な栄養素を全て自然な食材から過不足なく摂ることは現実的ではないことも否めません。

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