ふな

ふな

鮒というと一般的には「ギンブナ」を指します。主に食用としているのがこの「ギンブナ」です。他には、「ゲンゴロウブナ」や「ニゴロブナ」などがあります。

鮒(フナ)というと、食べ物では「鮒寿司」や「甘露煮」などがあげられます。鮒寿司は滋賀県の琵琶湖の名産として知られる、発酵食品の一つです。

川魚の鮒は、今より流通が発達していない時代は海がない地域でが貴重な蛋白源の一つでした。食べ方としては、刺身(洗い)や塩焼き、甘露煮、味噌汁や煮物などで食べられていたようです。

釣りの対象としても有名で「釣りは鮒に始まり鮒に終わる」といわれるほどの人気があります。ただ釣りの対象となるのは「へらぶな」と呼ばれるもので、げんごろうぶなを人口交配することで作った新種らしいのですが真偽のほどは不明です。

又、鮒を改良して作ったのが観賞用の「金魚」です。

 

ふなに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 

ふな・生

エネルギー  タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム  カリウム カルシウム  リン 亜鉛
Kcal(カロリー) g g g mg mg mg mg mg mg
101 18,2 2,5 0,1 30 340 100 160 1,5 1,9

 

ビタミンA  ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC  コレステロール 食物繊維 食塩相当量 
μg mg mg μg mg mg g g
12 0,55 0,14 14 1 64 0 0,1

 ふな・甘露煮

エネルギー タンパク質 脂質 炭水化物 ナトリウム カリウム カルシウム リン 亜鉛
Kcal g g g mg mg mg mg mg mg
272 15,5 3,6 44,4 1300 240 1200 710 6,5 5,2

 

ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 葉酸 ビタミンC コレステロール 食物繊維 食塩相当量
μg mg mg μg mg mg g g
61 0,16 0,16 13 0 160 0 3,3

栄養成分の詳細
ふなに多く含まれる栄養成分。

 

 

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ふなの効能

ふなは高たんぱく低脂肪という特徴があります。又、亜鉛や鉄がが豊富に含まれますから、貧血の予防や新陳代謝を促すといった効果があります。ビタミンB1も多めに含まれますので疲労回復効果があります。

他にはレクチンが含まれていますので、免疫機能の強化や癌を抑制するとった効果も期待できます。
ただ、川魚には寄生虫がいることが多いですから、生食は気をつけなければなりません。

 

ぶりの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏
  • 理想的な保存方法・・・生きているものはきれいな水をかけ流しにして数日生かしておく
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・甘露煮や鮒寿司などといった加工食品は長期保存が可能

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