オールスパイス

スパイス

オールスパイスとはフトモモ科の植物です。
名前の由来となったのは様々なスパイスが混ざった香りがするため。
シナモン、ナツメグ、クローブの香りと味を併せ持つと言われています。

オールスパイスの効能や利用法・メニュー

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オールスパイスの豆知識

  • 学名・・・Pimenta dioica
  • 別名・・・ジャマイカペッパー
  • 和名・・・百味胡椒(ひゃくみこしょう)
  • 分類・・・フトモモ科ピメンタ属

フトモモ科の植物とは

フトモモ科 (Myrtaceae) は双子葉植物に属する科で、すべて木本、3000種以上からなり、130–150属に分けられる。古くはテンニンカ科とも呼んだ。

大部分が世界の熱帯・亜熱帯に分布し、特に東南アジアからオーストラリアにかけてと南米に多い。日本ではアデクが亜熱帯地域(南西諸島や小笠原諸島)に自生し、小笠原諸島には固有のムニンフトモモとヒメフトモモがある。利用価値のあるものとしては、ユーカリのほか、熱帯果樹のグアバ、レンブ、フトモモ、フェイジョア、ジャボチカバ、ピタンガなど、香辛料のチョウジ(クローブ)、オールスパイスなどのほか、鑑賞用に栽培されるギンバイカ(ミルテ)、ギョリュウバイ、テンニンカやブラシノキを含む。

引用元:wikipedia

 

オールスパイスの産地

原産地は中南米、西インド諸島。
主な産地としてはキューバ、ジャマイカ、メキシコ、グアテマラ、ハイチ、等。特にジャマイカ産のものは最良と言われているようです。

オールスパイスの利用法・効能・効果

利用される部分は種です。ホール状のものと粉末にしたものがあります。

  • 食用・・・スープ、シチュー、ソースやソーセージ、ケチャップ、ピクルス、等。
  • 薬用・・・抗菌効果などが期待できます。

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オニオン・オニオンパウダー

オニオン

オニオンはネギ科の多年草。日本語では「タマネギ」です。
ニンニク等と共に紀元前から栽培されていたとされる野菜で、旨みが強く料理はもとよりスパイスとしても使われてきたそうです。

特徴的なのは辛味成分である「硫化アリル」が含まれること。
生のタマネギを切ったときに発生する刺激臭です。

オニオンパウダーはタマネギのローストしたものを粉末にしたものです。
香ばしさと甘味があるためスパイスとして多くの料理で使えます。

オニオンの効能や使い方・メニュー

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オニオンの豆知識

  • 学名・・・Allium cepa
  • 英名・・・Onion
  • 和名・・・タマネギ(玉葱)
  • 分類・・・ユリ科ネギ属

オニオンの産地

原産地とされているのはアジアです。
ヨーロッパの各地で作られるようになり、アメリカに渡ってから様々な品種が作られていったそうです。
現在ではアメリカやエジプト、インド、中国、ヨーロッパ各地、各国で栽培されています。

日本に伝わったのは江戸時代だと言われます。
現在では北海道が最も生産量が多く、全国の生産量の約5割を占めています。
それに次ぐのは佐賀県、兵庫県、愛知県、長崎県、等。

オニオンの利用法・効能・効果

利用されるのは鱗茎(りんけい)と葉です。

  • 食用・・・生、焼き物、揚げ物(オニオンリング、フライドオニオン、等)、煮物、等。
  • スパイス・・・オニオンパウダー、オニオンミンス、ドライオニオン
  • 薬用・・・硫化アリル(アリシン)には発汗作用、興奮作用などがあることから風邪のひきはじめに効果があると言われています。又、食欲増進効果も期待できます。

オニオンミンスとは

ミンスとはみじん切りのこと。
タマネギを細かく刻んでからドライ状に加工したものです。煮込み料理やカレー、スープなどに利用されます。

ドライオニオンとは

タマネギの薄切りを乾燥させたもの。
乾燥してあることで料理にコクがでます。生のタマネギの代わりとしても利用できます。

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エゾウコギ

えぞうこぎ

エゾウコギはウコギ科の落葉低木です。
樹高は2・3m、枝には硬い棘があります。
日本では北海道に自生しますが、明治の開拓者には棘があるため嫌われていたようです。

薬用植物ととして知られており、根は「シベリアニンジン」とも呼ばれ、疲労回復効果や滋養強壮効果があるとされます。

 エゾウコギの効能・メニュー

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エゾウコギの豆知識

  • 学名・・・Acanthopanax senticosus
  • 和名・・・エゾウコギ
  • 生薬名・・・シゴカ(刺五加)・ゴカヒ(五加皮)
  • 別名・・・エレウテロ、シベリアニンジン
  • 原産地・・・東ロシア、中国北部、北海道東部

