白酒のカロリーや栄養成分・甘酒との違いなど

酒

白酒(しろざけ)とは雛祭りで出される甘いお酒です。
もち米を蒸したものにみりんや焼酎、米麹などを仕込み、数週間から1ヶ月程度熟成させたものを軽くすりつぶして造ります。

糖質は約45%、アルコール分は約9%、酒税法ではリキュール類に分類されます。
又、酒税法ではアルコール分が1%以上含む酒類の製造は禁止されています。これに違反した場合、酒税法第54号において10年以下の懲役又は100万円以下の罰金が科されます。

例外として以下のような酒類の製造は認められています。

酒類に水以外のものを混和する行為も酒類製造(混成酒類製造)とされるが、カクテルのように家庭や飲食店で酒に消費の直前に酒を混ぜる場合は例外として認められている。この他に、自家消費用に、20度以上の蒸留酒に対して、酒や以下に挙げるものを混和せず、更に混和後アルコールが新たに1度以上発酵しない場合に認められている。

  1. 米、麦、あわ、とうもろこし、こうりやん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ
  2. ぶどう(やまぶどうを含む。)
  3. アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす

引用元:wikipedia

 白酒のカロリーや栄養成分・甘酒との違い・メニュー

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 雛祭りの風習

雛祭りとは、女の子のすこやかな成長を祈って行われる年中行事です。
3月3日に行われ、桃の節句とか上巳の節句とも呼ばれます。

古くは中国で上巳の日に行われていた身を清める習慣がもととなっているらしい。
日本に伝わった平安時代では厄払いといて川に人形を流す「流し雛(ながしびな)」に変わっていった。
江戸時代になると女子の人形遊びと節句の次式が結びつき全国に広まる。それから何年もの時代を経て「雛祭り」に進化していったようだ。

雛祭りの飾り物は白酒の他「雛人形」、「桃の花」、「雛あられ」、「菱餅」、「ちらし寿司」、「はまぐりの吸い物」等。

白酒と甘酒の違い

  • 製法の違い・・・甘酒はご飯やお粥に米麹を混ぜ合わせ1日かけて醗酵させたもの。酒粕を湯に溶いて加熱したものも甘酒と呼ばれる。
  • アルコール分・・・甘酒は1%未満。そのためアルコール飲料には属さない。甘酒は家庭でも造ることが可能です。

白酒のカロリー・含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

白酒

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g   mg  mg  mg  mg  mg  mg
 238  1,9  微量  48,1  5 14  3  14  0,1  0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,02  0,01  1  1  –  –  0

白酒の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・直射日光を避け常温で保存(開封後は冷蔵庫でも良い)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・開封後は早めに飲む

 関連記事・参照先

梅酒のカロリー・作り方・おいしい飲み方など

酒

梅酒は梅の果実を氷砂糖入りの蒸留酒に漬け込んで造る混成酒です。
使用される蒸留酒は一般的にホワイトリカーや焼酎。酒税法の関係でアルコール度数20度未満のものは使えません。
梅は青く硬いものや熟して黄色くなったもの。あまりに未熟なものや熟しすぎたものは使われません。

梅酒に使う梅は以下のようなものがあります。使われる梅により味や香りが変ります。

  • 南高梅・・・主産地は和歌山県。実の大きさのわりに種が小さいの特徴。果肉は柔らかく肉厚で皮が薄い。梅干では最高級品とされる。
  • 古城・・・主産地は和歌山県。「青いダイヤ」とも呼ばれるほど梅酒には適している。種は小さく実は肉厚。
  • 白加賀・・・全国で生産されるが関東地方が主な産地。特に群馬県の榛名山麓で栽培されたものは良質とされる。

 梅酒のカロリー・作り方・おいしい飲み方・メニュー

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 梅酒の作り方

ブランデーや蜂蜜などを使うこともあります。基本的な作り方は以下のようになります。

  1. 梅を選ぶ。品種か硬さ(熟し具合)で選ぶ。どれを使うかで味は変る。
  2. 梅のアクを抜く。水に浸して3・4時間すれば抜ける。黄熟したものはアク抜きの必要はない。
  3. 梅のヘタを取る。竹串などを使うと良い。
  4. 専用のビンに漬け込む。梅1kgに対してホワイトリカー1,8Lに氷砂糖500~700g前後。
  5. 冷暗所に保存。時々揺らして全体をなじませる。飲み頃は3ヶ月以降。

