
オリーブはモクセイ科の植物。
地中海地方が原産で、地中海からアフリカ北岸にかけて自生しています。
地中海沿岸で栽培されるようになったのは紀元前16世紀頃、フェニキア人やギリシャ人、ローマ人たちにより本格的な栽培が広がったと言われます。
その後オリーブの栽培は拡大を続け、南イタリアから北イタリアまで広がっていきます。
そして、コロンブスによりついにアメリカ大陸にまで広がっていきます。
日本に伝わってきたのは横須賀だそうです。文久2年、及び慶応3年にフランスから輸入されました。
しかし栽培に成功したのは明治の頃。アメリカから輸入したものを三重県、香川県、鹿児島県で試作をして、香川県でのみ栽培に成功したそうです。
それから試験研究が行われ各地に広がっていくことになります。
オリーブの産地
オリーブは世界30カ国以上で生産されています。
主な国としてはスペイン・イタリア・ギリシャ・トルコ・シリア・モロッコ・ポルトガル・チェニジア等です。
特にスペインとイタリアは上位を争っているのですが、スペインのほうがローマ時代から生産量が多いみたいです。
スペインのカタルーニャ地方とアンダルシア地方は最大の産地です。イタリアではプーリアとカラブリアが生産量が多い地域です。
日本では小豆島と岡山県の牛窓、熊本、長崎、大分、宮崎等です。
特に小豆島は一大産地です。
オリーブオイルの選び方
光や空気にさられる酸化により味や香りが失うので産地より品質で選ぶようにしましょう。輸入物は中間業者による品質管理が十分ではないようです。
そういう意味で国内の大手製油メーカーが扱っているもののほうが管理面は安定しています。
オリーブオイルの品質は以下のようになります。
最も良質なものはエキストラバージンです。用途に応じて使い分けるようにしましょう。
- バージンオイル・・・オリーブの実を搾りこして油分だけ分離させたもの。
- エキストラバージンオイル・・・バージンオイルの中で味や風味が良く、一定の基準を満たしたもの。
- ピュアオリーブオイル・・・エキストラバージンにならなかったものを精製したり、精製したエキストラバージンを混ぜたようなもの。
オリーブオイルの使い方
エキストラバージンの使い方としてはそのまま使うのがベストです。
風味や味を楽しめるように、各種サラダやマリネ、ソテー、ソース等で利用されます。
ピュア・オリーブオイルのほうは比較的安価ということもあり、炒め物や揚げ物といった加熱するようなときに使うほうがいいでしょう。
オリーブの実の食べ方・レシピ
オリーブの実は苦味成分が多いので塩漬けにされているものが出回っています。
緑黄色をした若い実を「グリーンオリーブ」。紫黒色に熟した実を「ブラックオリーブ」と呼びます。
スライスしてサラダやオードブル、パスタ、等で利用されます。
オリーブに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
オリーブ(ピクルス)・グリーン
エネルギー |
タンパク質 |
脂質 |
炭水化物 |
ナトリウム |
カリウム |
カルシウム |
リン |
鉄 |
亜鉛 |
Kcal |
g |
g |
g |
mg |
mg |
mg |
mg |
mg |
mg |
145 |
1,0 |
15,0 |
4,5 |
1400 |
47 |
79 |
8 |
0,3 |
0,2 |
ビタミンA |
ビタミンB1 |
ビタミンB2 |
葉酸 |
ビタミンC |
コレステロール |
食物繊維 |
食塩相当量 |
μg |
mg |
mg |
μg |
mg |
mg |
g |
g |
38 |
0,01 |
0,02 |
3 |
12 |
0 |
3,3 |
3,6 |
オリーブ(ピクルス)・ライプ
エネルギー |
タンパク質 |
脂質 |
炭水化物 |
ナトリウム |
カリウム |
カルシウム |
リン |
鉄 |
亜鉛 |
Kcal |
g |
g |
g |
mg |
mg |
mg |
mg |
mg |
mg |
118 |
0,8 |
12,3 |
3,4 |
640 |
10 |
68 |
5 |
0,8 |
0,2 |
ビタミンA |
ビタミンB1 |
ビタミンB2 |
葉酸 |
ビタミンC |
コレステロール |
食物繊維 |
食塩相当量 |
μg |
mg |
mg |
μg |
mg |
mg |
g |
g |
0 |
0,05 |
0,06 |
2 |
微量 |
微量 |
2,5 |
1,6 |
オリーブ(ピクルス)・スタッフド
エネルギー |
タンパク質 |
脂質 |
炭水化物 |
ナトリウム |
カリウム |
カルシウム |
リン |
鉄 |
亜鉛 |
Kcal |
g |
g |
g |
mg |
mg |
mg |
mg |
mg |
mg |
137 |
0,8 |
14,3 |
4,2 |
2000 |
28 |
83 |
5 |
0,3 |
0,1 |
ビタミンA |
ビタミンB1 |
ビタミンB2 |
葉酸 |
ビタミンC |
コレステロール |
食物繊維 |
食塩相当量 |
μg |
mg |
mg |
μg |
mg |
mg |
g |
g |
44 |
0,01 |
0,01 |
1 |
11 |
0 |
3,7 |
5,1 |
栄養成分の詳細
オリーブに多く含まれる栄養成分。
オリーブの効能
実の方は塩漬けですからどうしてもナトリウムが多くなってしまいます。
過剰摂取は高血圧や動脈硬化、胃潰瘍等になる恐れがあります。成人では1日6g以下が目標摂取量です。
オリーブオイルには不飽和脂肪酸のオレイン酸が大量に含まれています。
これには悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やすという働きがあります。又酸化しにくい性質がありますので、生活習慣病やアンチエイジングの予防に有効とされます。
オリーブの旬とオリーブオイルの保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・小豆島では10月から11月が旬とされ実の新漬けが行われる
- オリーブオイルの理想的な保存方法・・・冷暗所で保存・(冷蔵庫でも良いが15度以下で擬固する)
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・2~3ヶ月
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