エゾウコギの利用法

利用する部分は根と根茎。

  • 薬用・・・根を煎じたり、ホワイトリカーに漬け込んで利用する。
  • 食用・・・山菜として食用にされます。若芽のてんぷらや根を乾燥させてお茶にする。

注意点としては高血圧の人は使用を控えたほうが良いとされます。

エゾウコギの効能・効果

有効成分はサポニンやクロロゲン酸等。
滋養強壮、抗ストレス、疲労回復、うつ病にも効果があるとされます。

数種類のエレウテロシド(英語版)と呼ばれるサポニンを含有し、オタネニンジンが含有するジンセノサイドとの類似性が指摘される。他にクロロゲン酸、イソフラキシジンなどが有効成分といわれる。

引用元:wikipedia

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エルダーフラワー

エルダーフラワー

エルダーの木はニワトコ属の落葉低木、多年草です。
樹高は2~6m、春から初夏にかけて白い小さな花をまとめて咲かせます。

ヨーロッパでは古くから万能の薬箱と呼ばれ、花を「コーディアル」というジュースにして利用されてきました。
又、「インフルエンザの特効薬」としても知られているようです。

 エルダーフラワーの効能・メニュー

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エルダーフラワーの豆知識

  • 学名・・・Sambucus nigra
  • 英名・・・パイプツリー(Pipe Tree)
  • 別名・・・エルダ
  • 和名・・・セイヨウニワトコ(西洋庭常)
  • 生薬名・・・接骨木(セッコウボク)
  • 分類・・・スイカズラ科ニワトコ属

エルダーフラワーの産地

原産地はヨーロッパから西アジア、北アフリカ。
ニワトコ属は北半球の温帯から熱帯地域に約25種が分布。日本では本州、四国、九州に2種分布しています。

エルダーフラワーの利用法・効能・効果

利用部分は花です。

  • 薬用・・・発汗、利尿作用があることからインフルエンザに有効とされる。他、抗炎症、花粉症、収れん、等。
  • 食用・飲料用・・・フラボノイドを含むためハーブティーやジュース(エルダーフラワーコーディアル)として利用される。
  • 観賞用・・・切花、鉢植え、ドライフラワー

他、染色用や入浴剤、等。
日本の品種は地域によっては魔よけにも使われているそうです。

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エフェドリン・エフェドラ

エフェドラ

エフェドリンとは、裸子植物のマオウ(麻黄)に含まれる成分アロカロイドです。
マオウ属は中国から地中海沿岸、北アルリカ、南北アメリカの乾燥地に分布する常緑低木です。
樹高は数十センチ。茎は細く節を取り囲むように鱗片状の葉が付いています。

漢方では葛根湯や小青竜湯などに含まれます。
体内の脂肪を代謝する効果と食欲を低下させる効果があるとされ、アメリカなどでは「エフェドラ」としてダイエット薬に利用されていました。

 エフェドリンの効能・メニュー

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エフェドリン・エフェドラの豆知識

  • 学名・・・Ephedra
  • 英名・・・ephedrine
  • 和名・生薬名・・・マオウ(麻黄)
  • 利用部分・・・茎
  • 分類・・・マオウ科マオウ属
  • 原産地・・・中国

マオウの種類

特に中国北部などの砂漠地帯に分布するフタマタマオウEphedra distachya:双穂麻黄)やシナマオウE. sinica:草麻黄、これらは同種ともされる)などの地下茎が、古くから生薬麻黄として用いられた。日本薬局方においては、シナマオウE. sinica Stapf:草麻黄)、チュウマオウE. intermedia Schrenk et C. A. Meyer:中麻黄)、モクゾクマオウE. equisetina Bunge:木賊麻黄)を麻黄の基原植物とし、それらの地上茎を用いると定義している

引用元:wikipedia

エフェドリン・エフェドラの利用法・効能・効果

気管支拡張作用や発汗作用。
漢方薬治療では気管支喘息や気管支炎に使われてきた歴史がある。

ダイエットに効果があるとして「エフェドラ」に代表されるダイエット薬にも含まれていましたが、副作用として心臓発作や不整脈、心筋梗塞、高血圧などが報告され販売禁止になった国もあるらしい。
使用については効能や用途、禁忌を確認の上注意して利用することが必要。