 梅酒の飲み方

下記は梅酒の飲み方の一例です。

  •  ストレート・・・梅の風味や味をすなおに味わえます。
  • オンザロック・・・ロックグラスを冷やして天然氷を1・2個入れ、梅酒を注ぐ。
  • 水割り・・・薄めなければ飲めないような人に向く。好みで割合は調節。
  • お湯割り・・・寒い時期に飲むとおいしい。香りが豊かになる。
  • ソーダ・炭酸割り・・・梅酒との比率は1対1が基本だが好みで調節。口当たりが良くなるので酒が弱い人でも飲みやすい。
  • 焼酎割り・・・グラスに氷を入れ梅酒を焼酎で割る。お酒に強い人に向いている。

梅酒のカロリー・含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

梅酒

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g   mg  mg  mg  mg  mg  mg
 156  0,1  微量  20,7  4 39  1  3  微量  微量
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0  0,01  0  0  –  –  0

梅酒の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・直射日光を避け常温で保存
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・賞味期限は基本的に無い

 関連記事・参照先

マオタイ酒のカロリー・おいしい飲み方など

酒

マオタイ酒(茅台酒)とは中国で生産される白酒(蒸留酒)。
産地となるのは貴州省茅台。18世紀頃から造られていることからか、産地の名前が由来となっています。

原料は高粱(カオリャン=もろこし)や甘薯、小麦、もち米、等。透明ですが独特の香りとコクがあるのが特徴です。
以前はアルコール度数が60度以上あったらしいが、今では38~53度となっています。
価格の方は種類や熟成年数により大きく変わり、中には数百万もするものもある。そのため偽物も多く出回っており、本物との見分け方を紹介いているサイトもあるらしい。

中国では「国酒」として珍重され、祝いの席や宴席などで飲まれることもあります。

この酒は1915年に開催されたサンフランシスコ万国博覧会で金賞を受賞したことなどから、1951年より「国酒」と称するようになった。毛沢東がリチャード・ニクソン大統領をもてなし、周恩来が田中角栄首相をこの酒で接待したことや、実際中国ではしばしばお祝いの宴席で乾杯に用いられることなどから、名実ともに国酒といえる。

引用元:wikipedia

 マオタイ酒のカロリー・おいしい飲み方・メニュー

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紹興酒の種類とカロリー・おいしい飲み方・使われる料理など

紹興酒

紹興酒とは中国浙江省紹興市紹興市付近で製造される醸造酒。他の地域で造ったものは紹興酒とは呼びません。
中国では醸造酒のことを「黄酒(フォアンチュウ」と呼びます。これを長期熟成させたものを「老酒(らおちゅう)」といいます。

原料はもち米と麦麹、カラメル等。そして紹興市の「鑒湖の水」で仕込みます。
醸造してから3年以上経過しないものは紹興酒としては呼ぶことはできません。
製造年数が長くなればなるほどその価値は高くなり、値段も高価になっていきます。

紹興酒の種類とカロリー・飲み方・料理・メニュー

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ラム酒の種類とカロリー・おいしい飲み方・関連する資格など

カクテル

ラム酒はサトウキビを原料とした蒸留酒です。
サトウキビに含まれる糖を醗酵・蒸留させて造られます。原料、製法の違いにより以下のようになります。

インダストリアル製法・・・サトウキビから砂糖を精製する際の副産物であるモラセス(廃糖蜜)を原料とし、発酵させてできた>醸造酒を蒸留し、>の濃度を高めてから熟成させることによって作られるもの。
アグリコール製法・・・サトウキビの搾り汁から砂糖を精製せずに、搾り汁を直接、原料として製造したもの。発酵させてできた醸造酒を蒸留し、エタノールの濃度を高めてから熟成させることはインダストリアル製法に同じ。この製法で作られたラムをアグリコール・ラムと呼ぶこともある。

