クランベリー

クランベリー

クランベリーはツツジ科スキノ属ツルコケモモ亜属に属する常緑低木の総称です。
主に北半球の酸性の沼地に生育しています。主産地はマサチューセッツ州、ウィスコンシン州、ニュージャージー州、カナダのブリティッシュコロンビア州などの北米。

樹高は20cm程度。地面に這うように育ちます。果実は1・2cmの赤い球状。秋が収穫期になります。
果実は生でも食べられますが、酸味が非常に強いためジャムやジュースなどに加工して食べられるのが一般的です。

クランベリーの利用法と効能・メニュー

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クランベリーの豆知識

  • 学名・・・Vaccinium microcarpum
  • 和名・・・オオミノツルコケモモ、ツルコケモモ
  • 分類・・・ツツジ科スキノ属
  • 原産地・・・北米、ヨーロッパ

日本の産地

主な産地は北アメリカ、北アジア、北ヨーロッパといった北半球です。
日本では北海道、本州北部の寒地にある高層湿原に自生しています。

クランベリーの利用法・効果・効能

薬用、食用として果実と種子が利用されます。
栄養成分としてはビタミンC、ファイトケミカル(カテキン、フラボノイド、タンニン、シュウ酸、等)、ポリフェノール類、食物繊維などが含まれています。

果実にはポリフェノールのアントシアニンが方に含まれているので目の働きを改善するような効果が期待できます。又、免疫力を高める作用もあるようです。
膀胱炎や尿道炎、尿路結石などの予防にも昔から有効だと言われますが、その根拠を保障することはできないようです。

食用としてはジャムやジュース、ゼリー、マーマレード、料理のソース等で利用されます。
良く知られているのは感謝祭で食べられる七面鳥の丸焼きに使われる「クランベリーソース」。

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クミスクチン・ネコノヒゲ

くみすくちん

クミスクチンはシソ科の多年草。園芸上では一年草扱いにすることも多いようです。
雄しべが長く伸びていることで「ネコノヒゲ」とも呼ばれています。

花は春から秋にかけて咲きます。
鉢植えや花壇、ガーデニングなどで観賞用に栽培されることも多い。
栽培するときは、水はけの良さと日当たりの良い場所に気をつけること。挿し木、株分けで増やすことができます。

 クミスクチンの効能・メニュー

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クミスクチンの豆知識

  •  学名・・・Orthosiphon aristatus
  • 和名・・・ネコノヒゲ(猫の」ひげ)
  • 別名・・・キャットウィスカー、キャッツウィスカー、ジャワティー、ネコヒゲソウ
  • 分類・・・シソ科オルトシフォン属
  • 原産地・・・熱帯アジア(インド、マレーシア、インドネシア、フィリピン、等)

オルトシフォンとは

属名の「オルトシフォン」はギリシァ語の「オルトス(真っ直ぐ)」と「シフォン(管)」。花の形に由来しているそうです。

クミスクチンの利用法・効果・効能

葉や茎を飲料用や薬用で利用されます。
利尿作用や塩素やナトリウムなどを排出することで、古くからインドネシアやマレーシアでは「腎臓のお茶」として親しまれてきました。

飲料用では「ジャワティー(Java tea)」、「クミスクチン茶」として知られています。
又、サプリメントの原料にも使われています。

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クミン

くみん

クミンとは世界的に良く利用される香辛料の一つです。
原産地はエジプト。セリ科の一年草です。

クミンの利用法と効能・メニュー

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クミンの豆知識

  • 学名・・・Cuminum cyminum
  • 和名・漢名・・・馬芹(ばきん、まきん、うまぜり)
  • ヒンズー名(インド・アジア周辺)・・・ジーラ、ジーラガム
  • 中国語・・・孜然(ズィー・ラン)
  • フランス語・・・キュマン (cumin)
  • 分類・・・セリ科クミン属
  • 原産地・・・エジプト、地中海沿岸
  • 主産地・・・インド、モロッコ、イラン、アルジェリア、シリア、トルコ、中国、イタリア、エジプト、等

