コリアンダーはセリ科の一年草です。
セリに似ており草丈は80cm程度には成長します。
20cmくらいに成長した若葉は東南アジア料理の薬味として利用されます。
独特の風味がありタイでは「パクチー」、中国では「シャンツァイ」などと呼ばれています。
種は挽いてパウダー状にしたものなどがスパイスとして利用されます。
種は葉に比べて香りが甘いのが特徴です。古くから世界各地で愛されてきたスパイスの一つです。
コリアンダーの利用法と効能・メニュー
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コリアンダーの豆知識
- 学名・・・Coriandrum sativum L
- 和名・・・コエンドロ、カメムシ草
- 別名・・・パクチー(タイ)、シャンツァイ・香草・香菜(中国)、中国パセリ、ザウムイ(ベトナム)
- 分類・・・セリ科コエンドロ科
- 原産地・・・地中海沿岸
日本の主産地
日本料理ではほとんど利用されませんが、エスニック料理店などで需要があるため国内でも生産されています。
主な産地としては静岡県、茨木県、岡山県など。
コリアンダーの利用法・効果・効能
利用する部分は葉、種、茎、根。食用の他に薬用でも利用されます。
食用としての利用
葉は別名のカメムシ草に例えられるほどの独特の香りです。
中華料理やタイ料理、ベトナム料理などに使われます。
種はホール状とパウダー状のものがあります。
カレー粉に使われたり、煮込み料理、マリネ、ピクルス用のスパイスとして利用されます。
一般的に良く見られる料理の一例としては、野菜サラダ、エスニックサラダ、生春まき、マリネ、中華粥、パスタ、和え物、等。
薬用としての利用
中国医学では全草の乾燥品である「胡荽」の性質を温、辛として生薬のひとつともしており、また、コリアンダーは「炎症を緩和する」、「気分を落ち着ける」、「体内の毒素を排泄する」等と言われているが、ヒトでの有効性に科学的で信頼のできる充分なデータは無い。
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