CPP(カゼインホスホペプチド)

CPPの働き・効能

CPP(カゼインホスホペプチド)は、カゼインと呼ばれる牛乳タンパクが、膵臓で分泌されるトリプシンという物質により分解された栄養素です。

CPPは、不足しがちなカルシウムや鉄などのミネラルの吸収を高め、骨粗しょう症や鉄欠乏症貧血を改善する効果があります。

又、動脈硬化や脳卒中にも予防効果があるようです。

 

骨粗しょう症・鉄欠乏症貧血とは

骨粗しょう症とは、骨の内部の密度が薄くなり、スカスカになっているしまうような病気です。

特に自覚症状がありませんので痛みなどはありません。

ただし、進行すると骨折を起こすこともあり、高齢者では寝たきりになってしまうこともあります。

原因の多くは長年の生活習慣からくるもので、カルシウム不足などの偏った食事がその背景にはあります。

多く見られるのは、閉経期以降の女性や高年齢の男性ですが、若年層でも栄養不足や運動不足が原因となり、引き起こすおそれがあります。

骨粗しょう症を予防するには、カルシウムとカルシウムの吸収を助けるビタミンD、CPP(カゼインホスホペプチド)などを摂ることが有効だと考えられます。

 

鉄欠乏症貧血とは、貧血の代表的にもので、赤血球の主原料となる鉄が不足することで起きる病気です。

原因としては、食生活での鉄不足、鉄の吸収不足、慢性的な出血、などが考えられます。

成人男性や閉経後の女性は1日に1mgの鉄を必要とするのですが、消化管からの鉄吸収率は10%ですから、結果的に食事から10mgの鉄を摂る必要があります。妊婦や生理がある女性、成長期の男性それ以上に摂らなければなりません。

 

CPPを多く含む食材は?

CPP(カゼインホスホペプチド)を多く含んでいる食品は、牛乳・乳製品・CPP添加食品・など。

 

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