 味・風味

わずかな苦味と香ばしさがある。香りは強い。カレー特有の香りで主成分はクミンアルデヒドという物質。

クミンの利用法・効果・効能

利用する部分は種です。種は長さ5・6cmの楕円形で、縦に筋が付いており、表面は細かく硬い毛で覆われています。

  • 食用・・・ミックススパイスに欠かすことができないスパイスです。インド料理、トルコ料理、モロッコ料理、スペイン料理、メキシコ料理など多くの国で利用されています。
  • 薬用・・・漢方では胃薬、アーユルヴェーダでは下痢や消化不良などによいとされます。

 南アジアや中東の料理によく用いられる。インド料理には必須のスパイスのひとつで、様々な料理を作る際に、まず始めに油に香りをつけるためにクミンシードを油で熱する。ガラムマサラやチャツネを作る際にもよく使われる。テクス・メクス料理ではチリコンカーンなどに用いられるチリパウダーに配合される。またトルコ料理、ポーランド料理、レバノン料理、モロッコ料理、スペイン料理、メキシコ料理、満洲料理でも非常によく用いられる。スープ、パン、ケーキ、ピクルス、ソーセージなどにも用いられる。漢方では胃薬として用いられる。

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クチナシ

くちなし

クチナシとはアカネ科の常緑樹です。
樹高は1~3m程。白く6つ分かれた花を咲かせます。
原産地は東アジア。日本では本州の静岡県以南、四国、九州、南西諸島の山野に自生しています。

果実が熟しても割れないことで「口無し」と呼ばれるようになったと言われています。
乾燥させたものは漢方薬の原料などに使われます。

クチナシの利用法と効能・メニュー

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クチナシの豆知識

  • 学名・・・Gardenia jasminoides
  • 和名・・・梔子、巵子、支子
  • 別名・・・ガーデニア、サンシシ
  • 分類・・・アカネ科クチナシ属
  • 原産地・・・中国、日本

品種

  • ヤエクチナシ・・・八重咲きの品種。
  • オオヤエクチナシ花弁が大きく八重咲きの品種。
  • コクチナシ・ヒメクチナシ・・・花弁が小さい品種。

クチナシの利用法・効果・効能

樹そのものは園芸用として庭木や生垣などで利用されることもあります。
果実は生薬名を「山梔子(さんしし)」と言い煎じて黄疸などに用いられるようです。

果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ、日本薬局方にも収録された生薬の一つである。煎じて黄疸などに用いられる。黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、温清飲、五淋散などの漢方方剤に使われる。

又、乾燥させた果実は黄色の着色料として、タクアンやゼリー、栗キントンといった和菓子などの食品の染色用に利用されてきました。
醗酵させたものは青色の着色料にもなるそうです。

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クマザサ

くまざさ

クマザサはイネ科の植物です。
葉の大きさは20cm以上、高さは1~2m程度です。
変種が多いのですが、クマザサは越冬するときに葉の縁が枯れて隅取りになります。若葉の頃はこの隅取りはありません。

ただ、同様の笹類をまとめてクマザサと呼ぶこともあるようです。

日本のブナ林では林床に大型のササ類が密生することが多く、これらもまとめてクマザサと言われることもある。チシマザサ Sasa kurilensis、スズタケ Sasamorpha borealis、クマイザサ Sasa senanensis、チマキザサ Sasa palmata、ミヤコザサ Sasa niponica などのクマザサと同じササ属 Sasa の笹が往々にしてクマザサ扱いされる。一般的に、多雪の日本海側ではチシマザサ、クマイザサ、チマキザサが、少雪の太平洋側ではスズタケや小型のミヤコザサがその位置を占める。

クマザサの利用法と効能・メニュー

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クマザサの豆知識

  • 学名・・・Sasa veitchii
  • 和名・・・隈笹、山白竹
  • 別名・・・ヤキバササ(焼葉笹、焼刃笹)、ヘリトリザサ(縁取笹)、熊笹
  • 分類・・・イネ科ササ属
  • 原産地・・・日本

