はと麦

麦

鳩麦(はとむぎ)とはイネ科ジュズダマ属の穀物です。
水辺に生えているジュズダマというイネ科の植物の栽培種。

原産地は中国南部からインドシナ半島とされています。日本へは中国から朝鮮半島を経由して伝わったらしい。

日本への伝播には諸説あり、奈良時代とも江戸時代とも言われている。享保年間には薬用として栽培されていた。牧野富太郎によると、日本へは中国から伝播したとされるが、形態的、生態的に朝鮮半島原産に類似しており、DNA分析によっても日本と韓国在来品種の違いはほとんどなく[1]、朝鮮半島を経由して伝播したと考えられる。

引用元:wikipedia

はと麦の種類・品種

ジュズダマはうるち種。はと麦はモチ種。

  • 岡山在来・・・はと麦の主力品種。岡山県の在来種。
  • 中里在来・・・青森県の旧中里町の在来種。

はと麦の産地

生産量が多いのは岩手県、栃木県、富山県。特に栃木県小山市は生産量が多い。

  • 岩手県・・・花巻市・奥州市
  • 栃木県・・・小山市・鹿沼市
  • 富山県・・・氷見市・小矢部市

他にも多くの地域で栽培されています。

 はと麦と食べ方・利用法

米に混ぜて焚いたり、お粥、スープ、サラダ、お菓子等、はと麦焼酎、等。様々な利用法があります。
健康食品としてはと麦茶。漢方薬としても利用されます。

はと麦に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

はと麦・精白粒

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 360  13,3 1,3  72,2  1  85  6  20  0,4  0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,02  0,05  16  0  0  0,6  0

栄養成分の詳細
はと麦に多く含まれる栄養成分。

 

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はと麦の効能

漢方名は「薏苡仁(ヨクイニン)」。イボ取り効果、利尿作用、解毒作用などがあるそうです。
又、ハトムギエキスには保湿作用や美白作用があるとされ基礎化粧品に配合されてもいます。

ただし、妊娠中ははと麦が含まれている食品は避けたほうがいいらしい。

はと麦の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋
  • 理想的な保存方法・・・・直射日光を避け常温
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・長期保存が可能

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あわ

粟(あわ)は、イネ科エノコログサ属の雑穀類。粟はエノコログサが原種だと言われます。
エノコログサは道端でよく見られる雑草です。犬の尾に似ていることで「犬っころ草(いぬっころくさ)」とも呼ばれ、それが名前のもとになっています。一般的には「ネコジャラシ」の名前で通っています。

原産地は東アジア。日本では縄文時代から栽培されているたそうです。かつては盛んに作られていましたが、現在では生産量は激減しています。

粟の種類・品種

  • もち粟・・・粘りが強いのが特徴。粥や餅にして食べられる。
  • うるち粟・・・茶に近い黄色をしている。あっさりした食べ応えのため米と混ぜても良い。
  • 春粟・・・春に播種する。主に寒冷地で作られる。
  • 夏粟・・・夏に播種する。主に温暖地で作られる。

粟は五穀米の一つ

五穀米とは五種類の穀物のこと。粟の実は五穀の中で最も小さい。
一般的には、米、麦、粟、豆、黍(きび)か稗(ひえ)のことを言う。

濡れ手で粟

簡単に利益を得られることや簡単にたくさんの物を手に入れらることをたとえた表現。
濡れた手で粟をつかめば、労せずたくさんくっついてくることから来ている。

粟の食べ方・利用法

食糧事情が悪い頃は主食としても利用されていました。
現在では健康食品(十穀)やお菓子、餅の材料、焼酎の原料等。鳥の餌(赤粟・黄色粟)としても販売されています。

粟に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

粟・精白粒(うるち・もち粟)

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 364  10,5 2,7  73,1  1  280  14  280  4,8  2,7
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,20  0,07  29  0  0  3,4  0

栄養成分の詳細
粟に多く含まれる栄養成分。

 

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粟の効能

栄養価は高い。
カリウム、鉄、亜鉛、ビタミンB1、食物繊維、抗酸化作用があるポリフェノール等が豊富に含まれます。

雑穀の中で特に目立つのが鉄やビタミンB群。食物繊維は白米の約3倍も含まれています。
ビタミンB群の働きは、酵素の手助けをすること。鉄はヘモグロビンの構成物質として体内に酸素を運び、貧血を予防するといった働きをしています。

