アジョワン

あじょわん

アジョワンとはセリ科の一年草です。
見た目はパセリに似ていますが、種を砕いたときの香りはタイムに似ています。

薬用としても古くから利用されていますが、インドや中東、アフリカなどでは欠かすことの出来ないスパイスです。

アジョワンの効能・メニュー

スポンサーリンク

アジョワンの豆知識

  • 学名・・・Trachyspermum ammi
  • 英名・・・Ajwain
  • 別名・・・アジュワイン、キャロム、カロム、ワイルド・セロリ・シード
  • サンスリット名・・・アジァモダ
  • 分類・・・セリ科ラキュースぺリマム属

サンスクリットとは

古代から中世にかけて、インド亜大陸や東南アジアにおいて用いられていた言語。
現在の母語話者は少ないが死語ではなく、インドでは憲法で認知された22の公用語の1つである。宗教的な面から見ると、ヒンドゥー教仏教シーク教ジャイナ教礼拝用言語であり、その権威は現在も大きい。引用元:wikipedia

アジョワンの産地

原産地とされるのは北アフリカ、南インド、北アジア。
現在はインド各地の他、イランやエジプト、パキスタン、アフガニスタン、シリア、ペルシャ、など。

アジョワンの利用法・効能・効果

利用する部分は種子です。主に食用と薬用で利用されます。

  • 薬用・・・精油成分の「チモール」には殺菌作用がある。歯磨きやマウスウォッシュなどに使われます。
  • 食用・・・インド料理、カレー料理のスパイスの他、パンやペストリー、ピクルスにも使われる。

アーユルヴェーダ

インドの伝統的な医学「アーユルヴェーダ」では、腎機能を高め神経を活性化して、呼吸器や消化器に対してうっ血を取る作用があると考えられているようです。

利用上の注意

胃酸過多の場合は使用を控えた方が良いそうです。

関連記事・参照先

アサフェティダ

アサフェティダ

アサフェティダとはセリ科の2年草です。
名前の由来はペルシャ語の「樹脂」を意味するアザとラテン語の「臭い」という意味を持つ「フェティダ」が合わさったといわれます。

茎から採れる成分が香辛料や生薬で使われす。
臭いは揮発性硫黄化合物を含んでいるため強烈です。
その臭気を喩えて、Devil’s dung(悪魔の糞)とも呼ばれているそうです。

アサフェティダの効能・メニュー

スポンサーリンク

アサフェティダの豆知識

  • 学名・・・Ferula asafoetida
  • 英名・・・assafoetida
  • 和名・・・アギ(阿魏)
  • サンスクリット名・・・ヒング(Hing)
  • 分類・・・セリ科オオウイチョウ属

 サンスクリットとは

古代から中世にかけて、インド亜大陸や東南アジアにおいて用いられていた言語。
現在の母語話者は少ないが死語ではなく、インドでは憲法で認知された22の公用語の1つである。宗教的な面から見ると、ヒンドゥー教仏教シーク教ジャイナ教礼拝用言語であり、その権威は現在も大きい。引用元:wikipedia

アサフェティダの産地

原産地は南西アジアや北アフリカだと言われます。。
現在では中近東やインド、パキスタンで主に栽培されています。

アサフェティダの利用法・効能・効果

利用する部分は茎と根。主に食用と薬用で利用されます。

  • 食用・・・西洋や南インドでよく使われるスパイス。豆や野菜料理、ソース、ピクルスなどに使われます。
  • 薬用・・・痙攣の沈める作用、鎮静剤など。アーユルヴェーダでは気管支炎やおなかの張りなどで処方される。

アーユルヴェーダとは

古代インドを発祥とする、約5000年の歴史を持つ伝承医学。
治療にハーブが使われるのが特徴。

利用上の注意

胃酸過多、高熱、吹き出物、じんましん、妊娠中などの人は使用を控えたほうが良いと言われます。

関連記事・参照先

アイスランドモス・エイランタイ

アイスランドモス

アイスランドモス・エイランタイとはウメノキゴケ科に属する地衣類(ちいるい)の一種です。
地衣類とは菌類と藻類からなる強制生物で、植物ではありません。

エイランタイ

色は淡い栗色が多いが変異も大きい。
高さは10cm程度に成長、葉状態は丸く管状だが先端は平たい。縁は房状になる。

アイスランドモスの効能・メニュー

スポンサーリンク

アイスランドモスの豆知識

  • 学名・・・Cetraria islandica
  • 別名・・・エイランタイ(依蘭苔)・イスランドゴケ・アイスランドゴケ
  • 分類・・・ウメノキゴケ科エイランタイ属