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ハマメリス・アメリカマンサク

ハマメリス

ハマメリスは「アメリカマンサク」とも呼ばれるマンサク科の落葉樹です。
樹高は約6m、花が黄色で細長いひも状になるのが特徴です。

タンニンを多く含んでいることから収れん作用があるとして、北米の先住民時代から利用されてきたようです。

ハマメリスの効能・メニュー

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ハマメリスの豆知識

  • 学名・・・Hamamelis  virginiana
  • 和名・・・アメリカマンサク
  • 別名・・・ウイッチーへーゼル
  • 分類・・・マンサク科マンサク属

マンサクとは

日本各地の山林に自生する落葉樹です。
同じマンサク属にアメリカマンサクが含まれます。

ハマメリスの産地

原産地はアメリカ東部からカナダ東部。

ハマメリスの利用法・効能・効果

利用する部分は葉、樹皮、枝。
タンニンや多く含み抽出されるエキスは主に薬用やヘルスケア用に利用されます。

  • 薬用・・・収れん作用、抗炎症作用、切り傷、虫さされ、止血剤、等。
  • ヘルスケア用・・・ニキビ用化粧品、クリーム、乳液、等に含まれる。

一般的には「ハマメリス水」や「ハマメリスエキス」、「ウィッチヘーゼルウォーター」とも呼ばれています。

収れん作用とは

収斂作用(しゅうれんさよう)とは、タンパク質を変性させることにより組織や血管を縮める作用である。アストリンゼント(Astringent)効果とも呼ばれる。収れん作用を持つ物質には止血、鎮痛、防腐などの効果があり、化粧品や医薬品として用いられる。

引用元:wikipedia

 

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セボリー・セイボリー

セイボリー

サボリーとはシソ科の植物。
1年で枯れる1年草の「サマーセボリー」と多年草の「ウインターセボリー」の2種があります。

古代ギリシャ時代から栽培されており、料理の臭い消しなどで利用されてきたようです。
又、豆料理との相性も良いことから「豆のハーブ」とも称されます。

 セボリーの効能・メニュー

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セボリーの豆知識

  • 学名・・・Satureja montana
  • 英名・・・Savory
  • 和名・・・木立薄荷(キダチハッカ)・ウインターセボリーは山木立薄荷(ヤマキダチハッカ)
  • 別名・・・サボリー、ウインターサボリー
  • 分類・・・シソ科キダチハッカ属

特徴

  • サマーセボリー・・・一年草。草丈は10~60cm程、花色は薄赤紫色。葉は緑色の針形で対生。
  • ウインターセボリー・・・多年草。草丈は1,5m程。花色は薄紫色。葉の先端は尖っている。香りが強い。

セボリーの産地

原産地はヨーロッパ南部から北アメリカ。
主な産地としてはサマーセボリーはフランス、スペイン、モロッコ、等。ウインターセボリーはドイツ、ハンガリー、オーストラリア、ユーゴスラビア、等。

セボリーの利用法・効能・効果

利用する部分は花、茎、葉です。

  • 食用・・・豆料理、魚料理、肉料理、煮込み料理、ソーセージ、スープ、ビネガー、ドレッシング、ブーケガル二、等。
  • 飲用・・・ハーブティー。
  • 観賞用・・・ガーデニング、キッチンガーデン、ドライフラワー、等。
  • 薬用・・・古くから消化促進、下痢、整腸作用、発汗作用、咳止め、下痢止め、虫刺され、等で利用されてきたそうです。

薬用としての 注意点としては妊娠中の利用は控えた方が良いようです。

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アシュワガンダ・インドニンジン

インド人参

アシュワガンダとはナス科の常緑低木です。

インドの伝統的医学「アーユルヴェーダ」では「若返りの妙薬」とされ古くから利用されています。
又、根には朝鮮人参と同じような成分が含まれているため、滋養強壮や精力増強の効果もあると言われます。 インドのバイアグラとかインドの朝鮮人参とも称されるそうです。

 アシュワガンダの効能・メニュー

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アシュワガンダの豆知識

  • 学名・・・Withania somnifera
  • 別名・・・ウインターチェリー、インドニンジン
  • 英名・・・ウィザニア(Withania)
  • 分類・・・ナス科ウィザニア属