粟の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・収穫時期は夏と秋
  • 理想的な保存方法・・・・常温(夏場は冷蔵が良い)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・長期保存が可能

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大薯・ダイジョ

芋

大薯(だいじょ)は、西アフリカが原産とされるヤムイモの1種。
ヤムイモはユリ目ヤマノイモ科ヤマノイモ属 のうち塊根(芋)を食用とする種の総称ですが、自然薯(ヤマノイモ)や長いもとは同属別種になります。

シンショ(参薯)、デンショ(田薯)、オキナワヤマイモ(沖縄山芋)、タイワンヤマイモ(台湾山芋)、ウベ (フィリピン語:ube)、パープルヤム (purple yam)、ウォーターヤム (water yam) とも。ヤマイモの1種と誤解されるが、ヤマイモ(ヤマノイモ、D. japonica)は同属別種である。ショヨ(薯蕷)とも混同されるが、ショヨはナガイモ(D. opposita)のことで、これも同属別種である。

参照:Wikipedia

大薯・ダイジョの種類・品種

日本で栽培されているものでは中身が紅紫色、白色のものがあります。形は塊状、棒状、扇状、紡錘形など様々。大きなものは4・50kgくらいになります。
紅紫色の品種は「ベニヤマイモ(紅山芋)」とか「ベニイモ(紅芋)」、「コウシャイモ(拳薯)」と呼ばれます。

大薯・ダイジョの産地

12・3℃以下になると保存が難しい。そのため主に東南アジアやオセアニア等の熱帯地域で栽培されています。
日本では沖縄や九州、四国の一部地域。

大薯・ダイジョの食べ方・料理

沖縄料理、大薯焼酎、沖縄菓子(軽羹(かるかん)等)、ケーキ、アイスクリーム、等。

大薯・ダイジョに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

大薯・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 109  2,6 0,1  25,0  20  490  14  57 0,7  0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 適量  0,10  0,02  24  17  0  2,2  0,1

栄養成分の詳細
大薯に多く含まれる栄養成分。

 

 

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大薯・ダイジョの効能

紫色の成分はフラボノイド(ポリフェノール)の一種アントシアニン、抗酸化物質です。
眼精疲労や肝機能の強化などに有効とされます。

大薯・ダイジョの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・沖縄では秋から春にかけて売られている
  • 理想的な保存方法・・・・常温
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・保存状態が良ければ長期保存が可能

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自然薯・ヤマノイモ

芋

自然薯(じねんじょ)・ヤマノイモは、日本原産ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年生植物です。長いもに似ていますが別の種類です。
本来自然薯は野に自生している植物ですが、現在では畑で栽培されているので流通量が増えています。

根とは違う「担根体(たんこんたい)」と「むかご」が食用になります。
むかごとは栄養繁殖器官の一つ。葉の付け根にできる芽が栄養分を貯めて球状になったものです。

自然薯の別名

本来はヤマノイモ。自然薯が別名です。

ほぼ全国の山に自生していることから「山芋(やまいも)」と呼ぶ地域が多い。
自然に生えるという事で「自然生(じねんじょう)」とも呼ばれます。

 自然薯の見分け方

自然薯を掘りに行くと、似ている「オニドコロ(鬼野老)」という植物があります。
どちらもつる性の植物で野山に自生していますが、よく見ると外見に違いがあります。

  • 蔓・・・自然薯は左巻き・オニドコロは右巻き
  • 葉・・・自然薯は細長いハート型で左右対称に葉が出る・オニドコロは丸いハート型で左右交互に出る

 自然薯の選び方

切り口が黒ずんでいないもの。傷がないもの。ヒゲ根が生えているもの。天然物は風味や粘りが強い。晩生種が最高級とされている。

 自然薯の食べ方・料理

粘りはとにかく強い。すりおろしてとろろめし・とろろ汁などにする場合は好みで伸ばす加減を調節しましょう。
千切りにしてわさび醤油で食べたり、団子にして揚げたり、磯辺揚げ風にししてもおいしい。

