ホワイトサポテ

ホワイトサポテ

ホワイトサポテはミカン科カシミロア属の常緑高木です。
果実は柿のような形をしており、中には大きな種が何個か入っています。
完熟すると甘味があるものと苦味があるものがあります。色は緑色から薄い黄色になります。

ホワイトサポテの産地

亜熱帯性の果樹で原産地はアメリカ。
メキシコの高地から中央アメリカにかけて分布しています。
日本では沖縄・鹿児島・和歌山などで商用栽培されています。

ホワイトサポテの品種

ホワイトサポテは3つの種類に大別されます。

  • 子房が大きく葯が小さいもの・・・レモンゴールド・クシオ・ラムジーラージ・フロリダ・ラマーツ・イエロー・等
  • 子房が小さく葯が大きいもの・・・スーベール・フォーノーイ・ホワイト・青島・フィエスタ・プリチャード・等
  • 花粉が多く子房も大きいもの・・・モルツビー

ホワイトサポテの食べ方

ホワイトサポテは収穫後皮にしわが出るまで常温で追熟されます。
そうすることで濃厚な甘味がでます。
食感はクリーミーで甘い桃や梨のような味がします。

食べるときは事前に冷蔵庫で2・3時間冷やしてから食べましょう。
中心部分に種があるため、それを避けるようにナイフで切り、果肉をスプーンですくって食べると食べやすいでしょう。

ホワイトサポテに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ホワイトサポテ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 74  1,5  0,1  18,9  微量  220 13  28 0,2  0,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,05  0,05  36  18  0  3,1  0

栄養成分の詳細
ホワイトサポテに多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

ホワイトサポテの効能

かなりの栄養成分を含んでいます。
ミネラル・ビタミンともにバランスよく含まれています。
特に多いのはカリウムやカルシウム、リン、食物繊維です。

カリウムにはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、血圧を下げる作用があるとされ、高血圧を予防する効果があります。
カルシウムもかなり含まれています。カルシウムは骨や歯を丈夫にしますし、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用等もあります。
リンはカルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯の主成分になります。
食物繊維は整腸作用や排泄を促す作用、葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれていますが、それはビタミンB12とともに新しい赤血球を正常に作り出すために必要不可欠とされるからです。

ホワイトサポテの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏
  • 理想的な保存方法・・・常温で追熟させる
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・追熟させたものはなるべく早く食べる

関連記事

文旦(ぶんたん)

ぶんたん

文旦は柑橘類の一種です。柑橘類の中では大きなほうで、大きなものは2kgくらいあります。
原産地は中国南部や台湾、マレーシアやインドネシア等の東南アジアです。

日本に渡ってきたのは江戸時代の初期らしく、この名前は清国広東省の通商船船長「謝文旦」(しゃぶんたん)氏から取ったと言われていますが、他にも諸説あるようです。
標準和名はザボン(朱欒、香欒)で、地域によってはボンタンとも呼ばれています。

文旦の種類・品種

品種は多くのものがあります。その幾つかを紹介します。
文旦の自然交配でできたはっさくや夏みかん等もその仲間です。

  • 「土佐文旦」・・・法元文旦とも言い、高知県の特産品。温室栽培と露地栽培がある。
  • 「水晶文旦」・・・高知県の特産品。贈答用にも使われる高級品。
  • 晩白柚(ばんぺいゆ)」・・・果実が大きいのが特徴で直径25cmにもなる。
  • 阿久根文旦」・・・鹿児島県阿久根市の特産品。
  • 「麻豆文旦」・・・西洋梨のような形をしている。台湾が湾地。

文旦の産地

日本に伝来にした地域は鹿児島県の阿久根市と言われます。
今でもこの地は産地の一つですし、他には高知県や熊本県等でも盛んに栽培されています。

文旦の選び方

良いものは果汁が多いので持ったとき重く感じます。果皮の表面にキズが無く、張りと艶があるものを選ぶようにしましょう。

文旦の食べ方・レシピ

文旦は皮が厚いのでナイフで切れ込みを入れてから剥いたほうがいいでしょう。
実の部分を切り離したら、袋から出して中身だけ取り出すと食べやすくなります。
実はジュースやジャム、スムージー、サラダ、マーマレードなどにしてもおいしくいただけます。

