ビタミンDの働き・効能
ビタミンDの種類はビタミンD2~D7まで6種類ありますが、通常ビタミンDというとD2、D3を指します。
摂取したビタミンDは、肝臓と腎臓の酵素により活性型ビタミンDに変換されます。活性型ビタミンDは、小腸でカルシウムとリンの吸収を促すため、血液中のカルシウム濃度が高まり骨や歯の形成が高まります。
血液中のカルシウムは神経伝達や筋肉の収縮といった重要な働きに関与するので、常に一定の濃度に保つ必要がありますが、それをコントロールする役目も活性型ビタミンDです。
血中カルシウム濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンなどと協力して小腸粘膜に作用し、腸管からカルシウム吸収を促進したり、骨からカルシウムを溶かしだしたりしています。
過剰摂取と不足
ビタミンDが不足した場合は、成人では、特に高齢者や閉経後の女性は「骨粗鬆症」、妊婦や授乳婦では「骨軟化症」になってしまいます。
子供では骨の成長障害が起こり、背骨や足の骨が曲がったり、X脚、O脚、乳幼児であればくる病になります。
「くる病」とは骨が曲がってします病気・「骨軟化症」は骨がやわらかくなる病気・「骨粗鬆症」は骨の中が空洞になってしまうような病気です。
ビタミンDをサプリメントなどで、過剰(1日の目安量の10倍程度)に摂取した場合は、動脈硬化早めたり、尿道症を起こしたり、便秘や食欲不振をまねくこともあります。
又、血液中のカルシウム濃度が上昇して高カルシウム血症を招いたり、血管壁や心筋、肺などにカルシウムが沈着し、腎機能障害や軟組織の石灰化障害をおこすことになります。
1日の摂取量・摂取基準
成人5,5μgです。(妊婦は+1,5、授乳婦は+2,5を付加)
上限は50μgです。
ビタミンDの上手なとりかた
ビタミンDは脂溶性です。そのため、動物性食品のほうが効率よく吸収されます。
きのこ類には、エルゴステロールというビタミンDの全躯体が含まれていて、紫外線でビタミンDに変化します。きのこ類は、炒め物や揚げ物にすれば吸収率があがります。
ビタミンDを多く含む食材
青魚や卵黄、乳製品、きのこ類などに多く含まれます。そこで、ビタミンDの含有量が多い順に並べてみましたので参考にしてください。
- アンキモ(50g)・・・55μg
- 白きくらげ(5g)・・・48,5μg
- 紅ザケ(100g)・・・33μg
- 塩ザケ(100g)・・・23μg
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