クマザサの利用法・効果・効能

葉を食用、薬用に利用されます。

  • 食用・・・乾燥させ煎じて茶で飲用。抗菌作用があるとして笹寿司、チマキの材料として利用。
  • 薬用・・・生薬名は「淡竹葉(たんちくよう)」。効能は解熱、抗炎症、利尿、抗潰瘍、鎮静、等。

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クコ

くこ

クコはナス科の落葉低木。
日当たりが良く水気があるような河原の側や海岸、田畑の周りなどに生えています。
夏から秋にかけて薄紫色の小さな花を咲かせ、やがて直径1cm程の楕円形の赤い実を付けます。

原産地の中国では不老長寿の効果があるとして古くから利用されてきました。

クコの利用法と効能・メニュー

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クコの豆知識

  • 学名・・・Lycium chinense
  • 和名・・・枸杞
  • 別名・・・ウルフベリー
  • 分類・・・ナス科クコ属
  • 原産地・・・中国(河北省、山西省、湖北省)

クコの仲間

  • ナガバクコ(長葉枸杞)
  • 学名・・・Lycium arbarum
  • 特徴・・・葉が細長い。
  • 中国名(果実)・・・クコは「津枸杞」、ナガバクコは「寧夏枸杞」

クコの利用法・効果・効能

利用する部分は葉、根皮、実です。

食用

果実はドライフルーツや酒に漬け込んでクコ酒、薬膳の粥、スープなどに利用されます。
又、サラダやゼリー、葉は炒め物や茶などに使っても良い。アレンジすれば多くの料理に使えます。

薬用

生薬として利用されています。

  • 枸杞子(くこし)・・・クコの果実。血圧、血糖低下作用。抗脂肪肝作用など。精神強壮作用もあると言われています。
  • 地骨皮(じこっぴ)・・・クコの根皮。抗炎症作用。解熱作用など。
  • 枸杞葉(くこよう)・・・血液低下作用。ナガバクコ(長葉枸杞)

ナガバクコ(長葉枸杞)も生薬として利用されます。

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ワスレグサ・金針菜

きんしんさい

ワスレグサはユリ科の多年草です。
原産地の一つ中国では「金針」とか「忘憂草」とも呼ばれています。
日本ではカンゾウ(萱草)と呼ばれ、北海道以南のほぼ全国の山野や野原などで見られます。

花蕾を観光させたものは細長い黄金色をしているため「金針菜」とも呼ばれます。
中国では食材の他薬用としても利用されてきました。

 ワスレグサ・金針菜の利用法と効能・メニュー

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ワスレグサ・金針菜の豆知識

  • 学名・・・Hemerocallis longituba
  • 和名・・・ノカンゾウ(野萱草)
  • 別名・・・ワスレグサ、黄花菜
  • 園芸品種・・・デイリリー、ヘメロカリス
  • 分類・・・ユリ科ワスレグサ科
  • 原産地・・・東アジア、ヒマラヤ

ワスレナグサとの違い

わすれなぐさ

似た名前の植物に「ワスレナグサ」があります。
こちらはムラサキ科ワスレナグサ属の総称で全く別の植物です。

ワスレグサ・金針菜の利用法・効果・効能

利用される部分は葉、蕾、根です。
蕾を乾燥させた「金針菜」は水で戻してから中華食材とぢて主にスープで利用されます。
若葉は茹でておひたしなどで食べられます。

根は生薬として使われます。
精神安定、不眠解消などに効果があるようです。

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キャラウェイ・ヒメウイキョウ

キャラウェイ

キャラウェイとはセリ科の二年草です。
二年草とは種子から枯死までを2年の歳月を要する植物。二年草とも呼ばれます。
一年草や多年草は多いのですが二年草は極めて少ない。

草丈は40~80cm。茎の先に幾つかの枝が出ており、その先にまとまって花を咲かせます。
開花時期は5・6月。小さな白い花を咲かせます。

キャラウェイは古代から使われてきたスパイスです。
人や物を引きつける力があるとされ、惚れ薬の材料にも利用されてきたそです。

キャラウェイの効能・メニュー

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キャラウェイの豆知識

  • 学名・・・Carum carvi
  • 英名・・・Caraway
  • 和名・・・ヒメウイキョウ(姫茴香)
  • 分類・・・セリ科キャラウェイ科
  • 原産地・・・ヨーロッパ、西アジア

