さつま揚げはかまぼこを揚げたもので、「揚げかまぼこ」に分類されます。
材料は魚肉のすり身にイカやエビ、タコ、ゆで卵、野菜などを入れたものなど様々なものがあります。
鹿児島県の西部にあたる薩摩地方では「つけ揚げ」と呼ばれます。
これは沖縄(琉球)から伝わったと言われる魚のすり身を揚げた「チギアギー」が語源らしい。
さつまあげの別名・地方名
薩摩地方では「つけ揚げ」。薩摩地方が名産地であることから関東方面では「薩摩揚げ」と呼ぶのが一般的です。
関西では「天ぷら」。東海地域では「はんぺん」とか「揚げはんぺん」。北海道では「てんかま(天ぷらにしたかまぼこ)」とか「曲がりてんぷら」と呼ぶ地域もある。
さつまあげに使われる材料
主に癖のない白身魚のすり身が使用されますが、地方よっては青魚を使うところもあります。又、2種類の魚を混ぜることもあります。
地域により、タラやエソ、ハモ、ホッケ、イシモチ(グチ)、イトヨリ、アジ、イワシ、サバ、サンマ、等。
魚のすり身に加えるものとしては、ごぼうや人参、にら、しその葉、枝豆、シイタケ、等の野菜やイカ、タコ、エビ、ゆで卵、木綿豆腐、ひじき、等。
さつまあげの食べ方・料理
そのままでもおやつやおつまみになります。少し焼いて生姜などの薬味やマヨネーズをつけるとよりおいしい。
一般的な料理としては、おでんやうどんの具、煮物。
さつまあげに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
さつまあげ(魚肉のみ)
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal(カロリー) | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
139 | 12,5 | 3,7 | 13,9 | 730 | 60 | 60 | 70 | 0,8 | 0,3 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
微量 | 0,05 | 0,10 | 5 | 0 | 20 | 0 | 1,9 |
栄養成分の詳細
さつまあげに多く含まれる栄養成分。
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さつまあげの効能
他の練り製品に比べカルシウムの量が目立ちます。
カルシウムは人体の2%前後をしめています。
その99%が骨や歯の成分で「貯蔵カルシウム」と呼ばれ、残りは筋肉などにあり「機能カルシウム」と呼ばれます。骨は絶えず新しいものが作りなおされています。この活発な骨の代謝に関与しているのがカルシウムです。
又、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐ働きをしています。
さつまあげの保存方法
- 理想的な保存方法・・・冷蔵・冷凍
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵では1週間程度、冷凍では3ヶ月以上