アイスランドモスの産地

原産地は地中海沿岸だと言われています。日本では北海道から四国の高山に生育。

特に北半球に分布・生育地は以下のようになります。

北国の山岳地帯に豊富で、特にアイスランドの北部・西部に広がる溶岩斜面・平野に特徴的である。イギリス北欧にも見られる。北米では北極圏に広く分布し、アラスカからニューファンドランド島ロッキー山脈南部のコロラドまで、またアパラチア山脈にも生育する。

アイスランドモスの利用法・効能・効果

利用する部分は葉です。強い苦味と磯臭い匂いがあります。

フィンランドやノルウェイといった北欧では、古くから食材や自然薬として利用されてきました。
強力な抗菌作用や免疫を向上させる働きがあることで、口腔粘膜の炎症、喘息、上気道カタル、病後の体力回復などに効果があるとされます。

 生薬としての需要量は多いが、アイスランドでは民間薬・伝統食材として少量が用いられるのみである。伝統的にはパン・粥・スープなどの原料として広く用いられていた。また、セトラル酸はエタノールに易溶、水・エーテルに微溶の苦い白色粉末であるが、苦味強壮薬・緩下剤として1回に 0.1 – 0.25 g 程度用いられる。伝統的には胸部疾患に対して用いられた

利用上の注意

胃・十二指腸潰瘍がある人は利用しない方が良い。

関連記事・参照先

アル二カ

アル二カ

アル二カは、ヨーロッパ中・南部から中央アジア、アメリカの草原や山地に生育するキク科の多年生植物です。
草丈はおおきなもので4・50cm位まで成長します。

日本の「ウサギギク」と似ていますが同属の別種です。アル二カは日本の気候では栽培が難しいと言われます。

アル二カの効能・メニュー

スポンサーリンク

アル二カの豆知識

  • 学名・・・ArnicaMontana
  • 別名・・・mountein tabacoo/leopards bane/wolfs bane
  • 分類・・・キク科アルニカ属
  • 原産地・・・ヨーロッパ

似ている植物「ウサギギク(兎菊)」

キク

  • 学名・・・Arnica unalascensis var. tschonoskyi
  • 別名・・・キンクルマ(金車)
  • 分類・・・キク科ウサギキク属

本州中部以北から北海道、千鳥列島、アリューシャン列島の亜高山から高山に分布。
葉がうさぎの耳に似ていることから名前が付けられたようだ。

アル二カの利用法・効能・効果

利用する部分は花と根です。

薬用としては、打撲や捻挫といったケガに効果があるとして古くから民間薬利用されてきました。
製脈炎、リウマチ、関節炎、虫刺され等でも利用されます。ただ、毒性があるため傷口がある場合は使用を控えた方が良いし、妊娠中も避けたほうが良い。

他はスキンケアや飲料用としても利用されるようです。

関連記事・参照先

アルカネット

アルカネット

アルカネットとはムラサキ科の多年草です。
花色は青紫、白、黄色、ピンク。初夏になると秋頃まで花を咲かせます。

以前は食用ハーブとして利用していたのですが、肝臓に有害な物質を含んでいることがわかったため、現在は食用禁止になっています。

 アルカネットの利用法・メニュー

スポンサーリンク

アルカネットの豆知識

  • 学名・・・Alkanna tinctoria
  • 英名・・・Alkanet、Common bugloss
  • 別名・・・アルカンナ・ダイヤーズバグロス・ダイヤーズビューグロス
  • 分類・・・ムラサキ科シノシタグサ属
  • 原産地・・・ヨーロッパ南西部