皮も食べられます。
皮は適当な大きさに切り砂糖や水飴で煮たり、ピールにして利用されます。

文旦に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

文旦・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
38 0,7 0,1 9,8 1 180 13 19 0,1 0,1
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,03  0,04  16  45  0 0,9  0

栄養成分の詳細
文旦に多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

文旦の効能

柑橘類ですから、特に目立つのはビタミンCです。
ビタミンCは、体内で行われている多くの化学反応に関与しています。抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進したり、腸管での鉄の吸収率を高めるといった働きもあります。
さらに強い抗酸化力により過酸化脂質の生成を抑制し、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの予防効果もあります。発ガン物質であるニトロソアミンの形成を抑える働きもありますから、抗がん作用も期待できます。

文旦の保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・土佐文旦は1~3月・水晶文旦は10~11月
  • 理想的な保存方法・・・常温で保存する・(食べる前に冷蔵庫で冷やすと良い)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・皮にしわが出てきても1ヶ月くらいは保存可能

関連記事

ブルーベリー

ブルーベリー

ブルーベリーはツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される落葉低木果樹の総称です。
北アメリカ(カナダ)が原産地でかなり昔から地域では食用にされていたそうです。
それが品種改良を繰り返し、広く世界で栽培されるようになっています。
名前の由来は果実の色。実は熟すことにより濃紺になることで「Blueberry」と呼ばれれています。

ブルーベリーの品種・種類

品種は大別すると「ローブッシュ系」「ハイブッシュ系」「ラビットアイ系」になります。
さらに「ハイブッシュ系」に、「北部ハイブッシュ系」「南部ハイブッシュ系」「半樹高ハイブッシュ系」の3種類があります。
これらの特徴は以下のようになります。

  • ハイブッシュ・・・アメリカ北部が原産地。日本では本州以北、四国九州の準高冷地で育成されるている。「おおつぶ星」「あまつぶ星」「はやばや星」「うつぎ青」「じんば青」「えぼし青」等がある。
  • ラビットアイ・・・熟成する前はうさぎの目のように赤みが出ることで付けられた。「レッドパール」「オレンジパール」「ブルーパール」「フクベリー」等がある。
  • ローブッシュ・・・北アメリカやカナダ等に自生している野生種。主に加工品にされる。

ブルーベリーの産地

世界最大の産地はアメリカ。他はニュージーランドやオーストラリア等でも生産されています。
アメリカでは世界の生産量の90%位を占めているそうです。

日本では長野県、山梨県、茨木県、群馬県、千葉県、岩手県、静岡県、東京都等、生産地はここ数年で広がりを見せています。

ブルーベリーの選び方

新鮮なものは果皮の表面に白い粉状のもの(ブルーム)がついています。粒にキズが無く大きなものを選びましょう。張りとつやがあるものは良品です。

ブルーベリーの食べ方

生で食べる場合はそのまま丸ごと食べられます。食べる前に冷やすとよりおいしくいただけます。
他の食べ方としては、ジャムやジュース、ケーキ、アイス、シャーベット、ゼリー、等に利用されます。

ブルーベリーに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ブルーベリー・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 49  0,5  0,1  12,9  1  70  8  9  0,2   0,1
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 5  0,03  0,03  12  9  0  3,3  0

栄養成分の詳細
ブルーベリーに多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

ブルーベリーの効能

紫色の色素はアントシアニンです。
アントシアニンは目のために良い成分で、視力低下や目の疲れ、等に有効です。

ブルーベリーの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・国産は夏(輸入物は通年)
  • 理想的な保存方法・・・パックにいれ冷蔵庫へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・生は冷凍すれば長持ちはするが早めに食べたほうがいい

関連記事

はっさく

hasaku

はっさく(八朔)はミカン科の柑橘類です。温州みかんに比べ直径が1cm以上大きくなります。
日本が原産で、江戸時代末期に広島県尾道市因島田熊町(旧因島市)の浄土寺で原木が発見され栽培が始まったそうです。