むかごは生でも食べられます。茹でる、炒める、炊き込みご飯、等もおいしい。

自然薯に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

自然薯・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 121  2,8 0,7  26,7  6  550  10  31 0,8  0,7
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 適量  0,151  0,04  29  15  0  2,0  0

栄養成分の詳細
自然薯に多く含まれる栄養成分。

 

 

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自然薯の効能

昔から滋養強壮に効果があるとされ、体が弱っているときやスタミナを付けたいときなどに好んで食べられます。
消化促進、粘膜の保護などの働きがある「ムチン」。消化酵素「アミラーゼ」。強精効果を高めると言われる「アルギニン」などが豊富。
又、長いもやいちょう芋に比べるとビタミンCも豊富です。ビタミンCは免疫力を高める白血球の働きの強化や、抗ストレスビタミン、メラニン色素の生成の抑制、赤血球の合成など、多様な役割をしています。

自然薯の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋から冬
  • 理想的な保存方法・・・・常温(土に埋めて保存することもできる)・冷蔵・冷凍
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・保存状態が良ければ長期保存が可能

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大和芋・つくね芋(伊勢芋・丹波山の芋)

芋

大和芋は、大和国(現在の奈良県)の伝統野菜です。
長いもなどに比べると球形。つくね芋群の芋。

大和芋・伊勢芋・丹波山の芋の特徴と産地

  • 大和芋・・・表皮が黒く、凸凹が少ない。
  • 伊勢芋・・・三重県の多気郡多気町が原産地のヤマノイモの一種。みえ伝統野菜品目の一つ。凸凹は多い。表皮は白い。
  • 丹波山の芋・・・兵庫県丹波篠山特産のヤマノイモの一種。表皮は黒い。

大和芋・つくね芋の選び方

傷や変色がないもの。できるだけ丸いもののほうが料理しやすい。表面に張りがあり乾いていないもの。重みがあるもの。

大和芋・つくね芋の食べ方・料理

粘りが強いのが特徴です。
食べ方は長いも等と同じように、とろろやスライスしてわさび醤油で食べたり、揚げ物、焼き物、煮物などでもおいしい。

大和芋・つくね芋に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

大和芋・つくね芋・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 123  4,5 0,2  27,1  12  590  16  72 0,5  0,6
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,13  0,02  6  5  0  2,5  0

栄養成分の詳細
大和芋・つくね芋に多く含まれる栄養成分。

 

 

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大和芋・つくね芋の効能

長いもに比べればデンプン(炭水化物)も粘り成分も多い。

粘りはムチンです。ムチンはたんぱく質と多糖類が結合した糖たんぱく質。食物繊維のような働きをします。
消化酵素のアミラーゼ(ジアスターゼ)も多く含まれています。そのため生食で食べても消化不良になることはありません。

大和芋・つくね芋の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋から早春
  • 理想的な保存方法・・・・常温(泥つきのものは新聞紙に包んで保存)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・保存状態が良ければ長期保存が可能

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長芋

芋

長芋(ナガイモ)とは、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の肥大した担根体(たんこんたい)。
担根体とはヤマノイモ属にある特有の器官で、根とは違います。
又、似た芋に「自然薯」がありますが別の種類です。

長芋の種類

  • げんこつ次郎・・・長野県や岩手県の山間部で昔から栽培されている長イモの在来種からの選抜品種。
  • ずんぐり太郎・・・青森県南部地方の在来種「ずんぐりいも」から選抜した系統。
  • ガンクミジカ・・・首が短く肉付きの良い系統、青森在来種。
  • とっくり形長いも・・・早生品種。従来のものより長い。
  • 加賀まるいも・・・石川県能美市の特産物。
  • 伊勢いも・・・三重県の多気郡多気町の特産物。

長芋の産地

関東から北海道にかけて多く生産されています。
主な産地は、北海道、青森県、長野県、秋田県、岩手県、山形県、新潟県、山梨県、福島県、等。

長芋の選び方

傷や変色が無く張りがあるもの。できるだけひげ(根)がついているもの。太くて重みがあるもの。

長芋の食べ方・料理

すりおろして、とろろ汁や山かけ、麦とろ、とろろ蕎麦などで食べるのが一般的です。
短冊切りにして刺身感覚で食べたり、和え物、酢の物でもおいしい。
他は、漬け物や揚げ物(天ぷら)、お好み焼き、サラダ、焼き物、煮物、等。