似ている植物

アンチューサというムラサキ科の植物に似ていることから、アルカネットをアンチューサと呼ぶこともあります。

アルカネットとの違いは花が少し大きいことと咲く数が多いこと。
別名はアフリカワスレナグサ、ウシノシタ、アルカネット。

アルカネットの利用法

利用する部分は花、茎、根。根に毒性がある種もあるので薬用や食用には向きません。

  • 染色用・・・根の皮から染料がとれる。ただ、色持ちが良くないので現在ではあまり使われない。
  • 芳香用・・・葉の香りはムスクに似た甘い香り。ポプリとして利用される。
  • 観賞用・・・園芸、鉢植え

ムスクとは

ムスクとは香料の一種です。
「麝香(じゃこう)」とも呼ばれ、雄のジャコウジカの腹部の麝香線から得られる分泌物です。

ポプリとは

ポプリとは室内香のひとつです。
ハーブやスパイス、果皮、花、葉、精油やポプリオイルなどの香料を混ぜ合わせ容器に入れて熟成させます。

ポプリにはドライとモイストがあります。
ドライは材料を乾燥させた英国風のもの。モイストは古代エジプトから伝えられたとされる生渇きの材料に塩を加え保存処理したもので、フランス風のポプリです。

関連記事・参照先

アマチァヅル(甘茶蔓)

アマチァヅル

アマチァヅルとは、全国の山野に自生するつる性の多年草です。
ブドウ科のつる性植物「ヤブガラシ」に似ていますが、アマチァヅルの葉の表面には毛があることっで区別できます。

葉は通常5枚ですが、中には3~7枚の葉をつけることもあります。
草丈は長いもので約4・5m、真夏になると黄緑色の小さな花を咲かせます。実は7mm程の大きさになります。

アマチァヅルの効能・メニュー

スポンサーリンク

アマチァヅルの豆知識

  • 学名・・・>Gynostemma pentaphyllum
  • 和名・・・甘茶蔓
  • 生薬名・・・七葉胆(しちようたん)
  • 分類・・・ウリ科アマチァヅル属

アマチァヅルの産地

原産地は日本及び東南アジア、中国。
日本全国の山野、東南アジアから中国・朝鮮半島の山野まで広く自生しています。

アマチァヅルの利用法・効能・効果

中国では薬草として古くから利用されてきたようです。

アマチァヅルは朝鮮人参と同様な薬効成分、70種類以上のサポニンが含まれているという研究結果の発表があってから注目を集めるようになりました。
有効成分にはサポニンが豊富に含まれます。これには神経の興奮を沈める作用や利尿作用があります。又、十二指腸潰瘍、低血圧、コレステロール値の改善、動脈硬化、などにも効果があると言われます。

 七葉胆(しちようたん)

生薬名は「七葉胆(しちようたん)」です。葉をお茶にして飲用します。
効能としては、利尿作用、喘息、気管支炎、糖尿病、低血圧、動脈硬化、等の予防。

 食用としての利用法

新芽、若葉、つる先を食べることができます。
一般的な食べ方としては、天ぷら、炒め物、茹でてから和え物やおひたし等。

利用上の注意

妊娠中、授乳中は避けたほうが良いと言われます。

関連記事・参照先

アニス・アニスシード

アニス アニスシード

アニスはセリ科の一年草です。
高さ50cm程に成長し、葉は羽毛状、小さな白い花を咲かせます。

「アニスシード」はアニスの果実。主に香辛料で使われます。
ウイキョウや八角と似た香りがするためか、「西洋茴香(セイヨウウイキョウ)」とも呼ばれます。

アニス・アニスシードの効能

スポンサーリンク

アニス・アニスシードの豆知識

  • 学名・・・Pimpinella anisum
  • 英名・・・anise
  • 分類・・・セリ科ミツバグサ属
  • 別名・・・アニスシード・アニシード
  • 原産地・・・中近東、地中海東部

アニスの産地

現在は中近東、ヨーロッパをはじめとして世界中で栽培されています。
主な産地はスペイン、イタリア、フランス、アメリカ、インド、パキスタン、エジプト、イスラエル、等

アニスシードの効能・効果

使われる部分は種のように見える果実です。
薬用としての効能、含まれる成分は以下のようになります。

アニスは古代ギリシアの時代には主として薬草として扱われ、母乳の分泌を促進する、あるいは分泌期間を延ばすものと信じられてきた。また、魔よけとしての効能も持つと信じられてきた。ローマ人は胃のもたれを解消するため、アニスケーキを食した。他にも、健胃剤、駆虫剤、去痰剤、歯磨き粉の成分として使われてきた。

