なまり節

なまり節

なまりぶし(生利節)は、生のかつおを湯掻いたり蒸したりした加工品です。
炙って焼き目を付けたり燻製加工したものもあります。

本かつお以外ではそーだがつおや鯖、鮪を使うこともあります。
水分が多いため身は柔らかいのですが使いやすいのですが、同じ加工品の鰹節に比べ長期保存はできません。

なまり節の産地

かつおやまぐろの水揚げが多い地域が主な産地です。
静岡県焼津市、鹿児島県枕崎市、高知県土佐清水市、和歌山県、三重県、千葉県、沖縄県、等。
特に静岡県の焼津市では全国の90%以上の生産量があるらしい。

なまり節の作り方

なまり節は家庭でも手軽に作ることができます。

  1. かつおを五枚におろす。
  2. 身に塩をふりしばらく置く。
  3. 好みで蒸す前に焼き目を付けても良い。
  4. 水気を拭いて、生姜の絞り汁と酒を少々ふりかけ15~20分蒸す。
  5. 湯掻く場合は酒、生姜の薄切り、ねぎなどを加え2・30分加熱する。
  6. 冷やして出来上がり。

なまり節の食べ方・料理

そのままほぐしておつまみやごはんのおかずで食べることができます。
サラダやサンドイッチの具、和え物、酢の物、煮物、炒め物など、多くの料理に利用可能です。

なまり節に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

なまり節

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 173  38,0 1,1  0,5  95  630  20  570   5,0   1,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 微量  0,40  0,25  10  0  80  0  0,3

栄養成分の詳細
なまり節に多く含まれる栄養成分。

 

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なまり節の効能

ミネラル、ビタミンが豊富です。
特に目立つのはビタミンB群や鉄分。

ビタミンB群は主に酵素の手助けをする働きがあります。
鉄はヘモグロビンの構成物質として体内に酸素を運び、貧血を予防するといった働きをしています。不足すると、酸欠状態が起きて貧血症状を起こすこともあります。

なまり節の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・常温・開封後は冷蔵
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・約1ヶ月(保存状態にもよる)

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