アシュワガンダの産地

原産地はインドからネパール周辺の平地。 大きなものでも約1,5~2m程。花は黄色や緑色、赤い実を付ける。

アシュワガンダの利用法・効能・効果

利用部分は根です。乾燥させたものを粉末にして利用します。 免疫力の強化、疲労回復、ストレス予防、血液浄化、精力増強などに効果があると言われています。

抗ストレスのハーブとして知られている。 アーユルヴェーダ医学では、インドのバイアグラ、インドの朝鮮人参[、などと称されている。 アシュワガンダは、関節痛、腰痛の緩和、血液浄化作用、滋養強壮、抗ストレス性、精力増強、リウマチなどに効果があるとされる。また、近年、脳機能改善作用、免疫力強化、抗炎症作用などの効果もあるとされる。 引用元:wikipedia

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ムラサキバレンギク・エキナセア

えきなせあ

ムラサキバレンギクはキク科の多年草です。「エキナセア」とはラテン名です。
草丈は大きなもので約1m。花色はピンク、白、赤、オレンジ、緑、等。

6月中旬から8月にかけて、茎の先に中心部が盛り上がった直径10cm程度の花を咲かせます。
名前の由来となったのはギリシャ語の「echino(ハリネズミ)」。中心部分のトゲ状の花のがハリネズミに似ていることからきています。

北アメリカ原産のハーブで、この地では古くから万能薬として利用されてきたようです。

ムラサキバレンギクの効能・メニュー

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ムラサキバレンギクの豆知識

  • 学名・・・Echinacea purpurea
  • 和名・・・紫馬簾菊
  • 英名・・・purple coneflower(パープルコーンフラワー)
  • 生薬名・・・松果菊(ショウカギク)、紫錐花(シスイカ)
  • 別名・・・エキナセア、エキナケア、エキナシア、ブラックサンプソン、インディアンのハーブ、天然の抗生物質
  • 分類・・・キク科エキナセア属

ムラサキバレンギクの産地

原産地の北アメリカには9種存在するそうです。
耐寒性があり日当たりが良い場所を好みます。育てやすい植物ということで現在は日本を始め世界各国で栽培されています。

ムラサキバレンギクの利用法・効能・効果

花、葉、茎、根、種が利用されます。

  •  薬用(根・茎・葉)・・・風邪予防、花粉症予防、免疫力の強化、抗ウィルス作用、等。
  • 観賞用・・・鉢植え、ガーデニング、切花
  • 飲料用・・・ハーブティー
  • クラフト用・・・ドライフラワー

 薬用品種

薬用として用いられる品種はプルプレア(purpurea)、アングスティフォリア(angustifolia)、パリダ(pallida)。

  •  プルプレア(purpurea)・・・葉の形が卵型の品種。根と茎を利用する。
  • パリダ(pallida)・・・大きな花を咲かせる品種。根と茎を利用する。
  • アングスティフォリア(angustifolia)・・・草丈が最も小さい品種。

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イチョウ(銀杏)・ギンコウ

イチョウ

イチョウは裸子植物1種です。
裸子植物門イチョウ網の中では現存している最古の植物のため、「生きた化石」とも呼ばれるそうです。

イチョウの青葉は「ギンコウ」とも呼ばれ、最古のメディアカルハーブとも言われます。
中国では古くから漢方薬で利用されてきましたし、ドイツでは循環不全の治療薬としても利用されてきました。

 イチョウ・ギンコウの効能

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イチョウ・ギンコウの豆知識

  • 学名・・・Ginkyo biloba
  • 英名・・・Ginkyo
  • 和名・漢名・・・銀杏、公孫樹、鴨脚樹
  • 分類・・・イチョウ科イチョウ属

種子の利用法

種子は銀杏(ギンナン)と呼ばれます。
焼き物や天ぷら、茶碗蒸し、混ぜご飯、等々、食用で利用されます。

イチョウ・ギンコウの産地

原産地とされるのは中国、朝鮮半島、日本。
現在日本での生産量が多いのは愛知県、大分県、福岡県。

イチョウ・ギンコウの利用法・効能・効果

種子と葉が飲料用、薬用として利用されます。

イチョウの葉には何種類ものフラボノイドが含まれています。
効能・効果としては、抗酸化作用、血管拡張作用、血液循環・強化作用、血圧効果作用、等があげられます。
記憶力の低下、アルツハイマーや脳血管型の痴呆症などの予防に有効とされます。

ただ、サプリメントや健康食品として販売されている「イチョウ葉エキス」に同様の効果があるとは限らないので注意が必要です。

 利用上の注意

胃腸障害、頭痛、下痢、吐き気、等の副作用。イチョウに対するアレルギー反応を起こすことがあるらしい。

又、血液凝固材を使用中の人は効果を増加させるため使用を控えた方が良いそうです。

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