果実を水蒸気蒸留することで、揮発性のアニス油が得られ、香料として使うほか、少量を腹の張りや子供の疝痛(発作性の腹痛)の治療薬として使うことがある。アニス油は沸点210℃の黄色の液体で、成分は90%程度がアネトールである。他にカビコール、アニスアルデヒド、アニス酸、テルペンなどを含む。

引用元:wikipedia

食用としてのアニスシード

強い香りとほのかな甘みがあるスパイスです。リキュールの味付けと香り付けに良く使われます。
料理ではケーキやクッキー、ビスケットなどの風味付け、スープやソース、カレー、肉料理、魚料理など幅広く使われます。

その他の利用法

香料(ポプリ、コロン、等)

関連記事・参照先

アニスヒソップ

アニスヒソップ

アニスヒソップは、葉がアニスの香りに似たシソ科のハーブです。
因みに、アニスは中近東、地中海東部を原産とするセリ科の植物でスパイスとして利用されます。

アニスヒソップは耐寒耐暑性多年草。花は穂が長く紫色や白色の小さな花を咲かせ群生している様子からか「たくさんの穂」という属名を持っています。
主に香辛料として利用されるのですが、アメリカ先住民は咳止め薬として使っていたそうです。

アニスヒソップの効能・メニュー

スポンサーリンク

アニスヒソップの豆知識

  • 学名・・・Agastache foeniculum
  • 英名・・・Anise Hyssop・Blue giant hyssop
  • 別名・・・ジャイアントヒップ、アガスターシェ、フェンネルヒソップ 
  • 分類・・・セリ科アガスターシェ属(カワミドリ属)
  • 原産地・・・北アメリカ

 アニスヒソップの産地

北アメリカからカナダ南部の草原などに群生。
草丈は大きなもので約100cm、開花時期は初夏から秋頃と長い。

 アニスヒソップの利用法・効能・効果

利用される部分は花、葉、茎です。

  • 薬用・・・健胃効果、疲労回復作用、風邪症状の緩和。葉を乾燥させて漢方薬、又はハーブティーで利用されます。
  • 食用・・・葉は甘くスパイシーな香り。サラダやハーブティー、料理の香辛料で利用されます。
  • 観賞用・・・園芸、ガーデニング、ドライフラワー

アニスヒソップの育て方

比較的育てやすいハーブです。
栽培のポイントとしては、日当たりが良く場所か半日陰の水はけの良い土に種を蒔くことと、2・3回の摘芯、追肥。

関連記事・参照先

アロエベラ

あろえ

アロエはアロエ科アロエ属の多肉植物の総称です。葉の肉が厚く粘りがあるのが特徴です。
アロエは全世界に300種とも500種ともあるといわれるほど種類が多い。ただし日本ではアロエベラとキダチアロエがほとんどです。

Aloe veraの「vara」は「真実」とか「本物」という意味を表します。そのためアロエベラは「真実のアロエ」とか「本物のアロエ」という意味にも受け取ることができます。

アロエベラの効能・メニュー

スポンサーリンク

アロエベラの豆知識

  • 学名・・・Aloe barbadensis
  • 和名・・・新蘆薈(しんろかい)
  • 分類・・・アロエ科
  • 別名・・・「キッチン・ウインドーシル・プラント(台所の窓辺に置く植物)」・「キュラソーアロエ」・「中国アロエ」・「インドアロエ」・「バルバドスアロエ」等
  • 原産地・・・カナリヤ諸島、北アフリカ、アラビア半島南部、他

 アロエベラの産地

アロエベラは熱帯か亜熱帯地域が原産地です。
日本では関東以南、静岡県、愛知県、四国、九州・沖縄、等。その中でも静岡県の南伊豆、沖縄県の宮古島等は生産量が多い。

アロエベラの効能・効果

アロエベラを医薬品として利用していた歴史はかなり古い。一説によるとクレオパトラやアレキサンダー大王も愛用していたとか?
一般的に言われるのが火傷や怪我の治療。実際に利用されてきたのですが、その効能・効果には明確な証拠は少ないらしい。
それどころか、アロインという成分を除去せず、過剰に摂取すると様々な副作用が起こるそうです。