ここは瀬戸内海に面していることで気候が温暖なため柑橘類には適しています。
なおかつ「村上水軍」という海賊がおり、東南アジアのほうまで活動範囲を広げていたため、その遠征先から苗や果実、あるいは種を持ち帰ってきたと考えられているそうです。

はっさくの品種

通常の八朔と紅八朔があります。

  • 八朔・・・柑橘類としては果汁が少ないく、果皮が厚いの剥きにくい。12月くらいに収穫してからしばらく貯蔵して3月までには出荷が終える。木に出荷時まで成らしておきものは「木成り八朔」「完熟八朔」として出荷されます。
  • 紅八朔・・・果汁が多く比較的糖度が高い。果肉は橙黄色、果皮は淡橙なのが特徴。

はっさくの産地

和歌山県が全国の70%近くを生産しています。
それに次いで広島県、愛媛県、徳島県、大分県、静岡県、熊本県等、柑橘類の主要産地ではたいがい生産されています。
発祥の地広島県因島(いんのしま)では、現在も2千戸位の農家がはっさくを作っているそうです。

はっさくの選び方

表皮が鮮やかなオレンジ色で張りとつやがあるもの。ヘタは取れやすいので無くてもいいのですが、付いているものは枯れていないもの。持って見て重みを感じるものは果汁が詰まっています。

はっさくの食べ方・料理

皮がかたいのでナイフで切れ込みを入れてから剥きましょう。
そのまま6等分位に切り分け、ナイフで皮の部分を切り取って食べる方法もあります。
薄皮(じょうのう)も食べられますが、これも厚いので食べにくいと思います。

ゼリーやジュース、マーマレード、サラダ、ピール等に加工してもおいしくいただけます。

はっさくに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

はっさく・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
45  0,8 0,1  11,5  1  180 13  17  0,1  0,1
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 9  0,06  0,03  16  40  0  1,5  0

栄養成分の詳細
はっさくに多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

はっさくの効能

柑橘類ですからビタミンCは豊富です。
抗酸化作用が強いので風邪の予防や生活習慣病の予防、またコラーゲンの生成に関与するので美肌効果も期待できます。

はっさくの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・2~4月
  • 理想的な保存方法・・・冷暗所で常温保存(冷蔵庫に入れる場合は乾燥しないようにする)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1週間以上

関連記事

びわ

びわ

びわ(枇杷)はバラ科の常緑高木とその果実です。
中国南西部が原産とされ、日本には江戸時代末期に導入されたそうです。

写真でも分かるように、葉は厚く長い楕円形で枝の先端のほうに集中しています。
葉の根元部分に実が幾つもなっています。

びわ

実は大きくても7cm程度で、薄い皮を剥くと黄色い果肉が見てきます。
この果肉部分はそれほど多くなく、食べてみると大きな種が中心部分に2か3つ位入っています。

びわの品種

びわには多くの品種があります。その一部を紹介致します。

  • 田中(たなか)・・・明治12年に東京の田中芳雄氏によって作られた品種。果肉は大きく釣鐘型で甘味と酸味がとれている。
  • 楠(くすのき)・・・明治9年頃に高知県でできた品種。果実は50g前後と小さい。
  • 大房(おおぶさ)・・・田中と楠を交配したもの。大きな果実で甘味と酸味のバランスが良い。
  • 土肥(とい)・・・静岡県の土肥地域で作られていた品種。種が大きく可食部の割合が低い。
  • 茂木(もぎ)・・・長崎市茂木町で中国産ビワ(唐ビワ)から作られたもの。九州のビワの代表各。
  • 白茂木(しろもぎ)・・・長崎県の果樹試験場で作られた品種。茂木の種に放射線をあてて突然変異させたもの。
  • 瑞穂(みずほ)・・・昭和11年に旧農林省園芸試験場で公表した品種。実は大粒。
  • 福原(ふくはら)・・・瑞穂と中国の白びわを交配させた品種。