参照先:wikipedia

原産地とされるのは西インド諸島のバルバドス島。
17世紀に蒸留酒を造る技術を持つイギリス人がこの島でサトウキビで造ったのが始まりらしい。
ただし、他にも発祥の説があるので残念ながら定かとは言えないようです。

現在の産地としてはカリブ海や中南米。キューバ、プエルトリコ、ジャマイカ、ベネズエラ、フランス等。日本では小笠原や沖縄初頭(南大東島、等)、奄美諸島(徳之島、等)など。

ラムも酒税法上はスピリッツに分類されます。
スピリッツは蒸留酒のことですが、酒税法ではウイスキーやブランデー、焼酎、原料用アルコールを除いたものになります。
ウオッカ、ジン、ラム、テキーラを「世界の4大スピリッツ」と言います。

ラム酒の種類とカロリー・飲み方・資格・メニュー

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ジンの種類とカロリー・関連する資格・おいしい飲み方など

カクテル

ジンは穀類などを原料にした蒸留酒。
主な原料は大麦やライ麦、とうもろこし、じゃがいも等。独特の香りはジュニパーベリー(杜松の実)というヒノキ科の植物。

1660年代、オランダのライデン大学の医学部教授が、解熱・利尿用薬酒として造られたものが起源とされているらしい。
その後、イギリスに伝わりヨーロッパ各地、アメリカでも人気が出ていったようだ。

 

ジンも日本の税法上ではスピリッツに属します。
スピリッツとは蒸留酒全般のことです。ただし、酒税法ではウイスキーやブランデー、焼酎、原料用アルコールを除いたものになります。
ウオッカ、ジン、ラム、テキーラのことを「世界の4大スピリッツ」と言います。

ジンの種類とカロリー・資格・飲み方・メニュー

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ウオッカの種類とカロリー ・おいしい飲み方、関連する資格など

スピリッツ

ウオッカはほとんど無味無臭の蒸留酒です。クセがないのでカクテルで使われることも多い。
原料は大麦や小麦、ライ麦、ジャガイモ、トウモロコシ等。蒸留したものを白樺炭で濾過します。
主な生産国、消費国としては東欧のロシアやウクライナエストニア、リトアニア、北欧のスウェーデンやノルウェー、フィンランド、中欧ではポーランドやスロヴァキア、等が挙げられる。

日本では酒税法でスピリッツに分類されます。
スピリッツとは蒸留酒全般のことです。ただし、酒税法ではウイスキーやブランデー、焼酎、原料用アルコールを除いたものになります。
「世界の4大スピリッツ」があります。これはウオッカの他、ジン、ラム、テキーラのことを言います。

 ウオッカの種類とカロリー ・おいしい飲み方、資格・メニュー

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ブランデーの種類とカロリー・おいしい飲み方など

酒

ブランデーは果実酒から製造する蒸留酒です。

大別するとブドウを原料にしたものと他の果実を原料にしたものに分かれます。
一般的にブランデーとだけ言う場合は白ブドウから造られたもの。他の果実で造ったものは「チェリーブランデー」とか「アップルブランデー」等と呼ばれます。

生産国として有名なのはフランス。世界で最も多く生産されています。
代表的なものはコニャック地方産の「コニャック」とアルマニャック産の「アルマニャック」。この名称はA・C法(アペラシオン・ドリジーヌ・コントロレ=日本語で「原産地統制呼称」「原産地呼称統制」)で厳しく制限されています。因みに 「コニャック」と「アルマニャック」以外のフランス産のブランデーは「フレンチブランデー」と名付けられることになります。

日本産のブランデーとしてはサントリーやニッカウヰスキーなどが製造しています。

ブランデーの種類とカロリー・メニュー

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ブランデーの等級と種類

ブランデーには熟成年数により等級を表す符合が付けられています。特に統一基準とはなっていませんが、ランク付けとして解釈されることにもなります。
一例としては、☆(1つ星から3つ星)、VO、VSO、VSOP、XO、ナポレオン、エクストラ、等。