キャラウェイの利用法・効果・効能

香辛料として利用する部分は種です。

  • 薬用・・・種から搾った精油は健胃や腹痛、気管支炎に効果があると言われます。
  • 食用・・・パン、ケーキ、ビスケット、卵料理、チーズ、等。ドイツではリキュールとしてカクテルにも使われるそうです。

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ホウライアオカズラ-ギムネマ・シルベスタ

ホウライアオカズラ

ホウライアオカズラとは、キョウチクトウ科に属するつる性植物です。
ギムネマ・シルベスタとかギムネマなど多くの別名で呼ばれています。

特徴は葉を噛み続けると甘味を感じなくなることです。これは「ギムネマ酸」という成分を含んでいるため起こる現象です。
又、甘味に対する欲求を抑えることができるとして、古くから糖尿病の治療のハーブとして利用されてきたようです。

ホウライアオカズラの効能・メニュー

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ホウライアオカズラの豆知識

  • 学名・・・Gymnema sylvestre
  • 和名・・・蓬莱青葛、蓬莱青蔓
  • 中国名・・・武靴葉
  • 別名・・・ギムネマ、ギムネマ・シルベスタ、カウプラント、オーストラリアカウプラント、グルマリ、グルマルブーティ、グルマル、木のプロペリカ
  • 分類・・・キョウチクトウ科ギムネマ属
  • 原産地・・・インドやスリランカの熱帯林

ホウライアオカズラの利用法・効果・効能

一般的にはダイエット用のサプリメントや葉を乾燥させたお茶などが出回っています。

葉に含まれるギムネマ酸を摂取することで、甘味を感じなくなくなり、さらに甘味に対する欲求も抑えられると言われています。
又、小腸から糖の吸収抑制作用や血糖値の上昇抑制作用等があることで糖尿病の治療に効果が報告されているそうですが、ただ、効能を裏打ちするだけの明確な証拠が十分ではないようです。

ホウライアオカズラは、2千年近くにわたり糖尿病の治療用のハーブとして使用され続けているが、その効能を裏打ちするだけの明確な証拠が十分ではない。

ホウライアオカズラは、腸からの糖の吸収抑制作用、膵臓内分泌系の修復または再生機能によるインスリン濃度の増加作用、血糖値の上昇抑制作用が報告されており、糖尿病の治療効果のあることも報告されている。

引用元:wikipedia

注意点・安全性

妊娠中の人や授乳中の人、子供は使用は避けたほうが良いでしょう。
又、糖尿病治療薬を服用している場合は担当医師に相談するようにしましょう。

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キャットニップ・イヌハッカ

いぬはっか

キャットニップとはシソ科の多年草です。
英名のcatnipから「キャットニップ」とも呼ばれます。

ミントの香りが強く渋みもあります。
「ネペトリン」と呼ばれる猫の好む香り成分が含んでおり、猫が嗅ぐと陶酔状態になることから「猫が酔っ払うハーブ」とも言われます。

キャットニップの効能と利用法・メニュー

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キャットニップの豆知識

  • 学名・・・Nepeta cataria
  • 和名・・・イヌハッカ(犬薄荷)、チクマハッカ(千曲薄荷)
  • 別名・・・カラミント、キャットミント
  • 分類・・・シソ科イヌハッカ属
  • 原産地・・・ヨーロッパ、南西アジア

チクマハッカとは

日本にも帰化し、長野県筑摩群で発券されたことから「チクマハッカ(千曲薄荷)」と呼ばれます。
草丈は40~100cm。葉は三角。白い小さな花を多数咲かせます。

キャットミントとは

キャットミントの別品種で良く混同される。ネコを引きつけることはない。
花はラベンダー色。花壇などに植えられる。

キャットニップの利用法・効果・効能

葉や花、茎を利用します。

  • 薬用・・・葉と花には発汗作用があると言われます。精神安定、頭痛、消化促進効果もあるされます。
  • 食用・飲用・・・サラダ、ハーブティー、等
  • 観賞用・・・花壇、ガーデニング

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