のびるはネギ科の多年草です。
多年草とは複数年にわたり生存する植物で、一年で枯れるものは一年草と呼びます。
北海道から沖縄まで広く分布しており、野原や土手等に群生しています。
50cm程度に育ち、根の球根と茎の白い部分を主に食用に利用されます。
同じネギ科のエシャレットやユリ科かネギ科に分類されるラッキョウにも似ています。
のびるの別名・地方名
「ねびる」、「蒜(ひる)」、「沢蒜(ぬびる)」、「キモト」、「ユビル」、「タマヒロコ」等。
のびるの選び方
葉が枯れていないもの。球根が育っているもの。しなびていなもの。変色していないもの。
のびるの食べ方・料理
エシャレットに似た辛味があります。
そのまま味噌やマヨネーズで食べてもいいですし、松前漬けでも利用されます。
他は茹でておひたしや和え物、炒め物、サラダ、天ぷら、等。
のびるに含まれる栄養成分
可食部(食べられる部分)100gに含まれている成分の数値です。
※μg(マイクログラム)は1gの10万分の一/mgは1gの千分の一
のびる・生
エネルギー | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | ナトリウム | カリウム | カルシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 |
Kcal | g | g | g | mg | mg | mg | mg | mg | mg |
65 | 3,2 | 0,2 | 15,5 | 2 | 590 | 100 | 96 | 2,6 | 1,0 |
ビタミンA | ビタミンB1 | ビタミンB2 | 葉酸 | ビタミンC | コレステロール | 食物繊維 | 食塩相当量 |
μg | mg | mg | μg | mg | mg | g | g |
67 | 0,08 | 0,22 | 110 | 60 | 0 | 6,9 | 0 |
栄養成分の詳細
のびるに多く含まれる栄養成分。
スポンサーリンク |
のびるの効能
カルシウム、食物繊維は多いほうです。
カルシウムは骨や歯を丈夫することで知られていますが、他にも、血液凝固や筋肉の収縮、神経の興奮抑制作用のほか、細胞内外のカルシウム濃度の差を利用して、細胞の機能調節をしたり、ナトリウムを排泄して血圧上昇を防ぐという働きもしています。
のびるの旬と保存方法
- 食べると良い時期(旬)・・・春から初夏
- 理想的な保存方法・・・ビニール袋に入れ冷蔵庫の野菜室へ
- 理想的な保存期間の目安(賞味期限)・・・2~3日