化粧品やヘルスケアにも利用されています。
主な商品としては化粧水、保湿剤、香料、シャンプー、石鹸、等。ビタミン、ミネラルが豊富で抗炎症作用があるなどと謳われていることが多いようです。

古代インドを発祥とする伝承医学「アーユルブェーダ」では体をクールダウンさせるハーブとして位置づけられています。

利用上の注意

妊娠中、虫垂炎、内痔核、過敏症腸症候群、腎臓疾患のある人は使用を避けたほうが良いらしい。

食用としてのアロエベラ

葉が食用になります。
食べられる部分は葉の中のジェル状の肉。これを適当な大きさに切った葉の中から取り出します。
主な料理としては、刺身、サラダ、和え物、炒め物、スープ、酢の物、ジュース、サワー、ヨーグルト、デザート、等。

アロエベラの選び方と保存方法

葉は傷が無くはりがあるもの。葉肉に厚みがあるもの。夏から秋にかけて収穫されたもの。
生の保存方法はラップをして冷蔵庫の野菜室へ。2・3週間は保存可能です。

関連記事・参照先

アンゼリカ・アンジェリカ(西洋当帰)

アンゼリカ

セリ科の植物。セロリに似た香りがします。

原産地は北ヨーロッパから中央アジア。主に欧州各地からグリーンランド、シベリア、アルザス地方などの山地に自生します。大きなものは1,5m程に成長。

別名のアンゼリカ・アンジェリカはラテン語の「天使」に由来します。
疫病が流行したとき、多くの人たちを救ったハーブとして伝えられています。

セイヨウトウキの効能・メニュー

スポンサーリンク

セイヨウトウキの豆知識

  • 学名・・・Angelica archangelica
  • 英名・・・Angelica
  • 和名・・・西洋当帰、鎧草
  • 分類・・・セリ科
  • 別名・・・アンゼリカ、アンジェリカ

セイヨウトウキに含まれる成分

以下のような成分が含まれています。

精油はアンゲリカラクトン、アンゲリシン、アンゲリカ酸>、ベルガプテンを含み、その他にビタミンB群(葉酸、ビタミンB12ほか)を含む。エグザルトリドは女性には感覚されるが男性にはほとんど感じられない成分として知られている。

セイヨウトウキの利用法

利用する部位は花、茎、根、葉。根は刻んで乾燥させたものを使います。
種子から抽出するオイルは香水としても用いられます。

香りは強くほろ苦い。薬用以外は食用としても利用可能です。
茎を砂糖煮したものは製菓の材料としても利用されます。その代替として使われるのは「フキ」の甘露煮。これを「アンジェリカ」とも呼びます。

モイストポプリとしての利用法

ポプリとは室内香のひとつです。
ハーブやスパイス、果皮、花、葉、精油やポプリオイルなどの香料を混ぜ合わせ容器に入れて熟成させます。

ポプリにはドライとモイストがあります。
ドライは材料を乾燥させた英国風のもの。モイストは古代エジプトから伝えられたとされる生渇きの材料に塩を加え保存処理したもので、フランス風のポプリです。

セイヨウトウキの効能・効果

「当帰」は漢方の生薬では婦人科系疾患に利用されています。
「西洋当帰」は女性のための朝鮮人参」とも呼ばれます。血液の循環を活性化する作用を持ち、主に、更年期障害や月経前症候群(PMS)、腹痛、冷え性、貧血症、産前産後の障害等に有効とされます。

欧州では根茎が鎮静作用があるとして不眠症に使われています。発汗、利尿、食欲促進、などといった作用もあるといわれます。
古代インドを発祥とする伝承医学「アーユルブェーダ」では、子宮に栄養を与え月経周期を調整する強壮剤と扱われているようです。

利用上の注意

妊娠中の人、糖尿病の人は使用を避けたほうがいいようです。

 関連記事・参照先