他にもクイーン長崎(福原)、麗月、陽玉、涼風、長生早生、室戸早生、森尾早生、長崎早生などがあります。

びわの産地

長崎県が全国の3分の1弱を生産しています。
それに次いで千葉県、愛媛県、鹿児島県、香川県、和歌山県、等主に西日本での生産が中心です。

びわの選び方

果実の表面はつやとハリがあるもので、産毛が生えているもの。痛みやすい果物なのでキズが無いものを選ぶようにする。ヘタの部分が残っているもの。

びわの食べ方・レシピ

皮は薄いですから剥きやすいと思います。どちらからでも剥くことはできますが、尻のほうから剥くようにすると満遍なくきれいに剥くことができます。
後はそのままかぶりついてもいいですが、種が気になる人はナイフで切り分け種を出すようにしましょう。

シロップ漬けやコンポート、びわ酒、ゼリー、等に加工しても良いでしょう。

びわに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 びわ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
40 0,3 0,1 10,6 1 160 13 9 0,1 0,2
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 68  0,02  0,03 9  5  0 1,6  0

栄養成分の詳細
びわに多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

びわの効能

実にはビタミンが多く含まれています。
これにはロドブシンという目に必要不可欠な物質が含まれています。

葉にはアミグダリンという物質やクエン酸が多く含まれています。
そのため、乾燥させてびわ茶や、生薬(枇杷葉(びわよう))として用いられます。
ただしアミグダリンという物質は胃腸で分解されると猛毒である青酸を発生させるので注意が必要です。

アミグダリンは胃腸で分解されると猛毒である青酸を発生する。そのため、葉などアミグダリンが多く含まれる部位を経口摂取する際は、取り扱いを間違えると健康を害し、最悪の場合は命を落とす危険性がある。

引用元:wikipedia.ビワ

びわの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・品種により多少の違いはありますが概ね初夏
  • 理想的な保存方法・・・冷暗所に保存(食べる直前に冷やす)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1~2日

関連記事

日向夏(小夏・ニューサマーオレンジ)

日向夏

日向夏(ヒュウガナツ)はミカン科ミカン属の常緑低木の柑橘類です。
原産地は宮崎県。1820年に宮崎市の真方安太郎の邸内で自生しているのが発見されたそうです。

ユズが突然変異したものらしいのですが、見た目は黄色で大きく夏みかんに近い感じがします。
現在では他県でも作られており、高知県では「小夏」とか「土佐小夏」、愛媛県では「ニューサマーオレンジ」という名前で出荷しています。

主な品種は「種なし」「はるか」「小核」。
又、枝変わりによる変異種は「室戸小夏」「宿毛小夏」「西内小夏」「松岡小夏」の4種が品種登録されているそうです。

日向夏の産地

みかんの産地ではほとんど栽培されています。
宮崎県以外では静岡県の伊豆地域、神奈川県の湯河原や小田原、愛媛県、愛知県、高知県、熊本県等です。

日向夏の選び方

果皮の表面に光沢とハリがあり鮮やかな黄色をしているもの。
手に持って見て重みを感じるものは果汁が多いことになります。

日向夏の食べ方・レシピ

味はみかんよりもレモンかグレープフルーツに似ています。

日向夏は表面の果皮下にある白い皮の部分「アルベド」も食べられます。
そのため表面の皮を剥くときはナイフでりんごの皮をむくようにして、アルベドの部分を残します。
後は種を取りながら好みの大きさに切り分ければできあがりです。
切り分けた実には好みで砂糖や蜂蜜をかけたり、本場の宮崎ではしょうゆをかけて食べる人もいるそうです。

ジュースやスムージー、ケーキ、マーマレード、ゼリー、ジャム、砂糖漬け、サラダ、ちらし寿司等にも利用されます。

日向夏に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 日向夏・生(袋・わた付き)

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
45 0,6 0,1 11,7 1 130 23 11 0,2 0,1
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 1  0,05  0,03  16  26  0  21  0

