ベニバナインゲンはマメ科インゲン属の多年草。日本では1年草として栽培されています。
1年草は発芽から枯れるまで1年で完結してしまう植物。多年草とは複数年に渡って生存できる植物です。
つる性の植物で長さは5m位には成長します。種子は斑模様があるものと変種に白いものがあります。粒は大型で肝臓のような形をしています。
原産地は中南米の高知とされています。日本に伝来したのは江戸時代の末期、観賞用にされていたようです。
ベニバナインゲンの別名
花豆とか花ささげ、高原大角豆(コウゲンササゲ)とも呼ばれます。
ベニバナインゲンの産地
暑さに弱い豆で寒冷地や涼しい地域で栽培されています。
主な産地は長野県や北海道、東北各地、等。
ベニバナインゲンの食べ方
主な食べ方は煮豆や甘納豆。餡にも加工されます。
又、花の部分も食用になります。生のものをサラダにしたり、酢の物、和え物、天ぷら等にできます。
ベニバナインゲンの毒
るレクチンの一種フィトヘマグルチニンという毒性成分があるそうです。中毒症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛等。
そのため、食用にするときはしっかり熱を通すことが必要です。
インゲンマメ同様に毒性のあるレクチンの一種フィトヘマグルチニン(PHA)を含むため、調理の際はよく火を通す必要がある。
引用元:wikipedia
ベニバナインゲンに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
ベニバナインゲン(乾燥)
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
332 | 17,2 | 1,7 | 61,2 | 1 | 1700 | 78 | 430 | 5,4 | 3,4 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
微量 | 0,67 | 0,15 | 140 | 微量 | 0 | 26,7 | 0 |
栄養成分の詳細
ベニバナインゲンに多く含まれる栄養成分。
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ベニバナインゲンの効能
ミネラルやたんぱく質、食物繊維が多く含まれています。ビタミン類もB群が多く含んでいます。
特に目立つのはビタミンB1でしょうか。
ビタミンB1は、脳の中枢神経や手足の末梢神経の働きを正常に保つという役目も果たしています。そのため、不足すると反射神経の異常や手足のしびれなどが現れます。
水に溶けやすい性質を持っているので、加熱するとより解けやすくなります。そのため汁まで飲めるような料理が有効です。
ベニバナインゲンの保存方法
- 理想的な保存方法・・・直射日光を避け常温で保存・冷蔵・冷凍
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・開封したものは冷凍が良い、1ヶ月位は保存可能