ビタミンKの働き・効能
ビタミンKには二つの大事な役目があります。
一つは、必要に応じて血液を擬固させたり、逆に擬固を防ぐ役目です。具体的に言うと、出血した場合に血が止まる役目の助けをしたり、血管内や血栓での血液の擬固を防ぐ役目をします。
出血が起きると、血漿中に溶解しているフィブリノーゲンが不溶性のフィブリンに変化し、血液がゼラチン状になることで血液が擬個します。フィブリノーゲンがフィブリンに変化するには、トロンビンという酵素が必要です。
ビタミンKはトロンビンの全躯体であるプロトロンビンの生成に不可欠です。ビタミンKをしっかり摂取すれば、出血を伴う病気の緩和に役立ちます。
もう一つの役目は、カルシウムの代謝を助けることです。
ビタミンKが不足すると骨に十分なカルシウムが取り込まれませんから、骨がもろくなってしまいます。ビタミンKをとり続ければ、骨粗鬆症などを予防することになります。
過剰摂取と不足
大人の場合ほとんど腸内細菌でビタミンKの1日の目安量を合成しますから、特に欠乏症を心配する必要がないのですが、長期に抗生物質を飲んでいる人は腸内細菌からの供給は期待できませんから注意が必要です。そして、新生児や乳児は腸内細菌が発達していませんので補う必要があります。
ビタミンKが欠乏すると、血液擬固に時間がかかってしまいます。
過剰症は特に心配はないと思われますが、通常の50倍程摂取したときは貧血や血圧低下などがおこるようです。
1日の摂取量・摂取基準
成人男性75μg、成人女性60~65μgです。
ビタミンKの上手なとりかた
ビタミンKは、微生物により合成されますから、発酵食品の納豆に多く含まれます。緑黄色野菜や海藻にも豊富に含まれています。
脂溶性ビタミンですから、油とともにとると吸収率があがります。
ビタミンKを多く含む食材
納豆、緑黄色野菜、海藻、などに多く含まれます。そこで、ビタミンKの含有量が多い順に並べてみましたので参考にしてください。
- 納豆(50g)・・・300μg
- あしたば(50g)・・・250μg
- つるむらさき(50g)・・・175μg
- かぶの葉(50g)・・・170μg
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