ブドウを原料にしたものと他の果実を原料にしたものに大別されます。

ブドウを原料にしたもの

一例としては下記のようなものがあります。

  • コニャック・・・フランスのコニャック地方で造られる高級ブランデー。代表的な銘柄としてはレミーマルタンやヘネシー、カミュ、等。
  • アルマニャック・・・フランス南西部のアルマニャック地方で造られる高級ブランデー。コニャックと比べると辛口とされている。
  • フレンチブランデー・・・コニャック・アルマニャックと名乗ることができないフランス産のブランデー。
  • アメリカ・ブランデー・・・ワインと同様にカリフォルニアが主産地。法でカリフォルニア産のブドウを使用することが義務付けられている。
  • スペイン・ブランデー・・・シェリー酒の産地とそそ周辺で造られている。シェリー酒の空樽を使い熟成させることが多い。
  • ドイツ・ブランデー・・・ライン、モーゼル地方が主産地。
  • イタリア・ブランデー・・・代表的なものとしては「グラッパ (grappa) 」がある。ワインを製造するときに出るブドウの搾りかす(ブドウの皮や種子、果軸など)から蒸留されて造る。

 果実を原料にしたもの

下記はフルーツブランデーの一部です。他にもイチゴやスモモ、ナシ等が使われます。

  • チェリー・ブランデー・・・「キルシュ」、サクランボで造るブランデー。ブランデーにサクランボを漬け込み香り付けしたものもある。
  • アップル・ブランデー・・・リンゴの果汁から造るブランデー。リンゴ果汁を醗酵させて醸造酒を作りそれを蒸留する。
  • アプリコット・ブランデー・・・アプリコットとは杏(アンズ)のこと。アンズの香りを加えたブランデー。
  • ピーチ。ブランデー・・・黄桃の香りを加えたブランデー。

 ブランデーのおいしい飲み方

  •  ストレート・・・ブランデーグラスを使い香りを楽しむ。本来の味を味わうことができる飲み方と言われる。
  • オンザロック・・・ロックグラスを冷やしておくことがポイント。氷を入れてから注ぐ。チェイサーも添える。
  • 水割り・・・割合は好みだが1対1位が推奨される。氷を入れずに飲むのも良い。
  • お湯わり・・・専用のグラスにブランデーを注ぎ、お湯で割る。温度が高いと香りが強くなる。
  • ニコラシカ・・・リキュールグラスを使う。ブランデーを注ぎグラスの上に砂糖をまぶしたレモンの輪切りを乗せ、それをかじりながらブランデーを飲むというスタイル。
  • カフェロワイヤル・・・コーヒーとブランデーを組み合わせた味わい方。暖かいコーヒーに、ブランデーをしみ込ませた角砂糖をスプーンに乗せ火を灯し、コーヒーに沈める。

 ブランデーに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ブランデー

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g   mg  mg  mg  mg  mg  mg
 237  0  0  0  4 1  0  微量  0  微量
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0  0  0  0  0  0  0

ブランデーの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・直射日光を避け常温で保存(開封したものは栓をしっかり行う)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・賞味期限は基本的に無い

関連記事・参照先

ウイスキーの種類とカロリー ・関連する資格など

洋酒

ウイスキーは蒸留酒の一種です。
原料となるのはトウモロコシや大麦、ライ麦等。

元はブランデーと同じようにぶどう酒を蒸留したものです。
ヨーロッパ各地に広がり、次第にその地で採れた材料を使うようになっていったらしい。

 

日本では酒税法(大3条15号により下記のように定義されています。

次に掲げる酒類(イ又はロに掲げるものについては、第九号ロからニまでに掲げるものに該当するものを除く。)をいう。

  • イ・・・発芽させた穀類及び水を原料として糖化させて、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が九十五度未満のものに限る。)
  • ロ・・・発芽させた穀類及び水によつて穀類を糖化させて、発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が九十五度未満のものに限る。)
  • ハ・・・イ又はロに掲げる酒類にアルコール、スピリッツ、香味料、色素又は水を加えたもの(イ又はロに掲げる酒類のアルコール分の総量がアルコール、スピリッツ又は香味料を加えた後の酒類のアルコール分の総量の百分の十以上のものに限る。)