栄養成分の詳細
日向夏に多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

日向夏の効能

白い皮の部分「アルベド」には食物繊維が多く含まれています。
食物繊維には整腸作用やコレステロールを排出する作用がありますので、生活習慣病の予防に有効です。

カルシウムも多く含まれています。
カルシウムは骨や歯を丈夫にするのですが、クエン酸が柑橘類には多く含んでいますのでカルシウムの吸収を促進させます。
又、当然ビタミンCは豊富です。これには肌にハリを与えたり、抗酸化作用が動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの予防に有効です。

日向夏の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・冬から春
  • 理想的な保存方法・・・ビニール袋等に入れて冷蔵庫の野菜室へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・加工すれば長期保存が可能

関連記事

ピタヤ(ドラゴンフルーツ)

ドラゴンフルーツ

ピタヤはその独特の形からかドラゴンフルーツとも呼ばれています。
サボテン科ヒモサボテン属のサンカクサボテンの果実のことです。

原産地は中南米やメキシコ。
ドラゴンフルーツとは中国語の漢字を英語にした販売用の商品名だそうです。

果実の表面は葉にも棘にも見えるような突起物があるのが特徴で、果皮は鮮やかな赤と黄色のものがあります。
割ってみると中身はびっしり詰まっており、その中にはゴマのような種が一面にあります。

果実

 

ピタヤ(ドラゴンフルーツ)の種類・品種

主にその色によって何種類かのものがああります。

  • ホワイトドラゴン・ホワイトピタヤ・・・上の写真のように果肉が白いもの。甘味はそれほどないが水分が多い。最も一般的なドラゴンフルーツ。
  • レッドドラゴン・レッドピタヤ・・・濃い赤紫の果肉。ホワイトドラゴンに比べると甘いがそれほでもない。赤い色素はポリフェノール。
  • イエロードラゴン・イエローピタヤ・・・果皮が黄色で小さい。甘味は比較的強くジューシー。あまり流通していない。
  • ピンクドラゴン・・・ホワイトとレッドを掛け合わせて作った品種。海外産と国内産のものがある。

ピタヤ(ドラゴンフルーツ)の選び方

追熟させる必要はないので新鮮なものを選ぶ。果皮の表面にある棘状のものが新しいもの。果皮がつやがあり色が鮮やかなもの。持って見て重みを感じるもの。

ピタヤ(ドラゴンフルーツ)の産地

日本では沖縄県での生産がほとんどです。
鹿児島の奄美地方や宮崎等でも生産されています。

海外では中南米の他にタイやマレーシア、ベトナム、インドネシア、中国南部や台湾、等でも栽培されています。

ピタヤ(ドラゴンフルーツ)の食べ方・レシピ

食べる前に十分冷やしましょう。
縦に半分に切った後、又半分づつにして皮を剥きます。後は食べやすい大きさに切れば出来上がりです。

面倒な人は半分に切った後、スプーンで果肉をすくって食べるという方法もあります。
又、皮が剥きやすいのでイチジクのように手で先端から剥いて食べるのもありです。

「レッドドラゴン・レッドピタヤ」を食べるときは色素が服に付かないように気をつけましょう。服に付くと赤く染まってしまいます。

ピタヤ(ドラゴンフルーツ)に含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

 ピタヤ(ドラゴンフルーツ)・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
50 1,4 0,3 11,8 微量 350 6 29 0,3 0,3
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 0  0,08  0,06 44  7  0 1,9  0

栄養成分の詳細
ピタヤ(ドラゴンフルーツ)に多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

ピタヤ(ドラゴンフルーツ)の効能

葉酸は造血のビタミンと呼ばれるように、赤血球を正常に作り出すために必要不可欠とされる成分です。
カリウムはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制し、尿への排泄を促す働きがあることから、高血圧を予防する効果があると考えられています。

ピタヤ(ドラゴンフルーツ)の旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・国産は夏から秋
  • 理想的な保存方法・・・袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・1~2日