長芋に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

長芋・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 65  2,2 0,3  13,9  3  430  17  27 0,4  0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,10  0,02  8  6  0  1,0  0

栄養成分の詳細
長芋に多く含まれる栄養成分。

 

 

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長芋の効能

粘りはムチンです。ムチンはたんぱく質と多糖類が結合した糖たんぱく質。食物繊維のような働きをします。
消化酵素のアミラーゼも多く含まれています。

長芋の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬と春
  • 理想的な保存方法・・・・切っていないものは常温・切り口が入ったものは冷蔵か冷凍
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵では1週間程度(早めに食べた方が良い)

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いちょう芋(手芋)

芋

いちょう芋はヤマノイモ科ヤマノイモ属ナガイモ種の多年草。
根の先が銀杏の葉のようになっていることからこの名で呼ばれています。

いちょう芋(手芋)の別名

人間の関東では「大和芋」で出回っています。又、人間の手のような形をしているため「手芋」、「仏掌芋(ぶっしょういも)」。三味線のバチに似ているため「バチ芋」とも呼ばれます。

いちょう芋(手芋)の産地

関東が主な産地です。
千葉県、群馬県、栃木県、埼玉県、,茨木県、等。

いちょう芋(手芋)の食べ方・料理

粘りと味が良いので、すりおろしてとろろ汁で食べるのが一般的です。
山かけやとろろ蕎麦、お好み焼きにも利用される。

いちょう芋(手芋)に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

いちょう芋(手芋)・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 108  4,5 0,5  22,6  5  590  12  65 0,6  0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 適量  0,15  0,05  13  7  0  1,4  0

栄養成分の詳細
いちょう芋(手芋)に多く含まれる栄養成分。

 

 

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いちょう芋(手芋)の効能

滋養強壮に効果があるとされ、体が弱っているときなどに好んで食べられます。

ぬめり成分はたんぱく質と多糖類が結合した糖たんぱく質「ムチン」です。
消化促進、粘膜の保護などの働きがあります。

いちょう芋(手芋)の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・秋から早春
  • 理想的な保存方法・・・・常温(泥つきのものは新聞紙に包んで保存)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・保存状態が良ければ長期保存が可能

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八つ頭(八頭)

里芋

八つ頭(ヤツガシラ)は里芋の一品種です。親芋と小芋、孫芋が一塊になっています。
頭が八つあるように見えるためこの名前が付けられました。中国では「九面芋」と呼ぶそうです。

ただ、実際にある頭は五つ前後。めったに八つはありません。

八つ頭(八頭)の産地

主に関東で栽培されています。主な産地は山梨県、千葉県、茨木県、埼玉県、栃木県、等。

八つ頭(八頭)の食べ方・料理

子孫繁栄の縁起物としてお祝いや正月のおせち料理で食べられます。
又、芽がたくさんでることから「芽出たい」と言われ好まれてきました。

食べ方としては煮物や汁物。蒸してもおいしい。
芋の他に茎(ずいき・芋茎)も食用になります。

八つ頭(八頭)に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

八つ頭(八頭)・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 97  3,0 0,7  20,5  1  630  39  72 0,7  1,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,13  0,06  39  7  0  2,8  0

栄養成分の詳細
八つ頭(八頭)に多く含まれる栄養成分。

 

 

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八つ頭(八頭)の効能

里芋より勝る栄養成分はカルシウムや炭水化物、リン、など。
特にカルシウムは4倍位多く含まれています。カルシウムは骨や歯を丈夫にする以外に、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。

食物繊維も芋の中では多いほうです。
ぬめり成分のムチンには消化促進、ガラクタンには免疫力向上作用があると言われます。

八つ頭(八頭)の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・12月
  • 理想的な保存方法・・・・常温(新聞紙などで土がついたまま冷暗所で保存)・茹でたものは冷蔵か冷凍
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・乾燥しない間に食べるようにする