引用元:酒税法

 ウイスキーの種類とカロリー・関連する資格・メニュー

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 ウイスキーの種類

ウイスキーは産地と材料により幾つかの種類があります。

  •  モルトウイスキー・・・製造工程により「シングルカスク」「シングルモルト」「ブレンデッドモルト」に分かれる。材料はモルト(大麦麦芽)。「シングルカスク」は1つの樽から作られる。「シングルモルト」は1つの蒸留所において蒸留されて作られる。「ブレンデッドモルト」は複数の蒸留所で造られたものを混合したモルトウイスキー。単式蒸留機で蒸留し樽で醗酵させる。スコッチや日本産のウイスキーに多い。
  • グレーンウイスキー・・・グレーンとは穀物のこと。大麦麦芽の他、穀類(トウモロコシ・小麦・ライ麦、等)を材料とする。連続式蒸留機で蒸留し樽で醗酵させる。
  • ブレンデッド・ウイスキー・・・複数の盛るとウイスキーとグレーンウイスキーを混合させたもの。
  • ライウイスキー・・・ライ麦を材料にした北アメリカのウイスキー。カナダとアメリカでは原料の比率等、定義が異なる。
  • コーンウイスキー・・・アメリカ産のウイスキー。トウモロコシを原料にするバーボンスイスキーととの違いはコーンウイスキーのほうは原料のトウモロコシが80%以上。バーボンは最大でも80%まで。

ウイスキーの5大産地

ウイスキーの産地は世界中で5箇所です。産地により原料や製法に違いがあります。世界の5大ウイスキーは以下のようなものです。

  • スコッチスイスキー(スコットランド)・・・タイプはモルトウイスキーやグレーンウイスキー。仕込みにビート(泥炭)で麦芽を燻製するので香りが独特(スモーキーフレーバー)。
  • アイリッシュウイスキー(アイルランド)・・・原料は大麦麦芽、大麦、コーン、等。ビートは焚かない。
  • アメリカンウイスキー(アメリカ)・・・バーボンウイスキーやテネシーウイスキー。どちらも原料はトウモロコシの麦芽だが熟成方法に違いがある。
  • カナディアンウイスキー(カナダ)・・・原料はトウモロコシ、麦芽、ライ麦等。ブレンデッドウイスキーの一種。
  • ジャパニーズウイスキー(日本)・・・ニッカウヰスキーの創業者がスコットランドに留学した際に製法を学んだ。スコッチの影響を受けているためタイプはモルトウイスキーやグレーンウイスキーが主流。

ウイスキーのおいしい飲み方

飲み方によりウイスキーの味わいも変わります。その時の雰囲気により飲み方を選択するのも一つの楽しみ方です。
下記は飲み方の一例です。

  • ストレート・・・ウイスキーの香りや味を最も味わえる飲み方。別のグラスにチェイサー(氷水)を用意する。
  • オンザロック・・・グラスに氷を入れウイスキーを注ぐ。天然の氷をピックで割ったものが良い。グラスも冷やしたものを使うのがコツ。
  • ハーフロック・・・ウイスキーと水を1対1にしてロックグラスで飲むスタイル。
  • 水割り・・・ウイスキーと水の比率は1対2~2,5程度が目安。
  • お湯割り・・・ウイスキーとお湯の割合は1対3程度が目安。香りが楽しめる飲み方。
  • ハイボール・・・ウイスキーをソーダ(炭酸水)で割るスタイル。比率はウイスキー1にソーダ3か4が目安。
  • ウイスキーコーク・・・コークハイとも呼ばれる。ウイスキーをコーラで割ったもの。

ウイスキーに関連する資格

  •  ウイスキーコニター資格認定・・・スコッチ文化研究所が主催する民間資格。ウイスキーエキスパート、ウイスキープロフェッショナル、マスターオブウイスキーの3段階。
  • ウイスキー・スピリッツ検定・・・ウイスキー・スピリッツアドバイザー協会が認定する民間資格。1級~3級まで。
  • 日本バーテンダー協会・資格認定制度・・・「バーテンダー・技能認定試験」、「インターナショナル・技能認定試験」、「NBA認定マイスターバーテンダー呼称証書」。それぞれ受験資格や試験内容が異なる。

詳しくはページ下の関連記事をご覧ください。

ウイスキーに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ウイスキー

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g   mg  mg  mg  mg  mg  mg
 237  0  0  0  2 1  0  微量  微量  微量
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0  0  0  0  0  0  0