関連記事

パパイヤ

パパイア

パパイアはパパイア科パパイア属の常緑小高木です。
原産地はメキシコ南部で、日本では主に沖縄や鹿児島(奄美など)や宮崎で栽培されています。。

木は10m程に成長し、葉の茎の根元に青い実が集中しています。
これが熟すにつれ黄色くなってきて、実を割ると中心部に黒く小さい種が詰まっています。

パパイアの名前

パパイアは「乳瓜木(チチウリノキ)」とか「木瓜(モッカ・モクカ)」と呼ばれます。他にも以下のような呼び名があります。

「チチウリノキ(乳瓜木)」、「モッカ(木瓜)」、「マンジュマイ(万寿瓜)」、「パウパウ」、「ポーポー」、「ママオ」、「ツリーメロン」などと呼ばれることもある。

引用元:wikipedia:パパイア

パパイアの種類・品種

  • サンライズ・ソロ・・・果肉は熟すと赤オレンジ色になります。食感がなめらかでジューシー、さっぱりしや甘味が特徴。ストロベリーパパイアとも呼ばれます。
  • カポホ・ソロ・・・果肉は濃い黄色。ハワイのカポホ地区で生産されたことかこの名が付いたらしい。糖度が高くねっとりした食感が特徴です。
  • カミヤ・・・ハワイ限定の品種で会社名の「カミヤ」が品種名になっています。
  • レインボー・・・ハワイで生産されている遺伝子組み換え品種。

パパイアの産地

主な生産国はタイ、フィリピン、メキシコ、台湾、ハワイ、ブラジル、等ですが日本に輸入されているものはフィリピンやハワイ産のものが多く出回っています。
日本では沖縄や鹿児島の離島、宮崎が主な産地になります。沖縄では個人の家庭の庭に自生しています。

パパイヤの選び方

果皮が黄色になり芳香がでてきたころが食べごろで、その頃は実に弾力が出てきます。果実に重みがあり傷や変形しているものは避けましょう。

パパイヤの食べ方

熟す前の青い果実は野菜として扱われます。炒め物やサラダ、等の惣菜に利用されます。

フルーツとして生で食べるときは、縦に半分に切り、真ん中の種を取り除き果肉をスプーン等ですくって食べます。
実と皮を放し、実の部分をサイコロのように切って食べても良いでしょう。

パパイヤに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。

※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

パパイヤ・完熟

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛 
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 86  0,5  0,2   9,5  6  210  20  11   0,2   0,1
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 40  0,02  0,04  44  50  0  2,2  0

栄養成分の詳細
パパイヤに多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

パパイヤの効能

パパイアで目立つのはビタミンCです。100g中に50mg以上含まれています。
そして完熟したものにはカロテンも480μgと豊富に含まれていますし、タンパク質分解酵素のパパイン、なども含まれています。
ビタミンCやカロテンの効能としては、美肌保持や風邪に効果を発揮します。パパインは肉や魚の消化吸収を助けます。
さらに、カルパインという抗がん活性効果がある成分がありますのでガンにも有効です。

パパイヤの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・輸入物は周年・国産は6~8月
  • 理想的な保存方法・・・完熟してないものは常温で保存(完熟したらポリ袋などに入れ冷蔵庫へ)
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・冷蔵庫で1週間

関連記事

パッションフルーツ

パッションフルーツ

パッションフルーツはトケイソウ科の果物です。
原産はアメリカ大陸の亜熱帯地域です。

和名は花が時計のように見えることから「クダモノトケイソウ(果物時計草)」と呼ばれます。
英語ではトケイソウを「passion flower 」と呼ぶことから 「passion fruit」の名がついたそうです。

果実は卵型に近い球形で、表皮は濃い紫か赤、黄色のものもあります。
果肉は黄色いゼリー状が種を包むようにして入っています。

パッションフルーツの産地

世界中の熱帯、亜熱帯地域で栽培されています。
最も多いのはブラジルです。ハワイやオーストラリア、ニュージーランド、パラグアイなどでも盛んに生産されています。
日本の生産量のトップは鹿児島県(奄美諸島・種子島・等)で、それに次いで沖縄県、熊本県、岐阜県、栃木県、長野県、東京都の小笠原などです。
岐阜県では「関むぎパッションフルーツ組合」というものを作っており、本州最大規模の露地栽培が行われています。