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水芋(田芋)

芋

水芋(ミズイモ)は水田で栽培される里芋。一般には「田芋(たいも)」とも呼ばれます。
粘りと甘味がある餅のような食感がする芋です。

芋

原産地はインド東部からインドシナ半島の熱帯地方。
日本では九州南端から沖縄県まで(南西諸島)の各地で主に栽培されており、地域により名前が違うようです。

沖縄島では「ターンム」(金武町では「ターム」または「ターマーム」)、与論島では「ターヌウン」「タームジ」、沖永良部島では「ターニウム」、奄美大島では「ターウム」、喜界島では「ウム」などと呼ばれている。
奄美大島の南部では、「ターウム」または「タームジ」、北部では「クワリ」と呼ばれる。種子島南部では「ミズイモ」または「カワイモ(川芋)」と呼ばれている。

引用元:wikipedia

水芋(田芋)の選び方

傷や変形が無いもの。実にはりがあるもの。生は泥付きで売られているもの。

水芋(田芋)の食べ方・料理

食べる部分は親芋と小芋以外に茎となる「ずいき」。
南西諸島の各地では様々な郷土料理があります。

  • ドゥルワカシー・・・ふかしたものをペースト状にして豚バラやきのこ等を出し汁とあわせたもの。
  • ドゥル天・・・揚げたもの。
  • ウンニーマイ・・・与論島の料理。芋と米を煮たものを練る。
  • 田楽・・・水芋(田芋)の田楽。砂糖が入るので甘い。

水芋(田芋)に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 水芋(田芋)・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 117 0,7  0,4  27,6 6  290 46  35 1,0 0,32
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
1  0,16  0,02  27  7  0  2,2  0

栄養成分の詳細
水芋(田芋)に多く含まれる栄養成分。

 

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水芋(田芋)の効能

デンプン(糖質)、ミネラルが豊富です。

糖質は脳や神経系、赤血球、筋肉などが活動する場合のエネルギー源で、不足した場合血糖値が下がり機能が低下します。糖質は1日100g以上は必要ですが、過剰摂取すれば体脂肪として蓄積され、しいては生活習慣病の原因にもなりますので注意が必要です。

ミネラルで目立つのはカリウム。
カリウムは、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があると考えられています。

水芋(田芋)の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬
  • 理想的な保存方法・・・蒸してから冷蔵・冷凍
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵では保存状態がよければ5日位

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菊芋

芋

菊芋はキク科ヒマワリ属の塊根(かいこん)です。塊根とは根が肥大化したもの(サツマイモ、等)。
菊の花に似た花を咲かせるためこの名前が付けられました。

菊芋の別名

ブタイモ、アメリカイモ、サンチョーク、エルサレムアーティチョーク。

菊芋の産地

北アメリカが原産。日本各地で作られています。
日本以外では南アメリカ、コーロッパ、オセアニア等世界中に分布しています。

菊芋の選び方

実が柔らかいものは避ける。傷や変色がないもの。

菊芋の食べ方・料理

そのまま薄くスライスして生のまま山葵醤油などで食べられます。、煮物、サラダ、焼き物、和え物、フライ、等。

菊芋に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

菊芋・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 35  1,9 0,2  15,1  2  630  13  55 0,2  0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,07  0,05  7  12  0  2,0  0

栄養成分の詳細
菊芋に多く含まれる栄養成分。

 

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菊芋の効能

特徴はデンプンが少なく「イヌリン」という食物繊維が多く含まれているところ。
菊芋は糖尿病の予防に効果があるなどとして健康食品で人気があります。

主成分は多糖類イヌリンを含む食物繊維であり、生の菊芋には13-20%のイヌリンが含まれる。通常の芋類と異なり、デンプンはほとんど含まれない。
イヌリンは消化によってオリゴ糖の一種キクイモオリゴ糖(イヌロオリゴ糖)となるため、健康食品として顆粒やお茶として加工され市販されている。さらに、飼料とするほか、果糖の原料にもされる。

引用元:wikipedia

菊芋の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・11月から3月
  • 理想的な保存方法・・・・常温・冷蔵・冷凍
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・土に埋めておくと長持ちする。

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