ウイスキーの保存方法

  • 理想的な保存方法・・・直射日光が当る場所や湿度が高い場所などは適さない・ビンは立てて置く
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・基本的に賞味期限は無い

関連記事・参照先

焼酎の種類とカロリー ・資格制度など

焼酎

焼酎は蒸留酒に属します。
蒸留酒は、原料をアルコール発酵させて造る醸造酒を蒸留して造ります。スピリッツとも呼ばれます。

原料となるのは主に、サツマイモ、米、麦、黒糖、蕎麦、等。
産地としては鹿児島、大分、熊本、長崎、伊豆諸島(青ヶ島)、等が知られています。

焼酎の種類とカロリー ・資格・メニュー

 

 焼酎の分類

以前は「甲類」と「乙類」に区分されていましたが、酒税法の改正により「連続式蒸留焼酎」と「単式蒸留焼酎」に変更されています。

  • 連続式蒸留焼酎(旧甲類)・・・連続式蒸留機で蒸留された焼酎。無色透明でクセのない味、「新式焼酎」とも呼ばれていた。アルコール度数は36%未満。
  • 単式蒸留焼酎(旧乙類)・・・単式蒸留機で蒸留された焼酎。原料の風味や味が出る、「旧式焼酎」とも呼ばれていた。アルコール度数は45%以下。
  • 混和焼酎・・・上記の2種類を混和させたもの。その割合により表示が定められている。

参照:日本蒸留酒酒造組合

焼酎の種類

  •  連続式蒸留焼酎(旧甲類)・・・JINRO・ホワイトリカー、等。チューハイや果実酒の材料に使われやすい。
  • 単式蒸留焼酎(旧乙類)・・・芋焼酎、そば焼酎、麦焼酎、黒糖焼酎、等。
  • 泡盛・・・沖縄の地酒。米を原料にした蒸留酒。税法上では焼酎乙類に分類される。「琉球泡盛」の表示が付けられるのは、世界貿易機関のTRIPS協定に基づき沖縄県産の物のみに認められている。
  • 本格焼酎・・・規定で定められたアルコール含有物を蒸留した焼酎。税法上の分類では単式蒸留焼酎(旧乙類)にあたる。

焼酎のおいしい飲み方

レモンハイやウーロンハイ、梅酒やコーヒー等で割って飲まれることが一般化していますが、銘酒と呼ばれるような焼酎は下記のような方法で飲むことでその味わいや風味を十分堪能できると思います。

  • ストレート(生)・・・生は「き」と呼びます。本格焼酎を飲む場合適しています。良く冷やしてから飲んでも美味しい。
  • オンザロック・・・これも本格焼酎の飲み方。グラスに氷を入れてから焼酎を注ぐ。
  • 水割り・・・水と焼酎の割合は半々前後。好みと種類により加減を調節すると良い。
  • お湯割り・・・お湯は70度くらいに冷まして使う。先にお湯を入れ後から焼酎を注ぐ。

焼酎に関連する資格・検定

焼酎に関連した民間資格や認定制度があります。愛好家の他、飲食業に従事しているような方に人気があるようです。

  • 焼酎唎酒師・・・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が認定する民間資格。客の好みと焼酎の飲み方、楽しみ方などを提供する。受験資格は満20歳以上。
  • 焼酎ナビゲーター・・・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催する認定講習会を樹高すると受けられる呼称資格。
  • 焼酎検定・・・日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催。1級(準1級含む)から3級まで。受験資格は満20歳以上。上級資格は下級資格を取得後。

詳細はページ下の関連記事をご覧ください。

焼酎に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

焼酎(本格焼酎)

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g   mg  mg  mg  mg  mg  mg
 146  0  0  0  –  –  –  –  –
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0  0  0  0  0  0  –

焼酎(ホワイトリカー)

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal(カロリー)  g  g  g   mg  mg  mg  mg  mg  mg
 206  0  0  0  –  –  –  –  –
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0  0  0  0  0  0  0

焼酎の保存方法

  • 理想的な保存方法・・・冷暗所
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・基本的に賞味期限は無いが開封後は早めに飲む

関連記事・参照先