パッションフルーツの選び方

鮮やかな色をしているもの。香りが豊かなもの。すぐに食べるのであれば果皮にシワがあるものを選ぶようにすると良い。

パッションフルーツの食べ方・レシピ

果皮にシワがあるものは熟しています。もし無いようであれば追熟させてからのほうが甘味は増します。
生で食べるときは半分に割り、スプーンで種ごとすくうようにします。種を食べても問題ありませんが、噛み砕く必要はありません。

生食以外では香りを生かしジュースやゼリー、ジャム、ケーキ、等で利用されます。

パッションフルーツに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

パッションフルーツ果汁・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
64 0,8 0,4 16,2 5 280 4 21 0,6 0,4
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 89  0,01  0,09  86  16  0 0  0

栄養成分の詳細
パッションフルーツに多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

パッションフルーツの効能

ビタミンもミネラルも比較的豊富に含まれています。
特に目立つのはビタミンAと葉酸。ビタミンAは目に必要不可欠なロドブシンという物質を作るのに重要な働きをしています。
葉酸は「造血のビタミン」とも呼ばれ、ビタミンB12とともに新しい赤血球を正常に作り出すために重要な物質です。

パッションフルーツの保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・産地により変わりますが国産は主に初夏から夏です
  • 理想的な保存方法・・・追熟が必要なときは常温で保存します
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・追熟させたものはできるだけ早く食べるようにしましょう

関連記事

ハスカップ

hasukapu

ハスカップはスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木で実が食用となります。
スイカズラ科は16属500種くらいあり、特に北米や東アジアに多く生存しています。
和名はクロミノウグイスカグラ(黒実鶯神楽)といい、ハスカップはいう名称はアイヌ語からきているそうです。
日本では主に本州以南の高山に自生しています。

果実はブルーベリーに似ていますが、こちらは1,5cm~2,5cm位の楕円形になっています。
品種も幾つかあり、果皮が紫色や赤、黄色のものもあります。

ハスカップの産地

日本では北海道の千歳市で1970年ごろから栽培が始まったようです。
今も主に北海道で生産されています。生産量が多いのは美唄市や苫小牧市、厚真町、余市町、当麻町等です。

ハスカップの選び方

実に傷がなくつぶれていないもの。皮は濃い青紫色をしていて表面に白い粉状のもの(ブルーム)が残っているもの。

ハスカップの食べ方・レシピ

栽培されたものは品種改良されて甘味が増したものもありますが、本来酸味が強いのが特徴です。特に野生のものは甘味がほとんどありません。
生は保存が難しいのでほとんどの場合、ジャムやゼリー、果実酒、ジュース、スムージー、ムース等で利用されます。

ハスカップに含まれる栄養成分

可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一

ハスカップ・生

エネルギー    タンパク質  脂質   炭水化物  ナトリウム   カリウム  カルシウム   リン   鉄   亜鉛
 Kcal  g  g  g  mg  mg  mg  mg  mg  mg
 53  0,7  0,6  12,8  微量  190  38  25  0,6   0,1
ビタミンA    ビタミンB1   ビタミンB2  葉酸  ビタミンC   コレステロール  食物繊維  食塩相当量  
 μg  mg  mg  μg  mg  mg  g  g
 11  0,02  0,03  7  44  0  2,1  0

栄養成分の詳細
ハスカップに多く含まれる栄養成分。

 

スポンサーリンク

ハスカップの効能

ミネラルやビタミンがバランスよく含まれていることで、アイヌ人の間では「不老長寿の秘薬」とか「幻の果実」呼ばれていました。

紫色の色素はアントシアニンです。ブルーベリーにも含まれていますがハスカップのほうが多く含まれています。
これは目のために良い成分で、視力低下や目の疲れ、等に有効です。

ハスカップの旬と保存方法

  • 食べると良い時期(旬)・・・夏(北海道)
  • 理想的な保存方法・・・生の状態では実が液状化してしまうので加工したほうが良い
  • 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・生は冷凍すれば長持ちはするが早めに食べたほうがいい

関連記事